今年の5月に、日本秘湯を守る会のスタンプがめでたく10個すべて貯まったので、念願の特典宿泊に行ってまいりました。
選んだのは、最初からここだと決めていた越後長野温泉「嵐渓荘」
3年前に初めて泊まった時の料理の印象がダントツによかったからね。
3年前とちょうそ同じ時期の秋が深まる少し前の訪問でした。
入り口の表札。
大正時代から続く、歴史あるたたずまいです。
この水車が、この宿のランドマークです。
そしてこの吊り橋も、この宿独特の印象的な風景になっています。
川を挟んで、吊り橋の向こう側に宿の敷地が広がっています。

敷地内にはせせらぎが流れ、水車もこのせせらぎに設置してあります。
その水路を挟むようにして建物が立っています。

水路わきにある炭焼き窯。
ここで焼いた炭を、館内で使用しています。
水路わきには卓球場もあるんです!
チェックアウトの後に、Pと45分くらい燃えました。
僕の全勝だったけど。

今回泊まる部屋はこちら。
この宿の中でも一番新しい客室の渓流館。
バストイレ付です。
秘湯スタンプの特典宿泊は一番いいお部屋+料理でもてなしてくれるみたい。
嬉しいです。
部屋の中には洗面台とは別に水屋があって、山から湧き出て来る清水が直接引いてあって飲めるようになっています。
お茶請けの「ひめさゆりの里」というおまんじゅう。
黒ゴマのおまんじゅうでした。

これはラウンジに設置してある、源泉を沸かしている窯。
宿泊客は自由に飲めるようになってます。
塩辛い源泉です。
夕食。僕らが食べたのはフルコース。
すべてのメニューがあらかじめ詳細に紙に書かれて載っています。
出てきた料理を照らし合わせながら食べるのが楽しい。
これでもかっってくらい料理が出てきます。

「前菜」
竹かごと、前方右が「みずなの実たまり漬け」
前方左が「鮎せんべい」

「竹かご」の中身は
奥から時計回りに「くるみなます」「あざみ油いため」「エシャレットほお辛味噌」「カニ入りチーズ、サーモン巻」「鰻寿司」
「地鮎塩焼き」
もちろん天然物。
焼き妻の自家製またたび塩漬けがまたうまい。
この宿の名物
「ぜんまい一本煮」
もちろん地元でとれるぜんまいです。

「ワラビおひたし柿のもと添え」
こちらも地物。
塩漬けしておいたものを銅鍋で塩出しをすると、鮮やかな緑色が出るらしい。
「鯉洗い清流仕立て」
清流の鯉で、泥臭さがまったく、本当にまったくありません。清水で洗ってあるので、歯ごたえがよく、酢味噌の味も絶妙にうまい。

僕らが頼んだ日本酒は「福顔 越後平野純米」
越後特有の淡麗辛口。
口当たり爽やかで料理の味を邪魔せずにひきたてる、越後の酒が好きです。
松茸土瓶蒸し。
松茸・鱧・ぎんなん・三つ葉が入っています。
まずは汁を味わってから、松茸にスダチをかけていただきます。
揚げものは「甘栗、海老抹茶揚げ、舞茸、鶏つみれ蓮根おかき揚げ」
お茶の葉をイガに見立てた甘栗のあげものが絶品。

「自然薯」
今年初採りの天然山芋だって!
天然のは貴重です。
最後にご飯にかけて食べました。

煮物の「穴子三色巻き、茸(さわもたし)、餡かけ、隠元、紅葉麩」
穴子が好きなので、この煮物は本当に本当においしかった。
今回のベスト1かも。
Pの分もこっそり奪って食べました。

洋皿「帆立とアボガドのテリーヌ、舞茸バター焼き」
今日の洋皿は少し地味目。
前回は伊勢海老とか出たので、ちょっとがっかり。
でもソースはしっかりとした味付けで、下手なフレンチレストランよりもおいしいよ。

これが一番のお楽しみ。
国産牛肉の石焼き。
こんなお肉と、熱く熱された石が出てきて、自分で焼きます。

サッと石で火を通して、タレにつけて食べる。
肉厚のお肉がサイコーに旨い~。
白いご飯が欲しかった~。

締めの食事は「栗ご飯」「きのこ汁」
きのこ汁の具材も凝っていて、なら茸とあまんだれという茸のほかに、油揚げ団子がはいってました。

栗たっぷりの栗ご飯には、先ほどの自然薯をかけて食す。

水菓子の「特製薩摩芋プリン、ブドウ、メロン」
この特製薩摩芋プリン、びっくりするおいしさでした。
もちろん板さんの自家製らしい。
本職のパティシエなわけでもないのに、デザートも含め、料理全般のセンスが優れているんだなぁ。
感動しました。
「嵐渓荘」の食事は、いつ来ても、満足度が高い。
今まで宿泊してきた宿の食事の中でも、疑いのないトップです。
こちらは貸切露天風呂の脱衣所。
「石の湯」と「山の湯」が選べて、一組に付き30分の貸し切りが出来ます。
前回宿泊時は、閑散期だったので、どっちの露天風呂も入り放題だったけど、今回は一カ所一回のみ。

僕らは「石の湯」を選びました。
内風呂は普通なんだけど、
露天風呂が面白いの。
水深が1.5メートルくらいあって、潜って遊べる。
水の中ででんぐり返ししたり、Pを沈めたりして遊んだ。

露天風呂からの風景。
結構吊り橋からは丸見えです。

貸切露天風呂の前には湯上り所があって、マッサージ機や本棚が置いてあってくつろげるようになっています。

こちらは朝食。
夜に比べて品数はそれほど多くなく、いたってシンプルですが、味付けはばっちりです。

ご飯のおひつも用意されているのですが、茶碗には温泉で炊いたお粥がまずよそわれています。
ゴマの味とあわさって、朝の口の中にしみわたって行きました。
越後長野温泉「嵐渓荘」(5点満点)
夕食 ★★★★★+★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★
接客 ★★★★
部屋 ★★★★
雰囲気 ★★★★★
選んだのは、最初からここだと決めていた越後長野温泉「嵐渓荘」
3年前に初めて泊まった時の料理の印象がダントツによかったからね。
3年前とちょうそ同じ時期の秋が深まる少し前の訪問でした。






敷地内にはせせらぎが流れ、水車もこのせせらぎに設置してあります。


水路わきにある炭焼き窯。
ここで焼いた炭を、館内で使用しています。

チェックアウトの後に、Pと45分くらい燃えました。
僕の全勝だったけど。

今回泊まる部屋はこちら。
この宿の中でも一番新しい客室の渓流館。
バストイレ付です。
秘湯スタンプの特典宿泊は一番いいお部屋+料理でもてなしてくれるみたい。
嬉しいです。


黒ゴマのおまんじゅうでした。

これはラウンジに設置してある、源泉を沸かしている窯。
宿泊客は自由に飲めるようになってます。
塩辛い源泉です。

すべてのメニューがあらかじめ詳細に紙に書かれて載っています。
出てきた料理を照らし合わせながら食べるのが楽しい。
これでもかっってくらい料理が出てきます。

「前菜」
竹かごと、前方右が「みずなの実たまり漬け」
前方左が「鮎せんべい」

「竹かご」の中身は
奥から時計回りに「くるみなます」「あざみ油いため」「エシャレットほお辛味噌」「カニ入りチーズ、サーモン巻」「鰻寿司」

もちろん天然物。
焼き妻の自家製またたび塩漬けがまたうまい。

「ぜんまい一本煮」
もちろん地元でとれるぜんまいです。

「ワラビおひたし柿のもと添え」
こちらも地物。
塩漬けしておいたものを銅鍋で塩出しをすると、鮮やかな緑色が出るらしい。

清流の鯉で、泥臭さがまったく、本当にまったくありません。清水で洗ってあるので、歯ごたえがよく、酢味噌の味も絶妙にうまい。

僕らが頼んだ日本酒は「福顔 越後平野純米」
越後特有の淡麗辛口。
口当たり爽やかで料理の味を邪魔せずにひきたてる、越後の酒が好きです。

松茸・鱧・ぎんなん・三つ葉が入っています。
まずは汁を味わってから、松茸にスダチをかけていただきます。

お茶の葉をイガに見立てた甘栗のあげものが絶品。

「自然薯」
今年初採りの天然山芋だって!
天然のは貴重です。
最後にご飯にかけて食べました。

煮物の「穴子三色巻き、茸(さわもたし)、餡かけ、隠元、紅葉麩」
穴子が好きなので、この煮物は本当に本当においしかった。
今回のベスト1かも。
Pの分もこっそり奪って食べました。

洋皿「帆立とアボガドのテリーヌ、舞茸バター焼き」
今日の洋皿は少し地味目。
前回は伊勢海老とか出たので、ちょっとがっかり。
でもソースはしっかりとした味付けで、下手なフレンチレストランよりもおいしいよ。

これが一番のお楽しみ。
国産牛肉の石焼き。
こんなお肉と、熱く熱された石が出てきて、自分で焼きます。

サッと石で火を通して、タレにつけて食べる。
肉厚のお肉がサイコーに旨い~。
白いご飯が欲しかった~。

締めの食事は「栗ご飯」「きのこ汁」
きのこ汁の具材も凝っていて、なら茸とあまんだれという茸のほかに、油揚げ団子がはいってました。

栗たっぷりの栗ご飯には、先ほどの自然薯をかけて食す。

水菓子の「特製薩摩芋プリン、ブドウ、メロン」
この特製薩摩芋プリン、びっくりするおいしさでした。
もちろん板さんの自家製らしい。
本職のパティシエなわけでもないのに、デザートも含め、料理全般のセンスが優れているんだなぁ。
感動しました。
「嵐渓荘」の食事は、いつ来ても、満足度が高い。
今まで宿泊してきた宿の食事の中でも、疑いのないトップです。

「石の湯」と「山の湯」が選べて、一組に付き30分の貸し切りが出来ます。
前回宿泊時は、閑散期だったので、どっちの露天風呂も入り放題だったけど、今回は一カ所一回のみ。

僕らは「石の湯」を選びました。
内風呂は普通なんだけど、


水の中ででんぐり返ししたり、Pを沈めたりして遊んだ。

露天風呂からの風景。
結構吊り橋からは丸見えです。

貸切露天風呂の前には湯上り所があって、マッサージ機や本棚が置いてあってくつろげるようになっています。

こちらは朝食。
夜に比べて品数はそれほど多くなく、いたってシンプルですが、味付けはばっちりです。

ご飯のおひつも用意されているのですが、茶碗には温泉で炊いたお粥がまずよそわれています。
ゴマの味とあわさって、朝の口の中にしみわたって行きました。
越後長野温泉「嵐渓荘」(5点満点)
夕食 ★★★★★+★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★
接客 ★★★★
部屋 ★★★★
雰囲気 ★★★★★
スポンサーサイト
2009.11.17 10:37 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(2) |

新高湯温泉「吾妻屋旅館」

車で本当に上がれるのか!?ってくらい急なんだもん。

一番眺めのいい角部屋に通される。
なんと今日の宿泊客は僕らだけだって!

秘湯だけあって、大自然の中に露天風呂がたくさんあります。
今まで泊まった秘湯の中でも、山奥度ではかなり上位に来てます。
これはメインの露天風呂。
基本混浴だけど、女性専用時間帯アリ。

これは滝見風呂。
本当に滝壺のすぐ横に露天風呂があります。
屋根もないし、丸見えなんだけど、今日は貸し切りだから、Pもゆっくり入れた。

旅館の建物の玄関先にある足湯。
そういえば、この足湯はつからなかったなぁ。

大木の切り株に穴を空けた切り株風呂。
一人用です。
ここのお湯に入りながら、下界を見渡せます。

こちらも切り株を掘り抜いたお風呂。
「根っこ風呂」って言うんだって。

脱衣所に張ってあった面白い張り紙。
「リメンバー・ザ・江頭2:50 トルコでの醜態」って・・・。
しかも代表の名前は「ソモサン・セッパ」
ユーモアあふれるこの方はいったい誰だったのか。
まさか宿屋のオヤジ?

こちらは内風呂。
総檜でかなり気持ちいい!
しかも源泉100%。

お食事はこのような感じでした。
前菜の山菜料理いろいろ。

米沢牛とイワナのお刺身に、山形と言えばお蕎麦、そしてイワナの塩焼き。
秘湯旅館の定番料理です。

米沢牛のステーキ!
秘湯では意外と地元牛のステーキを出すところが多いんだよね。
その中でも、こちらは米沢牛です。
特別このステーキが付いたプランを予約したのだ。
焼きたてがジュウジュウいいながら出てきて、おもわず拍手。
ああ、柔らかで、でも肉の味がして、うまかった、この肉。

一緒に頼んだ日本酒。
最近、新潟山形では猫も杓子も「直江兼続」もしくは「愛」です(笑)

そしてこちらが、秘湯を守る会でのみ飲むことが出来る秘湯ビールです。
エールビールっぽいフルーティーさがありました。
醸造元を見ると・・・秋田の田沢湖でした。
あれ、あそこのビール飲んだことある(笑)

ここは女性専用露天風呂なんだけど、朝の時間帯のも男性入浴可能。
険しい階段をおりていくと、

そこには大きな岩に覆われた、隠れ家感満点の露天風呂が。
お湯はぬるめでゆっくり入っていられるし、気に入りました、このお風呂。
「大岩たぬき風呂」と言うらしい。
二昔前まで大岩の間にタヌキの住まいがあって、引っ越されたのを機に露天風呂にしてしまったんだって!

別に珍しくもないけれど、基本はしっかり押さえてあって、いつも通り、朝から食べ過ぎました。
旅館に来ると、最低3杯はおかわりするね、ご飯。
この宿、総じて食事がすごく美味しかったです。
派手な料理、個性的な料理はなかったけれど、味付けがとてもうまい。
濃すぎず、薄すぎず、もちろん化学調味料の味もせず、ちょうどいい塩梅なんです。
食事の美味しい宿って、やっぱりポイント高いです。
そしてやはり秘湯気分たっぷりのたくさんの露天風呂は素晴らしい。
「秘湯を守る会」宿めぐりのラストにふさわしい、山奥の一軒宿でした。
新高湯温泉「吾妻屋旅館」
夕食 ★★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★
2009.07.18 15:44 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
秘湯を守る会8軒目の宿は、鶴岡市にある湯田川温泉の湯どの庵。
この宿は以前にも一度宿泊したことがあるのだが、まさかこの宿が秘湯を守る会会員の宿だとは意外だった。
とてもモダンで、ひなびた秘湯のイメージとは全く違っていたから。
チェックインの時に喫茶スペースでハーブティーを飲みながら、宿の方に宿の説明を聞くだけで、あとはチェックアウトまであえて客に干渉しない。
客室も多くないし、客室から景色は見えないが、隠れ家的な雰囲気でよい。
景色が見たければ、館内の至る所にステキな椅子が置いてあって、そこから中庭を眺めることが出来るようになっている。
ゆっくりプライベートなゆっくりとした時間を楽しみたい人にはベストな宿である。
浴場は石風呂と檜風呂で男女時間で交代。
どちらの浴室も派手さはないが、モダンな、かつ和風な落ち着ける雰囲気で気に入っている。
さらにこの前来たときはなかった露天風呂の完成していた。
鶴岡名物の孟宗竹にかっ込まれた空間は、非常に落ち着いていて気持ちがいい。

宿の入り口。
目立つことなく、ちょこんとあんどんに名前が記されている。

部屋はすべてベッドタイプ。
でも靴は部屋先で脱ぐので、くつろげます。

ちゃんと小さな座敷スペースもある。
部屋には床暖房が効いていて暖かい。

アメニティには手作りの石けんや、手作りのハーブティーのティーバッグなどが置いてあって、ナチュラルな雰囲気。

食事は別に用意されたダイニングでいただく。
基本的に地のものがメインで、味付けも繊細。
これは前菜のタラのすり身のお吸い物。
う、うまい!感動した。

お造りが林檎の器に入っている。
お作りは新鮮で肉厚。
さらにこの器の林檎が目茶苦茶うまかった!
器まで全部完食。

ブリの照り焼き。
この他にどんがら汁(タラの味噌汁)とたっぷりのタラコの醤油漬け付きの庄内米はえぬきが出てきて、もうこのあたりでお腹はいっぱい。

しかし最後のとどめで庄内牛のワイン煮まで出てきた。
残念ながら食べきれなかった・・・屈辱。
さらに最後に抹茶の水ようかんと、だだ茶豆のアイスがデザートとして出てきた。
どの料理も、すごく美味しかった。

夜の中庭。
1月だったので、雪がしんしんと降り積もっていました。

こちらは朝食。
シンプルだけど、ご飯が進みすぎます。
久々にご飯3杯おかわりしちゃった!
総じてこの宿、すべてにおいてかなり高ポイントです!
湯田川温泉「湯どの庵」
夕食 ★★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★★
部屋 ★★★★
雰囲気 ★★★★★
この宿は以前にも一度宿泊したことがあるのだが、まさかこの宿が秘湯を守る会会員の宿だとは意外だった。
とてもモダンで、ひなびた秘湯のイメージとは全く違っていたから。
チェックインの時に喫茶スペースでハーブティーを飲みながら、宿の方に宿の説明を聞くだけで、あとはチェックアウトまであえて客に干渉しない。
客室も多くないし、客室から景色は見えないが、隠れ家的な雰囲気でよい。
景色が見たければ、館内の至る所にステキな椅子が置いてあって、そこから中庭を眺めることが出来るようになっている。
ゆっくりプライベートなゆっくりとした時間を楽しみたい人にはベストな宿である。
浴場は石風呂と檜風呂で男女時間で交代。
どちらの浴室も派手さはないが、モダンな、かつ和風な落ち着ける雰囲気で気に入っている。
さらにこの前来たときはなかった露天風呂の完成していた。
鶴岡名物の孟宗竹にかっ込まれた空間は、非常に落ち着いていて気持ちがいい。

宿の入り口。
目立つことなく、ちょこんとあんどんに名前が記されている。

部屋はすべてベッドタイプ。
でも靴は部屋先で脱ぐので、くつろげます。

ちゃんと小さな座敷スペースもある。
部屋には床暖房が効いていて暖かい。

アメニティには手作りの石けんや、手作りのハーブティーのティーバッグなどが置いてあって、ナチュラルな雰囲気。

食事は別に用意されたダイニングでいただく。
基本的に地のものがメインで、味付けも繊細。
これは前菜のタラのすり身のお吸い物。
う、うまい!感動した。

お造りが林檎の器に入っている。
お作りは新鮮で肉厚。
さらにこの器の林檎が目茶苦茶うまかった!
器まで全部完食。

ブリの照り焼き。
この他にどんがら汁(タラの味噌汁)とたっぷりのタラコの醤油漬け付きの庄内米はえぬきが出てきて、もうこのあたりでお腹はいっぱい。

しかし最後のとどめで庄内牛のワイン煮まで出てきた。
残念ながら食べきれなかった・・・屈辱。
さらに最後に抹茶の水ようかんと、だだ茶豆のアイスがデザートとして出てきた。
どの料理も、すごく美味しかった。

夜の中庭。
1月だったので、雪がしんしんと降り積もっていました。

こちらは朝食。
シンプルだけど、ご飯が進みすぎます。
久々にご飯3杯おかわりしちゃった!
総じてこの宿、すべてにおいてかなり高ポイントです!
湯田川温泉「湯どの庵」
夕食 ★★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★★
部屋 ★★★★
雰囲気 ★★★★★
2009.07.12 13:54 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
秘湯を守る会7軒目の宿は、群馬県にある沢渡温泉まるほん旅館。
前橋市内でコンサートがあったので、前橋に近い群馬県内の秘湯で、手頃なところという条件で選んだ宿です。
消去法だったし、ブログでの評判もそれほど良くない記事が多かったので、正直期待はしていなかった。が、それは大きな間違いでした。

高速を使って群馬へ。
昼食は水上にある某焼きカレーの店。
あまりに平凡な味で、ひじょーにびみょーな結果に終わりました・・・。
しかもお高い。
これが有名店だなんて・・・。
ガイドブックを見て選んだ自分に後悔。

昼食後、水上道の駅で遊ぶ。
一本の杉の木を切り抜いたすごく長い足湯がありました。

「水産学習館」
この近辺の淡水魚が展示されているミニ水族館でした。

ナマズ君。

本日のお宿、まるほん旅館に到着。

夕食はこんな感じ。食事どころはなんの風情もない食堂みたいな部屋でテーブルに用意されているんだけれど、でも食事そのものはとても美味しいものだった。

期待以上の質と量。

こちらが朝食。
この旅館、とても風情のある混浴の浴場がありました。
まるで「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のような。
とにかくその内風呂の雰囲気が最高!
宿の外観からは想像がつかないけれど、内風呂の建物だけはつげ義春の漫画そのものって感じの、ひなびた木造のいい雰囲気の建物なのだ。
しかも混浴。
その日は僕の他に40代男性と30代女性とみられるカップルと浴場ではちあい、目のやり場に困った。
あんまり美しい身体ではなかったので、視界に入れたくなかっただけなんだけどね(笑)館内は清潔だし、眺望は望めないものの、無料の貸し切り露天風呂や家族風呂もあるし、かなり気に入った宿でした。
風呂もいいし、食事もおいしかったし、ここの宿はオススメできますよ。
沢渡温泉「まるほん旅館」
夕食 ★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★

帰りは榛名湖半をドライブ。

榛名山山頂からの眺め。

帰りは何年かぶりに伊香保温泉街にも寄りました。

石段の途中に、たこ焼きやさんがありました。

観光地にしてはめずらしく、異常なまでにおいしいたこ焼きだったなあ。

さらに石段のつきあたり付近に、おまんじゅう屋さんがありました。

これがまたすんごくうまい!
出来立てを出してくれるんだけど、僕の饅頭人生の中でも、トップクラスのおいしさでした!

石段の最上部。

一番上にあった神社。

歩き疲れた足を、無料の足湯で癒しました。

この日の昼食は水沢うどん。
お店がたくさん建ち並んでいて迷ったんだけど、その中からつゆが4種類ついているという松嶋屋へ。

ゴマ、しょうゆ、山菜・なめこの3種類のタレで食べられます。
日本3大うどんに数えられるというこのうどん。
のどごしがよくて、弾力もあって、美味しかったです、オススメ!

うどん屋街の中間あたりにある水沢神社にも寄りました。
とても広い境内&立派なお社で、観光客もたくさん!

水沢神社境内にある美術館内に置かれていたガンダムの木彫!
めちゃくちゃ熱心に観ていたら、係員の人に「お好きなんですか?」って話しかけられちゃった。
はい、ガンダム好きです。
これ、何十万円もするらしい。

最後に寄った吹割の滝。
こちらも10年ぶりくらいかな。
今回は水量が多くてとても迫力があった。
1時間くらい滝の周りを散歩したのだが、久々の森林浴は気持ちが良かったです。
前橋市内でコンサートがあったので、前橋に近い群馬県内の秘湯で、手頃なところという条件で選んだ宿です。
消去法だったし、ブログでの評判もそれほど良くない記事が多かったので、正直期待はしていなかった。が、それは大きな間違いでした。

高速を使って群馬へ。
昼食は水上にある某焼きカレーの店。
あまりに平凡な味で、ひじょーにびみょーな結果に終わりました・・・。
しかもお高い。
これが有名店だなんて・・・。
ガイドブックを見て選んだ自分に後悔。

昼食後、水上道の駅で遊ぶ。
一本の杉の木を切り抜いたすごく長い足湯がありました。

「水産学習館」
この近辺の淡水魚が展示されているミニ水族館でした。

ナマズ君。

本日のお宿、まるほん旅館に到着。

夕食はこんな感じ。食事どころはなんの風情もない食堂みたいな部屋でテーブルに用意されているんだけれど、でも食事そのものはとても美味しいものだった。

期待以上の質と量。

こちらが朝食。
この旅館、とても風情のある混浴の浴場がありました。
まるで「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のような。
とにかくその内風呂の雰囲気が最高!
宿の外観からは想像がつかないけれど、内風呂の建物だけはつげ義春の漫画そのものって感じの、ひなびた木造のいい雰囲気の建物なのだ。
しかも混浴。
その日は僕の他に40代男性と30代女性とみられるカップルと浴場ではちあい、目のやり場に困った。
あんまり美しい身体ではなかったので、視界に入れたくなかっただけなんだけどね(笑)館内は清潔だし、眺望は望めないものの、無料の貸し切り露天風呂や家族風呂もあるし、かなり気に入った宿でした。
風呂もいいし、食事もおいしかったし、ここの宿はオススメできますよ。
沢渡温泉「まるほん旅館」
夕食 ★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★

帰りは榛名湖半をドライブ。

榛名山山頂からの眺め。

帰りは何年かぶりに伊香保温泉街にも寄りました。

石段の途中に、たこ焼きやさんがありました。

観光地にしてはめずらしく、異常なまでにおいしいたこ焼きだったなあ。

さらに石段のつきあたり付近に、おまんじゅう屋さんがありました。

これがまたすんごくうまい!
出来立てを出してくれるんだけど、僕の饅頭人生の中でも、トップクラスのおいしさでした!

石段の最上部。

一番上にあった神社。

歩き疲れた足を、無料の足湯で癒しました。

この日の昼食は水沢うどん。
お店がたくさん建ち並んでいて迷ったんだけど、その中からつゆが4種類ついているという松嶋屋へ。

ゴマ、しょうゆ、山菜・なめこの3種類のタレで食べられます。
日本3大うどんに数えられるというこのうどん。
のどごしがよくて、弾力もあって、美味しかったです、オススメ!

うどん屋街の中間あたりにある水沢神社にも寄りました。
とても広い境内&立派なお社で、観光客もたくさん!

水沢神社境内にある美術館内に置かれていたガンダムの木彫!
めちゃくちゃ熱心に観ていたら、係員の人に「お好きなんですか?」って話しかけられちゃった。
はい、ガンダム好きです。
これ、何十万円もするらしい。

最後に寄った吹割の滝。
こちらも10年ぶりくらいかな。
今回は水量が多くてとても迫力があった。
1時間くらい滝の周りを散歩したのだが、久々の森林浴は気持ちが良かったです。
2009.04.26 15:13 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
秘湯を守る会、9軒目の宿です。
新潟県塩沢町にあります「大沢館」
・極上のコシヒカリを、釜で炊いて出してくれる。
・宿じゅうに無料のおやつがおいてある。
というのがウリで、旅番組でもよく紹介され、予約の取りにくい宿です。
僕は4ヶ月前から予約してました。

趣のある門構えだなぁ。

玄関をくぐる前に、いきなり「焼き芋」がお出迎えだ!

お部屋においてあったお茶菓子。

親切なことに、胃腸薬の和漢方薬までおいてあったよ。

アメニティの中には体をこするヘチマと軽石が!
こんなに初めて。
ポイント高し。

それではおやつ探しの旅に出発。
まずは玄関脇においてある巨大な石の桶の中に、林檎とデコポンが冷やしてあった。
隣に包丁とまな板、お皿が置いてあって、自由に切って食べられる。
林檎剥きならプロの僕に任せておけ。

果物の隣には、ちまきときな粉がおいてあるよ。

玄関の横には囲炉裏のお部屋があった。
ここで自由にくつろげる。

囲炉裏の隣にはお餅が置いてあって、囲炉裏で焼いて食べられるようになっている。

さらにはおにぎりとお味噌まで置いてあって、焼きおにぎりを作ることも出来る。
炭火でこんがり。

おやつはまだまだ続く。
露天風呂へ向かう渡り廊下の手前には、甘酒のサービス。

そしてその隣には、巨大な岩をくりぬいた桶の中にお湯が張ってあって、その中に蒟蒻が。
横に田楽味噌が置いてあるので、蒟蒻をすくって、味噌をつけて田楽で食べます。

さらにさらに、露天風呂へ向かう渡り廊下の途中には、アイスクリームの冷凍庫が置いてあって、好きなアイスが取り放題!
ホームランバーや、桃太郎もあったよ。

おやつではありませんが、廊下のいたるところには、こんなふうにタバコが置いてあって、自由に吸えるようになっている。
僕は喫煙しないので関係ないけどね。

翌朝は珈琲のセルフサービスコーナーまで出来ていた。
もう、おやつだけでおなかいっぱい!

露天風呂はこんな感じ。
脱衣所からすでにオープンエアーで、すごい開放感。

露天風呂へ向かう渡り廊下からの景色。
1日目は天候も穏やかで、巻機山へ夕日が反射する景色が美しく見えた。

が、一転、翌朝は荒れ模様に。
前日と同じアングルからの景色です。

さて、夕食。落第点です。
ボリュームはそこそこだけど、味付けも平凡で、印象に残る料理がひとつもなし。
「素朴」ってことと「おいしい」ってことは両立するけど、ここの料理は「素朴」で「まずくはないけどおいしくもない」
料理にセンスやもてなしの心を感じられない。
同じ料理人として、それだけはわかります。

そしてここの名物、薪釜で炊いた魚沼コシヒカリ。
が、最悪・・・。
お米はそれなりなのかも知れないけれど、炊き方が最悪。
ぜんぜん米がたっていないし、米の味をつぶしています。
仮にも米百姓の僕には、痛いほどわかるよ。
こんな炊飯しか出来ないのなら、いっそのこと炊飯器で炊いてしまえ!
ここの宿を紹介したブログで、「米をたくプロの方が居なくなったのか、ある日突然米がまずくなった」って書いてあったのを読んで、覚悟はしていたけど、ここまでとは。
びっくりしました、魚沼コシヒカリの名が泣くよ。

夕食のときに頼んだ、八海山純米吟醸。
こちらの米汁はおいしかったです!
さらに、夕食中にこの宿の主人が、八海山の原酒の一升瓶をもちながら各テーブルをまわって、振舞ってくれた。
夕食や米の味には不満があったが、このおもてなしはとても嬉しかったし、さりげなく各テーブルをまわる朴訥としたご主人の人柄も気に入りました。

朝食です。
昨日の夕食に続いて、朝食もイマイチ。
総じてこの宿、とても不思議な印象を残した宿でした。
いいところと悪いところがこんがらがって、印象をあいまいにしているというか・・・。
最高レベルの趣のあるたたずまいや館内に、ろくに教育もされていないような粗雑な接客のおばちゃん従業員がいたり、館内じゅうにおもてなしの食べ物が置いてあってそれがおいしかったり、でも夕朝食は決しておいしくなかったり、ご主人がいい味だしてて好印象だったり。
泊まってとてもよかったけれど、リピートまではしないだろう。
大沢山温泉「大沢館」
夕食 ★★
朝食 ★★
風呂 ★★★★
接客 ★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
新潟県塩沢町にあります「大沢館」
・極上のコシヒカリを、釜で炊いて出してくれる。
・宿じゅうに無料のおやつがおいてある。
というのがウリで、旅番組でもよく紹介され、予約の取りにくい宿です。
僕は4ヶ月前から予約してました。

趣のある門構えだなぁ。

玄関をくぐる前に、いきなり「焼き芋」がお出迎えだ!

お部屋においてあったお茶菓子。

親切なことに、胃腸薬の和漢方薬までおいてあったよ。

アメニティの中には体をこするヘチマと軽石が!
こんなに初めて。
ポイント高し。

それではおやつ探しの旅に出発。
まずは玄関脇においてある巨大な石の桶の中に、林檎とデコポンが冷やしてあった。
隣に包丁とまな板、お皿が置いてあって、自由に切って食べられる。
林檎剥きならプロの僕に任せておけ。

果物の隣には、ちまきときな粉がおいてあるよ。

玄関の横には囲炉裏のお部屋があった。
ここで自由にくつろげる。

囲炉裏の隣にはお餅が置いてあって、囲炉裏で焼いて食べられるようになっている。

さらにはおにぎりとお味噌まで置いてあって、焼きおにぎりを作ることも出来る。
炭火でこんがり。

おやつはまだまだ続く。
露天風呂へ向かう渡り廊下の手前には、甘酒のサービス。

そしてその隣には、巨大な岩をくりぬいた桶の中にお湯が張ってあって、その中に蒟蒻が。
横に田楽味噌が置いてあるので、蒟蒻をすくって、味噌をつけて田楽で食べます。

さらにさらに、露天風呂へ向かう渡り廊下の途中には、アイスクリームの冷凍庫が置いてあって、好きなアイスが取り放題!
ホームランバーや、桃太郎もあったよ。

おやつではありませんが、廊下のいたるところには、こんなふうにタバコが置いてあって、自由に吸えるようになっている。
僕は喫煙しないので関係ないけどね。

翌朝は珈琲のセルフサービスコーナーまで出来ていた。
もう、おやつだけでおなかいっぱい!

露天風呂はこんな感じ。
脱衣所からすでにオープンエアーで、すごい開放感。

露天風呂へ向かう渡り廊下からの景色。
1日目は天候も穏やかで、巻機山へ夕日が反射する景色が美しく見えた。

が、一転、翌朝は荒れ模様に。
前日と同じアングルからの景色です。

さて、夕食。落第点です。
ボリュームはそこそこだけど、味付けも平凡で、印象に残る料理がひとつもなし。
「素朴」ってことと「おいしい」ってことは両立するけど、ここの料理は「素朴」で「まずくはないけどおいしくもない」
料理にセンスやもてなしの心を感じられない。
同じ料理人として、それだけはわかります。

そしてここの名物、薪釜で炊いた魚沼コシヒカリ。
が、最悪・・・。
お米はそれなりなのかも知れないけれど、炊き方が最悪。
ぜんぜん米がたっていないし、米の味をつぶしています。
仮にも米百姓の僕には、痛いほどわかるよ。
こんな炊飯しか出来ないのなら、いっそのこと炊飯器で炊いてしまえ!
ここの宿を紹介したブログで、「米をたくプロの方が居なくなったのか、ある日突然米がまずくなった」って書いてあったのを読んで、覚悟はしていたけど、ここまでとは。
びっくりしました、魚沼コシヒカリの名が泣くよ。

夕食のときに頼んだ、八海山純米吟醸。
こちらの米汁はおいしかったです!
さらに、夕食中にこの宿の主人が、八海山の原酒の一升瓶をもちながら各テーブルをまわって、振舞ってくれた。
夕食や米の味には不満があったが、このおもてなしはとても嬉しかったし、さりげなく各テーブルをまわる朴訥としたご主人の人柄も気に入りました。

朝食です。
昨日の夕食に続いて、朝食もイマイチ。
総じてこの宿、とても不思議な印象を残した宿でした。
いいところと悪いところがこんがらがって、印象をあいまいにしているというか・・・。
最高レベルの趣のあるたたずまいや館内に、ろくに教育もされていないような粗雑な接客のおばちゃん従業員がいたり、館内じゅうにおもてなしの食べ物が置いてあってそれがおいしかったり、でも夕朝食は決しておいしくなかったり、ご主人がいい味だしてて好印象だったり。
泊まってとてもよかったけれど、リピートまではしないだろう。
大沢山温泉「大沢館」
夕食 ★★
朝食 ★★
風呂 ★★★★
接客 ★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
2009.04.15 18:07 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
8月に入って最初の週末、Pと秘湯に出かけた。
今回の宿は、小出の山奥にあります「駒ノ湯温泉駒ノ湯山荘」
新潟市内を10時ころクルマで出発し、下道でのんびりと向かう。
途中、燕によって、ものすごく久々に有名な杭州飯店のラーメンを食す。
いわゆる燕三条系の元祖とも言えるこのラーメン。
新潟の人なら知っていると思うけど、豚の背脂たっぷりな見た目の割には、煮干しが効いた醤油スープで、驚くほどあっさりしている。
きしめんみたいな極太ラーメンがそれによく絡んで、本当においしい。
たまに食べたくなる味だ。
杭州飯店ラーメン

途中休憩した栃尾の道の駅では、名物の栃尾のあぶらげを食す。
まさにそこで揚げられていた揚げたてのあぶらげは、油揚げが苦手なPでも「おいしい!」と言って食べるほど。
名物にうまいものありだよ、新潟は。
名物栃尾のあぶらげ

ゆっくりとドライブをしながらようやく1400、目的地の駒ノ湯山荘にたどり着く。
小出の大湯温泉街からさほど離れてはいない。
そこから少し山奥にクルマを走らせただけなのに、まわりには何もない一軒宿。
まさに秘湯。
これこそが秘湯。
僕が今までに泊まったことのある宿の中で、秘湯度ナンバーワンであった。
当然のごとく、ケータイは圏外。
さらに宿には電気が来ていない。
基本的に明かりはランプ。
自家発電の明かりもあるのだが、それもわずかで、ドライヤーなどの電化製品は使えないし、ケータイの充電も出来ない。
当然テレビもないし、エアコンなどなく暑い。
部屋に蚊取り線香が置いてある。
炊かないと蚊にやられる。
トイレは共同。
何かと不便である。
しかし、しかし、温泉はいい!
冷泉で、半分水風呂なのだが、何時間も入っていられるし、寒くなったら隣にわかしてある湯船もあるので、交互にはいるのがいい。
長い間冷泉につかっていると、身体から発砲してくる。
全身に細かい空気の粒がまとわりつき、炭酸水の中にいるみたいだ。
これがまた何とも言えずに気持ちがいい。
風呂は貸し切り露天風呂が二カ所、混浴露天風呂が一カ所、男女別の内湯が一カ所ずつあるのだが、人気はやはり貸し切り露天風呂だ。
貸し切りとはいえ、二カ所とも混浴露天風呂並の広さがあり、内湯よりは明らかに広い。
しかも時間制限はないので、いくらでもゆっくりできる。
僕らが行ったのは平日の金曜日だったのだが、さすがに真夏のシーズン。
宿泊客は多かった。
それでも貸し切り露天風呂には都合4回はいることが出来ました。
一番眺めがいいのは、渓谷に面した混浴露天風呂だ。
渓谷の真ん前で、さわやかなせせらぎと、谷間の緑を眺めながら入ることが出来る。
あいにく混浴なので、Pは遠慮していたのだが、ラッキーなことにふたりで入るチャンスがあった。
通常10時のチェックアウト後も、宿の温泉には自由にはいってもいいらしい。
外来入浴も受け付けているのだが、受付は12時から。
つまり10時から12時の間は、宿泊客さえいなければ、混浴露天風呂を貸し切りに出来る。
10時にチェックアウトした後、僕らは渓谷を眺めながら11時半まで風呂につかった。
本当にぬるいので、何時間でもふやけずに入っていられる。
気持ちよかった~。
貸し切り露天風呂

混浴露天風呂

混浴露天風呂からのながめ

まあ、この温度では夏場は気持ちいいけれども、秋口になると多少凍えることだろう。
この宿自体、冬季は閉鎖されるそうで、まさに真夏限定の楽しみだった。
この時期に来て良かった。
夜暑くて寝苦しかったのを差し引いても、大満足だった。
さらに、予想外に豪華だったのが、宿の食事である。
大昔から使われいてる漆器を器に出される料理の数々は、素朴でこそあれ、どれも手が込んでいておいしい。
契約牧場で飼育されている牛のユッケまで出てきたのには驚いた。
まさか山奥の秘湯でユッケが食べられるとは。
天ぷらは揚げたてを、イワナは焼きたてを持ってきてくれるし、夜食用のちまきまで出してくれた。
この地方では、漬け物をやたらとたっぷりたべるらしく、御前にも食べきれないほどの漬け物が並んだ。
こちらも部屋に持ち帰って食べてもいいらしい。
朝食もおしいお豆腐に、納豆の全国大会(と言う大会があるらしい)で優勝したという地元の方がつくった納豆など、グルメな逸品が並ぶ。
山荘と侮るなかれ、本当にこの宿、食に関してはぬかりないです。
夕食の御前。真ん中にあるのがユッケ。

大きな天ぷら。その正体は・・・失念しちゃった。

イワナの塩焼き

ちまきとフルーツ

朝食の御膳

朝食のお豆腐

山奥の秘湯。
テレビもないし、ランプの明かりも暗いので、夜になるとやることがない。
早々に就寝。
翌朝は6時前に起きて、また温泉。
朝食の後、また温泉。
13時のチェックインから、宿を後にした12時まで、本当に秘湯らしい過ごし方が出来た、満足の宿でした。
多少の不便を押しても、また行きたい宿です。
さすがに年配客が多く、僕らが一番若かったかな。
駒ノ湯温泉「駒ノ湯山荘」
夕食 ★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★
雰囲気 ★★★★★
今回の宿は、小出の山奥にあります「駒ノ湯温泉駒ノ湯山荘」
新潟市内を10時ころクルマで出発し、下道でのんびりと向かう。
途中、燕によって、ものすごく久々に有名な杭州飯店のラーメンを食す。
いわゆる燕三条系の元祖とも言えるこのラーメン。
新潟の人なら知っていると思うけど、豚の背脂たっぷりな見た目の割には、煮干しが効いた醤油スープで、驚くほどあっさりしている。
きしめんみたいな極太ラーメンがそれによく絡んで、本当においしい。
たまに食べたくなる味だ。
杭州飯店ラーメン

途中休憩した栃尾の道の駅では、名物の栃尾のあぶらげを食す。
まさにそこで揚げられていた揚げたてのあぶらげは、油揚げが苦手なPでも「おいしい!」と言って食べるほど。
名物にうまいものありだよ、新潟は。
名物栃尾のあぶらげ

ゆっくりとドライブをしながらようやく1400、目的地の駒ノ湯山荘にたどり着く。
小出の大湯温泉街からさほど離れてはいない。
そこから少し山奥にクルマを走らせただけなのに、まわりには何もない一軒宿。
まさに秘湯。
これこそが秘湯。
僕が今までに泊まったことのある宿の中で、秘湯度ナンバーワンであった。
当然のごとく、ケータイは圏外。
さらに宿には電気が来ていない。
基本的に明かりはランプ。
自家発電の明かりもあるのだが、それもわずかで、ドライヤーなどの電化製品は使えないし、ケータイの充電も出来ない。
当然テレビもないし、エアコンなどなく暑い。
部屋に蚊取り線香が置いてある。
炊かないと蚊にやられる。
トイレは共同。
何かと不便である。
しかし、しかし、温泉はいい!
冷泉で、半分水風呂なのだが、何時間も入っていられるし、寒くなったら隣にわかしてある湯船もあるので、交互にはいるのがいい。
長い間冷泉につかっていると、身体から発砲してくる。
全身に細かい空気の粒がまとわりつき、炭酸水の中にいるみたいだ。
これがまた何とも言えずに気持ちがいい。
風呂は貸し切り露天風呂が二カ所、混浴露天風呂が一カ所、男女別の内湯が一カ所ずつあるのだが、人気はやはり貸し切り露天風呂だ。
貸し切りとはいえ、二カ所とも混浴露天風呂並の広さがあり、内湯よりは明らかに広い。
しかも時間制限はないので、いくらでもゆっくりできる。
僕らが行ったのは平日の金曜日だったのだが、さすがに真夏のシーズン。
宿泊客は多かった。
それでも貸し切り露天風呂には都合4回はいることが出来ました。
一番眺めがいいのは、渓谷に面した混浴露天風呂だ。
渓谷の真ん前で、さわやかなせせらぎと、谷間の緑を眺めながら入ることが出来る。
あいにく混浴なので、Pは遠慮していたのだが、ラッキーなことにふたりで入るチャンスがあった。
通常10時のチェックアウト後も、宿の温泉には自由にはいってもいいらしい。
外来入浴も受け付けているのだが、受付は12時から。
つまり10時から12時の間は、宿泊客さえいなければ、混浴露天風呂を貸し切りに出来る。
10時にチェックアウトした後、僕らは渓谷を眺めながら11時半まで風呂につかった。
本当にぬるいので、何時間でもふやけずに入っていられる。
気持ちよかった~。
貸し切り露天風呂

混浴露天風呂

混浴露天風呂からのながめ

まあ、この温度では夏場は気持ちいいけれども、秋口になると多少凍えることだろう。
この宿自体、冬季は閉鎖されるそうで、まさに真夏限定の楽しみだった。
この時期に来て良かった。
夜暑くて寝苦しかったのを差し引いても、大満足だった。
さらに、予想外に豪華だったのが、宿の食事である。
大昔から使われいてる漆器を器に出される料理の数々は、素朴でこそあれ、どれも手が込んでいておいしい。
契約牧場で飼育されている牛のユッケまで出てきたのには驚いた。
まさか山奥の秘湯でユッケが食べられるとは。
天ぷらは揚げたてを、イワナは焼きたてを持ってきてくれるし、夜食用のちまきまで出してくれた。
この地方では、漬け物をやたらとたっぷりたべるらしく、御前にも食べきれないほどの漬け物が並んだ。
こちらも部屋に持ち帰って食べてもいいらしい。
朝食もおしいお豆腐に、納豆の全国大会(と言う大会があるらしい)で優勝したという地元の方がつくった納豆など、グルメな逸品が並ぶ。
山荘と侮るなかれ、本当にこの宿、食に関してはぬかりないです。
夕食の御前。真ん中にあるのがユッケ。

大きな天ぷら。その正体は・・・失念しちゃった。

イワナの塩焼き

ちまきとフルーツ

朝食の御膳

朝食のお豆腐

山奥の秘湯。
テレビもないし、ランプの明かりも暗いので、夜になるとやることがない。
早々に就寝。
翌朝は6時前に起きて、また温泉。
朝食の後、また温泉。
13時のチェックインから、宿を後にした12時まで、本当に秘湯らしい過ごし方が出来た、満足の宿でした。
多少の不便を押しても、また行きたい宿です。
さすがに年配客が多く、僕らが一番若かったかな。
駒ノ湯温泉「駒ノ湯山荘」
夕食 ★★★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★
雰囲気 ★★★★★
2008.10.17 10:09 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
5月最終日。
仕事の忙しさも一段落したので、例によってPと近郊の秘湯に行ってきた。
あまり遠出はしたくなかったので、自宅から一番近い秘湯の宿を選んだ。
それが、出湯温泉「清廣館」
自宅から車で40分ほどで着く宿だが、この日は、自宅を10時過ぎに出て、いろいろと寄り道をしながらゆっくりと宿を目指した。
まずは、栗山米菓が経営しているせんべい王国にむかう。
そこで手焼きせんべいを焼いて、できたてのせんべいを食べたり、オリジナルグッズやお菓子を物色する。
僕はここのオリジナルキャラクターである「こんがりー」に一目惚れ。
おもわずエコバッグを買ってしまった。
こんがりーはコチラ。
お昼は豊栄にあるフレンチのお店「ミラベル」でランチ。
ここのランチ、\1280ながら、メインの料理はおいしいし、食後のデザートと紅茶までついている。
かなり満足なお店である。
この日のメインは、ブリとマダイのソテー。
濃厚なエビの風味のソースにからまって、値段以上のおいしさでした。
ただ、最後のデザートでチョイスできるチーズケーキがこのお店のウリらしいけど、はっきり言ってチーズケーキに関しては僕の修業先のチーズケーキの圧勝。
ケーキに関してはシビアな僕です。
それでもこのお店はおすすめ!
その後は月岡温泉に最近出来たばかりの「月姫広場」という足湯に入ったり、五頭山の入り口にある魚止の滝に軽く山道を歩いてアドベンチャーをしたりしているうちに、午後3時。
宿のチェックインの時間だ。
ひなびた出湯温泉街の一番奥に建つ清廣館のたたずまいには、思わず声を上げる。
「小津の映画に出てくるみたいだ!」
その気になる外観は、宿のHPから。
なんでも開業して300年あまりの宿らしい。
ちょうど雨が激しく降り出した頃に、宿の門をくぐる。
若くて物腰のやわらかな若女将らしき方が迎えてくれる。
従業員の対応がいいと、それだけで「いい宿だな」と思える。
その人について、チェックインをすませ、部屋に通される。
部屋は6畳一間の、宿の玄関先が見渡せる角部屋だった。
(HPのトップページの写真で言うと、2階の右手の部屋です)
浴衣を着て、窓に寄りかかり、うちわで扇いだりしたら、まさしく小津映画の世界である。
あいにくこの日は雨がひどくてそれは出来なかったけど、雨の中にたたずんでいるその歴史を感じさせる宿の景色もまた、とても風情があってすばらしかった。
とにかく、歴史に裏打ちされた雰囲気は最高であった。
雰囲気はね。
で、食事はどうかというと、これは残念ながら落第点。
まず食事の部屋が、一階に設けられたカラオケルームの中なのである!
真っ赤なソファーに座って、テーブルで食べる食事には、なんとも秘湯気分をそがれてしまった。
しかも、夕食の内容も、パッとしなかった。
よくある山菜と川魚メインの秘湯メニューなのだが、プロが作ったにしては特徴がなく、かといって家庭料理のような素朴さもなく、なんだか中途半端な印象であった。
これもカラオケルームの中での食事というのがそう印象づけてしまうのかも知れない。
風呂は、内風呂しかなく、4人も入れば圧迫感を感じてしまうくらいの大きさだ。
それでも男風呂は最近出来たばかりらしい檜風呂でよかったが、女風呂は古いタイル貼りの風呂だったらしい。
これではあまり風呂も楽しめない。
ただし、泉質はまろやかで肌あたりがよく、とてもよかった。
湯治にはいいのかもしれない。
しかし繰り返すが、宿の雰囲気や居心地はとてもよい。
朝目覚めて、木枠の窓の外から聞こえる鳥の鳴き声や、近くを流れる川の音を、布団の中で聞きながらまどろんでいるのが、最高に気持ちよかった。
その時間を過ごせただけでも、この宿に来て良かったと思った。
チェックインからチェックアウトまで、宿の人がまったく干渉してこないのも、ゆっくりできるポイントかな。
それと、昨夜の夕食とはうってかわって、朝食がやたらおいしく感じた。
宿での朝食って、おかずが多くてついつい食べ過ぎてしまうのだが、ここの宿では新記録の4膳おかわりしてしまった。
奇をてらわずに、オーソドックスなおかずがたくさん並んでいたのが良かったのかも知れない。
出発間際、ロビーでこの宿が紹介されていた本を読んだのだが、その記事にも「小津の映画に出てきそうな」という表現が使われていて苦笑。
そんな風に褒められているのだから、食事場所の品のなさが、本当に悔やまれる。
出湯温泉「清廣館」
夕食 ★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
仕事の忙しさも一段落したので、例によってPと近郊の秘湯に行ってきた。
あまり遠出はしたくなかったので、自宅から一番近い秘湯の宿を選んだ。
それが、出湯温泉「清廣館」
自宅から車で40分ほどで着く宿だが、この日は、自宅を10時過ぎに出て、いろいろと寄り道をしながらゆっくりと宿を目指した。
まずは、栗山米菓が経営しているせんべい王国にむかう。
そこで手焼きせんべいを焼いて、できたてのせんべいを食べたり、オリジナルグッズやお菓子を物色する。
僕はここのオリジナルキャラクターである「こんがりー」に一目惚れ。
おもわずエコバッグを買ってしまった。
こんがりーはコチラ。
お昼は豊栄にあるフレンチのお店「ミラベル」でランチ。
ここのランチ、\1280ながら、メインの料理はおいしいし、食後のデザートと紅茶までついている。
かなり満足なお店である。
この日のメインは、ブリとマダイのソテー。
濃厚なエビの風味のソースにからまって、値段以上のおいしさでした。
ただ、最後のデザートでチョイスできるチーズケーキがこのお店のウリらしいけど、はっきり言ってチーズケーキに関しては僕の修業先のチーズケーキの圧勝。
ケーキに関してはシビアな僕です。
それでもこのお店はおすすめ!
その後は月岡温泉に最近出来たばかりの「月姫広場」という足湯に入ったり、五頭山の入り口にある魚止の滝に軽く山道を歩いてアドベンチャーをしたりしているうちに、午後3時。
宿のチェックインの時間だ。
ひなびた出湯温泉街の一番奥に建つ清廣館のたたずまいには、思わず声を上げる。
「小津の映画に出てくるみたいだ!」
その気になる外観は、宿のHPから。
なんでも開業して300年あまりの宿らしい。
ちょうど雨が激しく降り出した頃に、宿の門をくぐる。
若くて物腰のやわらかな若女将らしき方が迎えてくれる。
従業員の対応がいいと、それだけで「いい宿だな」と思える。
その人について、チェックインをすませ、部屋に通される。
部屋は6畳一間の、宿の玄関先が見渡せる角部屋だった。
(HPのトップページの写真で言うと、2階の右手の部屋です)
浴衣を着て、窓に寄りかかり、うちわで扇いだりしたら、まさしく小津映画の世界である。
あいにくこの日は雨がひどくてそれは出来なかったけど、雨の中にたたずんでいるその歴史を感じさせる宿の景色もまた、とても風情があってすばらしかった。
とにかく、歴史に裏打ちされた雰囲気は最高であった。
雰囲気はね。
で、食事はどうかというと、これは残念ながら落第点。
まず食事の部屋が、一階に設けられたカラオケルームの中なのである!
真っ赤なソファーに座って、テーブルで食べる食事には、なんとも秘湯気分をそがれてしまった。
しかも、夕食の内容も、パッとしなかった。
よくある山菜と川魚メインの秘湯メニューなのだが、プロが作ったにしては特徴がなく、かといって家庭料理のような素朴さもなく、なんだか中途半端な印象であった。
これもカラオケルームの中での食事というのがそう印象づけてしまうのかも知れない。
風呂は、内風呂しかなく、4人も入れば圧迫感を感じてしまうくらいの大きさだ。
それでも男風呂は最近出来たばかりらしい檜風呂でよかったが、女風呂は古いタイル貼りの風呂だったらしい。
これではあまり風呂も楽しめない。
ただし、泉質はまろやかで肌あたりがよく、とてもよかった。
湯治にはいいのかもしれない。
しかし繰り返すが、宿の雰囲気や居心地はとてもよい。
朝目覚めて、木枠の窓の外から聞こえる鳥の鳴き声や、近くを流れる川の音を、布団の中で聞きながらまどろんでいるのが、最高に気持ちよかった。
その時間を過ごせただけでも、この宿に来て良かったと思った。
チェックインからチェックアウトまで、宿の人がまったく干渉してこないのも、ゆっくりできるポイントかな。
それと、昨夜の夕食とはうってかわって、朝食がやたらおいしく感じた。
宿での朝食って、おかずが多くてついつい食べ過ぎてしまうのだが、ここの宿では新記録の4膳おかわりしてしまった。
奇をてらわずに、オーソドックスなおかずがたくさん並んでいたのが良かったのかも知れない。
出発間際、ロビーでこの宿が紹介されていた本を読んだのだが、その記事にも「小津の映画に出てきそうな」という表現が使われていて苦笑。
そんな風に褒められているのだから、食事場所の品のなさが、本当に悔やまれる。
出湯温泉「清廣館」
夕食 ★★
朝食 ★★★★
風呂 ★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
2008.07.07 19:16 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
今回の宿は、新潟県越後湯沢にある越後湯沢温泉ホテル双葉。
越後湯沢温泉随一の大型旅館である。
同伴者は例によってペットのP。
2007年度最後の有給消化で、金曜日の宿泊。
「カップルプラン」という宿のオリジナルプランを利用する。
1泊2食で一人20000円。
プラン内容はHPから引用するとこんな感じだった。
■露天風呂付のお部屋をご用意させていただきます。
■おふたりの記念写真付(ご夕食時お撮りさせて頂きます)
■チェックイン・チェックアウト 13:00(24時間滞在)
■夕食お部屋出し
■朝食をお部屋出しに変更可能(8:00~10:00)※通常はバイキング
■夕食時ワンドリンク付
■豪華フルーツ盛合せ付き
なぜか、朝食にバイキングを選択したら、部屋出しの昼食までついていた。
露天風呂付き客室に24時間滞在し、3食付きとは、かなり至れりつくせり。
昼前に新潟市内を出発し、白根グレープガーデンにて物心ついてから初のイチゴ狩り。
1500円で摘み放題食べ放題なり。
いつもなら30分の時間制限があるらしいが、今回は雨の平日とあって園内はすいていて、係の人に「時間は気にしないで」と言われる。
といっても、イチゴだけを食べられる量に限界はあるので、そんなに食べられないんだけど。
食べられる量に比較して、少し高い気がするが、イチゴ狩りの真価は「摘み立てを食べられる」ことなんだなぁと実感。
スーパーで売られている摘んでから時間が経ったイチゴと、摘んだばかりのイチゴでは、みずみずしさ、甘さが違う。
それを知れただけでも、来た甲斐があった。
イチゴ狩りの後、白根のとんかつやかつ一で昼食をとり、そこから高速で一気に越後湯沢へ。
3月初旬の越後湯沢はまだ当然雪が残っているが、車の通る道路は完全に消雪されていてドライブは快適。
1330頃にホテル双葉に到着した。
通された部屋は、5階角部屋の露天風呂付客室。
そしてそこは、一昨年の大学のサークルの同窓会で通された部屋とまったく同じ部屋だった・・・。
別の露天風呂付の客室をひそかに期待していたので、少しがっかり。
通常は8名くらいまで宿泊できそうな部屋なので、かなり広い。
すべてが新しく、きれいである。
部屋でくつろいでいると、案内の仲居さんが入ってきて、いろいろと説明してくれる。
30代くらいの女性なのだが、なんだかノリがとってもよくて、お笑い芸人のようだった。
「お笑い好きなんですか?」と聞くと、「特にそういうわけではないです。でも、極楽トンボの加藤は私の同級生でした」とのこと。
お笑い気質の土地に生まれ育ったのか!?
部屋で一休みした後、越後湯沢駅まで散歩に出かける。
越後湯沢駅構内には、「ぽんしゅ館」という施設があって、新潟の96の蔵元の日本酒の中から、500円でおちょこ5杯まで試飲できるのだ。
純米吟醸、純米大吟醸を主に試飲して回った。
僕はお酒が弱いんだけど、いい酒はクセもなく、スッキリと喉に流れてくるから、おいしく飲めてうれしかった。
しばらく土産屋などをぶらついてから宿に戻った。
夕食までまだ時間があるので、風呂に入ることにする。
Pは大浴場に行こうと準備をしていたが、おもむろにトイレに入り、なかなか出てこないので、ひとりで部屋の露天風呂に入った。
人が2人も入ればいっぱいになるくらい小さな、瓶風呂だ。
頭と足を瓶の縁から出して、体を浮かせて入りながら、眼下にある越後湯沢温泉街を眺める。
これはこれで悪くない。
しばらくして、僕がいないことに気が付いたPが、やっと外の露天風呂にいる僕のことを発見する。
その時のPの驚愕と喜びと興奮に満ちあふれた顔は、まるで楳図かずおの漫画に出てくるかのようなホラーさであった。
で、渋々ふたりで入ったのだが、ふたりだとやっぱり狭い。
結局大浴場にも行くことにした。
この宿の大浴場は、男女2箇所ずつ、全部で4箇所ある。
その中でも目玉はやはり「里の湯」「山の湯」と名づけられた28種類ものお湯が楽しめる風呂だ。
朝と夜で男女入れ替え制になっている。
僕はこの宿の「山の湯」が大好きだ。
外に出ると日本庭園風の敷地の中にたくさんの露天風呂があるのだけど、その敷地の中にも高低差があり、上から下の湯を見下ろしたりできる。
洞窟もあって、風呂と風呂が入り組んでいるところが、隠れ家的な雰囲気と、ワクワク感を醸し出して、とてもよい。
数々の和風旅館に泊まっているけれど、ここの「山の湯」が僕は一番気に入っている。
風呂の後は、部屋で夕食。
が、この宿は食事が弱い。
アワビの踊り焼きがついたり、好きな物をチョイス出来るメニューがあったりと、それなりに工夫や、食材の豪華さもある。
でもそれだけ。
「これはここだけでしか味わえない。おいしい!」と思わせる料理がないのだ。
もちろん最善を尽くしてはいるのだろうけど、それが料理の持つ存在感に繋がっていなくて、訴えかけてくるものが何もない。
印象に残らない料理。
たとえ同じ料理を作ったとしても、その料理が人の心をひきつけるかどうかは料理人の腕とセンス次第なのだろう。
前回来た時もまったく同じことを思ったので、ここの料理人は、少なくとも僕の味覚や感性にはあわないようだ。
で、今回の食事で何が一番感動したかと言うと、食事が終わって、最後に出していただいた「フルーツの盛り合わせ」
10種類以上のフルーツがこれでもかと言う感じで盛られている。
盛られていたのは「梨、洋梨、スターフルーツ、イチゴ、リンゴ、柿、メロン、パイン、オレンジ、キウイ、パパイア」
夕食後は食べきれなかったので、冷蔵庫に入れて冷やしておいて、夜食として食べた。
ギンギンに冷えたフルーツが、こんなにもうまいものだったとは!
果物って、「リンゴ」や「みかん」など、それだけ単体で食べると、日常に埋まってしまって特別においしいとか感じることはないけど、さすがに10種類以上のフルーツを次から次へと食べられるのは、非日常であり、それがまたどれもこれも甘くて冷えててうまいのだ!
宿の食事の後だと言うのに、あまりのおいしさにスルスルとあっという間に食べつくしてしまった。
これくらいの種類を少しづつなら、主食としてでも毎日食べたい。
このフルーツ盛り合わせのおいしさも、料理人の腕なのだろうか。
ただ単に切って並べてあるだけだし、しかも冷蔵庫で冷やしたのは自分たちだし・・・。
でも、お刺身も素材を切って並べるだけなのに、料理人によってまったく違う料理になるしな。
などと、どうでもいいこと(いやよくないこと)をだらだら考えながら、宿での夜は更けていった。
翌朝は、これまた一見豪華なのだけど、全然心の琴線に触れない内容のバイキング形式の朝食を食べました。
それでも満腹近くまで食べて、再び露天風呂に入り、昼寝。(朝寝?)
いつも和風旅館に来て感じるのは、この朝の時間の贅沢さ。
朝食後の朝寝が僕はすごく好きだし、ゆったりした気分にさせてくれる。
風呂→寝る→風呂、と過ごしていると、あっという間に午前12時。
昼食の時間です・・・。
はっきり言って、朝食直後の満腹感がまだ続いている。
さらに、出てきた食事はファミレスのお子様ランチの方がまだましという、「残飯盛り合わせ」というような内容であった。
子どもは喜ぶかもだけど、さすがに大人の味覚はごまかせないぞ、これ。
料理を残すのがキライな僕は、それでも頑張って食べたんだけど、結局残してしまった。
最後までこの宿は食事に関してはダメだったなぁ。
多分、僕の感性と、料理長の感性が、完全に真逆のところに位置している感じがする。
風呂がいいだけに、とても残念だ。
大型旅館での滞在をたっぷり楽しんだ後は、売店でお土産を買った後、出雲崎まで出て、シーサイドラインをドライブしつつ新潟に戻ってまいりました。
ホテル双葉
夕食 ★★
朝食 ★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★★★
雰囲気 ★★★
越後湯沢温泉随一の大型旅館である。
同伴者は例によってペットのP。
2007年度最後の有給消化で、金曜日の宿泊。
「カップルプラン」という宿のオリジナルプランを利用する。
1泊2食で一人20000円。
プラン内容はHPから引用するとこんな感じだった。
■露天風呂付のお部屋をご用意させていただきます。
■おふたりの記念写真付(ご夕食時お撮りさせて頂きます)
■チェックイン・チェックアウト 13:00(24時間滞在)
■夕食お部屋出し
■朝食をお部屋出しに変更可能(8:00~10:00)※通常はバイキング
■夕食時ワンドリンク付
■豪華フルーツ盛合せ付き
なぜか、朝食にバイキングを選択したら、部屋出しの昼食までついていた。
露天風呂付き客室に24時間滞在し、3食付きとは、かなり至れりつくせり。
昼前に新潟市内を出発し、白根グレープガーデンにて物心ついてから初のイチゴ狩り。
1500円で摘み放題食べ放題なり。
いつもなら30分の時間制限があるらしいが、今回は雨の平日とあって園内はすいていて、係の人に「時間は気にしないで」と言われる。
といっても、イチゴだけを食べられる量に限界はあるので、そんなに食べられないんだけど。
食べられる量に比較して、少し高い気がするが、イチゴ狩りの真価は「摘み立てを食べられる」ことなんだなぁと実感。
スーパーで売られている摘んでから時間が経ったイチゴと、摘んだばかりのイチゴでは、みずみずしさ、甘さが違う。
それを知れただけでも、来た甲斐があった。
イチゴ狩りの後、白根のとんかつやかつ一で昼食をとり、そこから高速で一気に越後湯沢へ。
3月初旬の越後湯沢はまだ当然雪が残っているが、車の通る道路は完全に消雪されていてドライブは快適。
1330頃にホテル双葉に到着した。
通された部屋は、5階角部屋の露天風呂付客室。
そしてそこは、一昨年の大学のサークルの同窓会で通された部屋とまったく同じ部屋だった・・・。
別の露天風呂付の客室をひそかに期待していたので、少しがっかり。
通常は8名くらいまで宿泊できそうな部屋なので、かなり広い。
すべてが新しく、きれいである。
部屋でくつろいでいると、案内の仲居さんが入ってきて、いろいろと説明してくれる。
30代くらいの女性なのだが、なんだかノリがとってもよくて、お笑い芸人のようだった。
「お笑い好きなんですか?」と聞くと、「特にそういうわけではないです。でも、極楽トンボの加藤は私の同級生でした」とのこと。
お笑い気質の土地に生まれ育ったのか!?
部屋で一休みした後、越後湯沢駅まで散歩に出かける。
越後湯沢駅構内には、「ぽんしゅ館」という施設があって、新潟の96の蔵元の日本酒の中から、500円でおちょこ5杯まで試飲できるのだ。
純米吟醸、純米大吟醸を主に試飲して回った。
僕はお酒が弱いんだけど、いい酒はクセもなく、スッキリと喉に流れてくるから、おいしく飲めてうれしかった。
しばらく土産屋などをぶらついてから宿に戻った。
夕食までまだ時間があるので、風呂に入ることにする。
Pは大浴場に行こうと準備をしていたが、おもむろにトイレに入り、なかなか出てこないので、ひとりで部屋の露天風呂に入った。
人が2人も入ればいっぱいになるくらい小さな、瓶風呂だ。
頭と足を瓶の縁から出して、体を浮かせて入りながら、眼下にある越後湯沢温泉街を眺める。
これはこれで悪くない。
しばらくして、僕がいないことに気が付いたPが、やっと外の露天風呂にいる僕のことを発見する。
その時のPの驚愕と喜びと興奮に満ちあふれた顔は、まるで楳図かずおの漫画に出てくるかのようなホラーさであった。
で、渋々ふたりで入ったのだが、ふたりだとやっぱり狭い。
結局大浴場にも行くことにした。
この宿の大浴場は、男女2箇所ずつ、全部で4箇所ある。
その中でも目玉はやはり「里の湯」「山の湯」と名づけられた28種類ものお湯が楽しめる風呂だ。
朝と夜で男女入れ替え制になっている。
僕はこの宿の「山の湯」が大好きだ。
外に出ると日本庭園風の敷地の中にたくさんの露天風呂があるのだけど、その敷地の中にも高低差があり、上から下の湯を見下ろしたりできる。
洞窟もあって、風呂と風呂が入り組んでいるところが、隠れ家的な雰囲気と、ワクワク感を醸し出して、とてもよい。
数々の和風旅館に泊まっているけれど、ここの「山の湯」が僕は一番気に入っている。
風呂の後は、部屋で夕食。
が、この宿は食事が弱い。
アワビの踊り焼きがついたり、好きな物をチョイス出来るメニューがあったりと、それなりに工夫や、食材の豪華さもある。
でもそれだけ。
「これはここだけでしか味わえない。おいしい!」と思わせる料理がないのだ。
もちろん最善を尽くしてはいるのだろうけど、それが料理の持つ存在感に繋がっていなくて、訴えかけてくるものが何もない。
印象に残らない料理。
たとえ同じ料理を作ったとしても、その料理が人の心をひきつけるかどうかは料理人の腕とセンス次第なのだろう。
前回来た時もまったく同じことを思ったので、ここの料理人は、少なくとも僕の味覚や感性にはあわないようだ。
で、今回の食事で何が一番感動したかと言うと、食事が終わって、最後に出していただいた「フルーツの盛り合わせ」
10種類以上のフルーツがこれでもかと言う感じで盛られている。
盛られていたのは「梨、洋梨、スターフルーツ、イチゴ、リンゴ、柿、メロン、パイン、オレンジ、キウイ、パパイア」
夕食後は食べきれなかったので、冷蔵庫に入れて冷やしておいて、夜食として食べた。
ギンギンに冷えたフルーツが、こんなにもうまいものだったとは!
果物って、「リンゴ」や「みかん」など、それだけ単体で食べると、日常に埋まってしまって特別においしいとか感じることはないけど、さすがに10種類以上のフルーツを次から次へと食べられるのは、非日常であり、それがまたどれもこれも甘くて冷えててうまいのだ!
宿の食事の後だと言うのに、あまりのおいしさにスルスルとあっという間に食べつくしてしまった。
これくらいの種類を少しづつなら、主食としてでも毎日食べたい。
このフルーツ盛り合わせのおいしさも、料理人の腕なのだろうか。
ただ単に切って並べてあるだけだし、しかも冷蔵庫で冷やしたのは自分たちだし・・・。
でも、お刺身も素材を切って並べるだけなのに、料理人によってまったく違う料理になるしな。
などと、どうでもいいこと(いやよくないこと)をだらだら考えながら、宿での夜は更けていった。
翌朝は、これまた一見豪華なのだけど、全然心の琴線に触れない内容のバイキング形式の朝食を食べました。
それでも満腹近くまで食べて、再び露天風呂に入り、昼寝。(朝寝?)
いつも和風旅館に来て感じるのは、この朝の時間の贅沢さ。
朝食後の朝寝が僕はすごく好きだし、ゆったりした気分にさせてくれる。
風呂→寝る→風呂、と過ごしていると、あっという間に午前12時。
昼食の時間です・・・。
はっきり言って、朝食直後の満腹感がまだ続いている。
さらに、出てきた食事はファミレスのお子様ランチの方がまだましという、「残飯盛り合わせ」というような内容であった。
子どもは喜ぶかもだけど、さすがに大人の味覚はごまかせないぞ、これ。
料理を残すのがキライな僕は、それでも頑張って食べたんだけど、結局残してしまった。
最後までこの宿は食事に関してはダメだったなぁ。
多分、僕の感性と、料理長の感性が、完全に真逆のところに位置している感じがする。
風呂がいいだけに、とても残念だ。
大型旅館での滞在をたっぷり楽しんだ後は、売店でお土産を買った後、出雲崎まで出て、シーサイドラインをドライブしつつ新潟に戻ってまいりました。
ホテル双葉
夕食 ★★
朝食 ★★
風呂 ★★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★★★
雰囲気 ★★★
2008.06.30 22:01 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
今回紹介するのは、日本秘湯の会の宿、新潟県栃尾にあります大沢温泉自在館です。
宿のHP
宿や料理の写真はこちらで。
まだ雪深い1月に行ってきました。
同伴は、長年飼育しているペットP(20代、精神年齢5歳、雌、激アホ)
日本語ではありえないPというイニシャルはあだ名からです。
二人で秘湯の会の宿を3年で10軒制覇しようと企んでいます。
秘湯の会用のスタンプカードがありまして、1軒泊まるごとにスタンプを1個押してもらい、10個たまると1軒の宿泊が無料になると言うもの。
この時点で残り1年半を切り、まだスタンプは3つ。
今回の旅館でやっと4つです。
ちょっとペースを上げていかねば。
厳冬期に到着した自在館は、雪深い中越の山の中にありました。
道路の両側は雪で高い壁が出来ており、宿も1階部分はほぼ雪で覆われております。
建物は古い木造で、秘湯気分を盛り上げてくれます。
館内にはいると、囲炉裏のあるロビーがあり、そこでコーヒーをごちそうになりながら館内の説明を聞きました。
館内には貸し切り露天風呂と内湯が2カ所あって、予約をすればどちらも無料で入れるそうです。
他にも、宿からほんの少し離れたところには、共同の大浴場が二つあるようです。
部屋に案内してもらい、さっそく露天風呂へむかいました。
こじんまりとしていて、雪に閉ざされた山間部の雪景色が目の前に広がり、とても静かでおちついた雰囲気でした。
ただ、お湯がすこし熱かったので、ゆっくり長湯出来なかったので残念かな。
それに対して、内湯はとても広くて、二人ではいるのがもったいないくらいでした。
お湯の温度もちょうど良いし、窓からの眺めの良いので、ずーっと長風呂をしていたい感じ。
その後、夕食まで部屋でくつろぐ。
作務衣と浴衣、どちらも用意されているので、好きな方を着られるのがよいです。
13時にチェックインをしたので、部屋でかなりのんびり出来ました。
雑誌やゲームを大量に持ち込んだので、飽きることはありませんでした。
むしろ、あっというまに時間が過ぎる。
どうして温泉旅館で過ごす時間はこんなにも早く過ぎるんだろう。
18時から夕食。
「野草庵」という個室でいただきました。
夕食は山間部の秘湯ではおなじみの、山菜と川魚をメインとしたもので、手の込んだ料理というわけではないけれど、素朴で量もあり、おいしかったよ。
特に別注の、「きのこと越後牛の炭火焼」は絶品でした。
総じて満足の部類に入る食事でした。
暖房は、全館石油ファンヒーターでした。
真冬でしたので、お部屋以外の館内は少し寒かったです。
温泉の熱を暖房に利用できたらいいのにと思いました。
翌日の朝食も同じお部屋で。
よくある旅館の朝ごはんでしたが、セルフサービスのブドウジュースやヨーグルトがポイント高です。
朝も露天風呂に入り、11時までゆっくりしてから宿を後にしました。
喧噪から離れて、のんびりするにはとても良い宿でした。
もう5ヶ月前の宿泊になりますが、今思い出すと、宿泊直後の印象よりも良くなっている気がする。
また行きたい!と思わせてくれる、ステキな宿でした。
では僕の独断偏見による最後に五つ星評価です。
夕食 ★★★★
朝食 ★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
宿のHP
宿や料理の写真はこちらで。
まだ雪深い1月に行ってきました。
同伴は、長年飼育しているペットP(20代、精神年齢5歳、雌、激アホ)
日本語ではありえないPというイニシャルはあだ名からです。
二人で秘湯の会の宿を3年で10軒制覇しようと企んでいます。
秘湯の会用のスタンプカードがありまして、1軒泊まるごとにスタンプを1個押してもらい、10個たまると1軒の宿泊が無料になると言うもの。
この時点で残り1年半を切り、まだスタンプは3つ。
今回の旅館でやっと4つです。
ちょっとペースを上げていかねば。
厳冬期に到着した自在館は、雪深い中越の山の中にありました。
道路の両側は雪で高い壁が出来ており、宿も1階部分はほぼ雪で覆われております。
建物は古い木造で、秘湯気分を盛り上げてくれます。
館内にはいると、囲炉裏のあるロビーがあり、そこでコーヒーをごちそうになりながら館内の説明を聞きました。
館内には貸し切り露天風呂と内湯が2カ所あって、予約をすればどちらも無料で入れるそうです。
他にも、宿からほんの少し離れたところには、共同の大浴場が二つあるようです。
部屋に案内してもらい、さっそく露天風呂へむかいました。
こじんまりとしていて、雪に閉ざされた山間部の雪景色が目の前に広がり、とても静かでおちついた雰囲気でした。
ただ、お湯がすこし熱かったので、ゆっくり長湯出来なかったので残念かな。
それに対して、内湯はとても広くて、二人ではいるのがもったいないくらいでした。
お湯の温度もちょうど良いし、窓からの眺めの良いので、ずーっと長風呂をしていたい感じ。
その後、夕食まで部屋でくつろぐ。
作務衣と浴衣、どちらも用意されているので、好きな方を着られるのがよいです。
13時にチェックインをしたので、部屋でかなりのんびり出来ました。
雑誌やゲームを大量に持ち込んだので、飽きることはありませんでした。
むしろ、あっというまに時間が過ぎる。
どうして温泉旅館で過ごす時間はこんなにも早く過ぎるんだろう。
18時から夕食。
「野草庵」という個室でいただきました。
夕食は山間部の秘湯ではおなじみの、山菜と川魚をメインとしたもので、手の込んだ料理というわけではないけれど、素朴で量もあり、おいしかったよ。
特に別注の、「きのこと越後牛の炭火焼」は絶品でした。
総じて満足の部類に入る食事でした。
暖房は、全館石油ファンヒーターでした。
真冬でしたので、お部屋以外の館内は少し寒かったです。
温泉の熱を暖房に利用できたらいいのにと思いました。
翌日の朝食も同じお部屋で。
よくある旅館の朝ごはんでしたが、セルフサービスのブドウジュースやヨーグルトがポイント高です。
朝も露天風呂に入り、11時までゆっくりしてから宿を後にしました。
喧噪から離れて、のんびりするにはとても良い宿でした。
もう5ヶ月前の宿泊になりますが、今思い出すと、宿泊直後の印象よりも良くなっている気がする。
また行きたい!と思わせてくれる、ステキな宿でした。
では僕の独断偏見による最後に五つ星評価です。
夕食 ★★★★
朝食 ★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★★★
2008.06.08 18:01 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |
1月の話。
僕は大学時代に芝居をやっていたんだけど、今年最初の旅は、その劇団の仲間との同窓会でした。
毎年1回くらいずつ、主に新潟県内の温泉地で集まっています。
もう卒業して10年以上経つので、新潟県内の著名旅館はだいたい泊まり尽くした感があります。
しかし、今回の瀬波温泉は初めての宿泊でした。
宿泊先は、瀬波温泉の中でも「大観荘」とならび一番の大型旅館「汐美荘」
宿のHP
やはり、プライベートでの旅と違って、大勢でわいわいやる旅には、豪華絢爛な大型旅館の方が合っていると思います。
(そのかわり、個人的に泊まりに行くのは、ひなびた秘湯系が多いです。)
さて、瀬波温泉。
新潟市の北1時間ほどの村上市にある、海岸沿いの温泉街です。
午前中に昔の仲間と4名と待ち合わせ、一路北へ。
昼前に到着し、名物の村上牛のお店へ。
そこで村上牛の刺身重を食べました。
村上牛の脂が、ご飯の上で熱で溶けて、それが薄味のタレと混ざりあって、非常に味わい深く、さらに口に入れるととろける村上牛は、いつまでも食べ続けていたくなるほどのおいしさでした。
13時、宿にチェックイン。
仲間もひとりまたひとりと到着し、今回は総勢8名。
劇団のメンバーは全部で15名くらいいたんだけど、遠くに住んでいる友達もいて、毎回集まれるのはこれくらいの人数です。
部屋でくつろぎながら近況を語り合ったり、何種類もある温泉につかったりしていると、あっという間に時間は過ぎる。
今回の温泉は、日本海の目の前にあり、露天風呂から荒波飛び散る冬の日本海を一望できます。
特にこの日は大荒れの天気で、海の荒れようったらすごかった!
それを温かい湯の中から眺めるのも、また冬ならではの楽しみでありました。
18時ころから別室にて夕食。
同期の中にひとり、歌って踊る警察官がいて、ずいぶん賑やかな食事になったよ。
みんな、社会人になりたてのころは、少し大人になって、多少やんちゃ部分が減り、おとなしくなったけど、就職して10年も経つと、また学生時代の頃のような盛り上がり方に戻ってきたのが不思議です。
夕食の後も、温泉につかり、二次会処でラーメンを食べ、さらに部屋で酒を飲み語り、気がつくと午前4時過ぎ・・・。
まるで学生時代の合宿の時のような時間を、30過ぎたいい大人がすごしたのでありました。
でも、自分たちの気持ちや関係は、あの頃と何も変わっていないことを再確認する時間でもありました。
ま、毎年確認してるんだけどね(笑)
翌朝は8時に起床して、朝食バイキングを食べました。
朝食バイキングでは、必ず和食で1食、洋食で1食、合計2食分食べないの気が済まない貧乏性な僕。
おかげで朝から満腹です。
というか、空腹を覚える暇がありません。
さらに、食事の後、男子部屋は再び就寝。
今回のプラン、なんと昼食付きで13時チェックアウトなのです!
風呂に入って食って寝て。
温泉ならではの贅沢な時間だなぁ。
11時頃まで寝て、最後にまた温泉に入って、12時に再び朝食会場と同じ部屋に行き、今度は釜飯の昼食をいただきました。
さすがに、朝食後からなにも動いてないので、まったくお腹は減っていなかったので、半分残してしまいました。
しかし、僕以外の全員は完食していた・・・女子も。
すげぇなぁ。
予定通り13時にチェックアウトしたあとは、それぞれ家路についたのでした。
それにしても今回はよく食べた。
村上牛の刺身丼→宴会→夜食ラーメン→朝食バイキング→釜飯・・・。
いったい何千カロリー身体の中に入ったのだろう。
胃腸をこんなに痛めつけるのも久しぶりでしたが、またこれも学生時代のノリで楽しかったです。
また来年も、みんなヨロシク。
夕映えの宿ホテル汐美荘
夕食 ★★★
朝食 ★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★
僕は大学時代に芝居をやっていたんだけど、今年最初の旅は、その劇団の仲間との同窓会でした。
毎年1回くらいずつ、主に新潟県内の温泉地で集まっています。
もう卒業して10年以上経つので、新潟県内の著名旅館はだいたい泊まり尽くした感があります。
しかし、今回の瀬波温泉は初めての宿泊でした。
宿泊先は、瀬波温泉の中でも「大観荘」とならび一番の大型旅館「汐美荘」
宿のHP
やはり、プライベートでの旅と違って、大勢でわいわいやる旅には、豪華絢爛な大型旅館の方が合っていると思います。
(そのかわり、個人的に泊まりに行くのは、ひなびた秘湯系が多いです。)
さて、瀬波温泉。
新潟市の北1時間ほどの村上市にある、海岸沿いの温泉街です。
午前中に昔の仲間と4名と待ち合わせ、一路北へ。
昼前に到着し、名物の村上牛のお店へ。
そこで村上牛の刺身重を食べました。
村上牛の脂が、ご飯の上で熱で溶けて、それが薄味のタレと混ざりあって、非常に味わい深く、さらに口に入れるととろける村上牛は、いつまでも食べ続けていたくなるほどのおいしさでした。
13時、宿にチェックイン。
仲間もひとりまたひとりと到着し、今回は総勢8名。
劇団のメンバーは全部で15名くらいいたんだけど、遠くに住んでいる友達もいて、毎回集まれるのはこれくらいの人数です。
部屋でくつろぎながら近況を語り合ったり、何種類もある温泉につかったりしていると、あっという間に時間は過ぎる。
今回の温泉は、日本海の目の前にあり、露天風呂から荒波飛び散る冬の日本海を一望できます。
特にこの日は大荒れの天気で、海の荒れようったらすごかった!
それを温かい湯の中から眺めるのも、また冬ならではの楽しみでありました。
18時ころから別室にて夕食。
同期の中にひとり、歌って踊る警察官がいて、ずいぶん賑やかな食事になったよ。
みんな、社会人になりたてのころは、少し大人になって、多少やんちゃ部分が減り、おとなしくなったけど、就職して10年も経つと、また学生時代の頃のような盛り上がり方に戻ってきたのが不思議です。
夕食の後も、温泉につかり、二次会処でラーメンを食べ、さらに部屋で酒を飲み語り、気がつくと午前4時過ぎ・・・。
まるで学生時代の合宿の時のような時間を、30過ぎたいい大人がすごしたのでありました。
でも、自分たちの気持ちや関係は、あの頃と何も変わっていないことを再確認する時間でもありました。
ま、毎年確認してるんだけどね(笑)
翌朝は8時に起床して、朝食バイキングを食べました。
朝食バイキングでは、必ず和食で1食、洋食で1食、合計2食分食べないの気が済まない貧乏性な僕。
おかげで朝から満腹です。
というか、空腹を覚える暇がありません。
さらに、食事の後、男子部屋は再び就寝。
今回のプラン、なんと昼食付きで13時チェックアウトなのです!
風呂に入って食って寝て。
温泉ならではの贅沢な時間だなぁ。
11時頃まで寝て、最後にまた温泉に入って、12時に再び朝食会場と同じ部屋に行き、今度は釜飯の昼食をいただきました。
さすがに、朝食後からなにも動いてないので、まったくお腹は減っていなかったので、半分残してしまいました。
しかし、僕以外の全員は完食していた・・・女子も。
すげぇなぁ。
予定通り13時にチェックアウトしたあとは、それぞれ家路についたのでした。
それにしても今回はよく食べた。
村上牛の刺身丼→宴会→夜食ラーメン→朝食バイキング→釜飯・・・。
いったい何千カロリー身体の中に入ったのだろう。
胃腸をこんなに痛めつけるのも久しぶりでしたが、またこれも学生時代のノリで楽しかったです。
また来年も、みんなヨロシク。
夕映えの宿ホテル汐美荘
夕食 ★★★
朝食 ★★★
風呂 ★★★★
接客 ★★★
部屋 ★★★
雰囲気 ★★★
2008.06.07 20:21 | 温泉旅館・秘湯を守る会 |
トラックバック(-) | コメント(0) |