ひっさしぶりの四季観劇。
「ウィキッド」「マンマミーア」以外最近は興味を引く演目がなかったけれど、東京に行く用事があったのでチケットをとってみた、「サウンド・オブ・ミュージック」
ミュージカルとしては有名な作品であることと、「ドレミの歌」と「エーデルワイス」のオリジナルはこの作品であるということ以外、なんの知識もなく観劇。
キャストにはトラップ大佐に芝さんがキャスティングされていた以外、知らない人ばかり。
ストーリーや演出的には、夢中になると言うこともなく、かといって退屈でもなく、淡々と2時間15分のステージを見終えました。
最後のシーンには少しほろりとした場面も。
家族でアルプス越えをするというシーンがあることは事前知識としてわかっていたけど、あれがラストシーンだったんですね。
「え!?その後は?」って思っちゃったんだけど、その先のストーリーは小説や映画で公開されてはいないのでしょうか。
芝さんの生歌は55steps以来二度目。
彼は歌声はいいな~やっぱり。
他の演目でダンスが1テンポ遅れようと、若い団員のうごきに比べてキレがなかろうと、歌声はやっぱり四季のトップクラスだねん。
マリアの井上智恵さんは初見・・・だよね?
髪型が変てこだけど、それがまたいい。
ちょうど一緒に見に行ったPが同じ髪形をしていました。
「マリア」かサザエさんの「ワカメ」かアトムの「ウラン」か、そんな髪型。
タイムリー。
井上智恵さんもお歌が上手でした。
ちょっと年食ってたのがきになるけどね。
明るくて天真爛漫なマリアがよく出ておりました。
マリアにもをっちがキャスティングされているんだね、今回の公演で演じたことあったのかな。
をっちも観たかったな。
主要二人の意外では、とにかくこのミュージカル、子役がよかったです。
子役がたくさん出る四季ミュージカルは初めてだったんだけど、あの幼さで、2時間強の舞台を、よくこなすものだ。
すんごいと思いました。
当然だけど、台詞や歌はもちろんのこと、出のタイミング、はけ、完璧にこなす。
大人の劇団員でも、彼らよりもへたくそなのがいるよ、絶対。
とくに末っ子グレーテル役の西山寿奈ちゃん。
下ぶくれのおたふく顔で、決して美人とは言えないんだけど、それなのにすんごく味があって、かわいくて、大人の演技を完全に食っていた!
こういうのをカリスマって言うんだろうな。
舞台の上で、彼女の動きばかりを追いかけてしまいましたよ。
すごい、この子役。彼女のカリスマがこの先大人になっても続くことを祈る。
子役は同じ役に何人も配役されているのだろうけど、こんなに質のいい子役をたくさん揃えられるってとこに、改めて四季の将来性を感じました。
さすが、全国規模の劇団は層が厚いなぁ~。
(最近大人の層が薄くなっているという話も・・・)
■『サウンド・オブ・ミュージック』 (四季劇場[秋] 2010.8.26)
マリア:井上智恵
トラップ大佐:芝清道
修道院長:秋山知子
エルザ:西田有希(劇団俳優座)
マックス:勅使瓦武志
シュミット:大橋伸予
フランツ:川地啓友
シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子
シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:亀山翔大
【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル:五所真理子
フリードリッヒ:太田力斗
ルイーザ:木村奏絵
クルト:ラヴェルヌ拓海
ブリギッタ:北條真央
マルタ:大塚あかり
グレーテル:西山寿奈
【男性アンサンブル】
高橋基史
池田英治
柳 隆幸
井上隆司
蛭沼建徳
北山雄一郎
奥田直樹
見付祐一
【女性アンサンブル】
山本志織
倉斗絢子
真 優香
小島由実子
原 彩子
浅井美波
趙ミンジョン
深見雅子
「ウィキッド」「マンマミーア」以外最近は興味を引く演目がなかったけれど、東京に行く用事があったのでチケットをとってみた、「サウンド・オブ・ミュージック」
ミュージカルとしては有名な作品であることと、「ドレミの歌」と「エーデルワイス」のオリジナルはこの作品であるということ以外、なんの知識もなく観劇。
キャストにはトラップ大佐に芝さんがキャスティングされていた以外、知らない人ばかり。
ストーリーや演出的には、夢中になると言うこともなく、かといって退屈でもなく、淡々と2時間15分のステージを見終えました。
最後のシーンには少しほろりとした場面も。
家族でアルプス越えをするというシーンがあることは事前知識としてわかっていたけど、あれがラストシーンだったんですね。
「え!?その後は?」って思っちゃったんだけど、その先のストーリーは小説や映画で公開されてはいないのでしょうか。
芝さんの生歌は55steps以来二度目。
彼は歌声はいいな~やっぱり。
他の演目でダンスが1テンポ遅れようと、若い団員のうごきに比べてキレがなかろうと、歌声はやっぱり四季のトップクラスだねん。
マリアの井上智恵さんは初見・・・だよね?
髪型が変てこだけど、それがまたいい。
ちょうど一緒に見に行ったPが同じ髪形をしていました。
「マリア」かサザエさんの「ワカメ」かアトムの「ウラン」か、そんな髪型。
タイムリー。
井上智恵さんもお歌が上手でした。
ちょっと年食ってたのがきになるけどね。
明るくて天真爛漫なマリアがよく出ておりました。
マリアにもをっちがキャスティングされているんだね、今回の公演で演じたことあったのかな。
をっちも観たかったな。
主要二人の意外では、とにかくこのミュージカル、子役がよかったです。
子役がたくさん出る四季ミュージカルは初めてだったんだけど、あの幼さで、2時間強の舞台を、よくこなすものだ。
すんごいと思いました。
当然だけど、台詞や歌はもちろんのこと、出のタイミング、はけ、完璧にこなす。
大人の劇団員でも、彼らよりもへたくそなのがいるよ、絶対。
とくに末っ子グレーテル役の西山寿奈ちゃん。
下ぶくれのおたふく顔で、決して美人とは言えないんだけど、それなのにすんごく味があって、かわいくて、大人の演技を完全に食っていた!
こういうのをカリスマって言うんだろうな。
舞台の上で、彼女の動きばかりを追いかけてしまいましたよ。
すごい、この子役。彼女のカリスマがこの先大人になっても続くことを祈る。
子役は同じ役に何人も配役されているのだろうけど、こんなに質のいい子役をたくさん揃えられるってとこに、改めて四季の将来性を感じました。
さすが、全国規模の劇団は層が厚いなぁ~。
(最近大人の層が薄くなっているという話も・・・)
■『サウンド・オブ・ミュージック』 (四季劇場[秋] 2010.8.26)
マリア:井上智恵
トラップ大佐:芝清道
修道院長:秋山知子
エルザ:西田有希(劇団俳優座)
マックス:勅使瓦武志
シュミット:大橋伸予
フランツ:川地啓友
シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子
シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:亀山翔大
【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル:五所真理子
フリードリッヒ:太田力斗
ルイーザ:木村奏絵
クルト:ラヴェルヌ拓海
ブリギッタ:北條真央
マルタ:大塚あかり
グレーテル:西山寿奈
【男性アンサンブル】
高橋基史
池田英治
柳 隆幸
井上隆司
蛭沼建徳
北山雄一郎
奥田直樹
見付祐一
【女性アンサンブル】
山本志織
倉斗絢子
真 優香
小島由実子
原 彩子
浅井美波
趙ミンジョン
深見雅子
すごく久々の四季観劇。
と思ったら、12月に「アイーダ」、1月に「ウィキッド」、2月に「コーラスライン」を観てた・・・。
全然久々でもないのに、何故か久しぶりな感じ。
僕の好きな四季のファミリーミュージカル。
本当は「エルコスの祈り」を観たかったけれど、結局エルコスは東北甲信越に来ることなく終わってしまった。
四季の地方巡業って、どういうルールでコースが決まるんだろう・・・。
まあいいや。
先月のラアルプで、この演目に林香純が出ると知って以来、それだけを楽しみにしてました。
他に、ニラミンコやアンデルセンを演じた僕の好きな俳優、味方隆司さんも出演されているので、キャストは恵まれているかなという印象。
会場内は、いつものファミリーミュージカル以上に、ちびっ子たちが多い印象。
大人同士で来ている客はすごく少なかったです。
幕が開け、まるで「おかあさんといっしょ」の公開収録のような雰囲気で始まったこの演目。
休憩を挟んで約2時間のステージ。
みんなが知っている「裸の王様」の物語を、まさか2時間かけてやるとも思わずに、四季なりのアレンジが加えられているのだろうと思いきや、その期待は裏切られ、ほぼ原作通りのお話の展開。
サテンとデニムの恋のが付け加えられているとはいえ、裸の王様のオリジナルストーリーで2時間ひっぱるとは!
ちょっと退屈だった。
ちびっ子たちも、マジョリンほどは食いついていなかった気がする。
そんな中での注目は、やはり林香純でした。
「春のめざめ」のプロモーションでさんざんテレビで見ていたものの、実際に観劇したときは谷口あかりがペンドラだったので、初見の彼女。
「春のめざめ」の空豆みたいな印象とは異なり、とても綺麗な大人の女性になっていて、すごく驚いた。
彼女の存在感は、とにかくすごかったです。
今回の役柄は、まさに彼女にぴったりで、明らかに他の役者と一線をかくしてました。
まるで彼女だけ別の大人向けミュージカルから抜け出してきたよう。
化粧映え、衣装映えするなあ。
声もとても素敵で、歌がうまかった。
歌のお姉さんみたいな声だった。
一気に彼女のファンになってしまった。
彼女の演じるペンドラが、すごく観たくなりました。
彼女を観られただけでも、この芝居を見に来た甲斐がありました。
味方さんのおとぼけた演技はもうお馴染み。
ニラミンコといい、多少道化風のメイクが、非常にお似合いです。
このお芝居、ちびっ子たちはともかく、僕にとっては退屈なシーンが続くんだけれど、ラスト10分。
ここだけはすごく楽しかった!
王様とアロハが裸で出てきてからの会場のテンションの上がり方は、すごかったよ。
みんなで歌を唄って、カーテンコールに至るまでの間、もりあがったなぁ。
ちびっこは裸が好きなんだね。
王様役、岡本隆生さんと、アロハ役、加藤迪さん(「春のめざめ」のオットーだ!)のふんどし姿、見事でした!
そしてそのテンションのまますごく明るく楽しいカーテンコールに突入。
ここでも林香純の明るい笑顔に釘付けでした。
最後まで、香純さまさまだったこのお芝居。
ちびっこたちにも、なかなか好評だったようで。
今回はカンパニーがベテランと若手が入り交じっていてとてもよかったと思います。
ファミリーミュージカルは、やっぱり良いなぁ。
当日のキャスト
アップリケ : 江上健二
ホック : 白澤友理
王様 : 岡本隆生
王妃パジャママ/デザイナーフリルフリル/眼鏡屋ピンタック : はにべあゆみ
王女サテン : 林 香純
王女の恋人デニム : 鈴木伶央
外務大臣モモヒキ : 高橋征郎
内務大臣ステテコ : 深見正博
運動大臣アロハ : 加藤 迪
ペテン師スリップ : 服部ゆう
ペテン師スリッパ : 味方隆司
衣装大臣チェック : 菅本烈子
【男性アンサンブル】
福島武臣
香川大輔
前田員範
石毛翔弥
嶋野達也
廣野圭亮
本間裕司
【女性アンサンブル】
大槻純子
土井礼子
藤岡あや
桜 小雪
梅崎友里絵
海宝あかね
荒木 舞
榊山玲子
小月 舞
森田真代
と思ったら、12月に「アイーダ」、1月に「ウィキッド」、2月に「コーラスライン」を観てた・・・。
全然久々でもないのに、何故か久しぶりな感じ。
僕の好きな四季のファミリーミュージカル。
本当は「エルコスの祈り」を観たかったけれど、結局エルコスは東北甲信越に来ることなく終わってしまった。
四季の地方巡業って、どういうルールでコースが決まるんだろう・・・。
まあいいや。
先月のラアルプで、この演目に林香純が出ると知って以来、それだけを楽しみにしてました。
他に、ニラミンコやアンデルセンを演じた僕の好きな俳優、味方隆司さんも出演されているので、キャストは恵まれているかなという印象。
会場内は、いつものファミリーミュージカル以上に、ちびっ子たちが多い印象。
大人同士で来ている客はすごく少なかったです。
幕が開け、まるで「おかあさんといっしょ」の公開収録のような雰囲気で始まったこの演目。
休憩を挟んで約2時間のステージ。
みんなが知っている「裸の王様」の物語を、まさか2時間かけてやるとも思わずに、四季なりのアレンジが加えられているのだろうと思いきや、その期待は裏切られ、ほぼ原作通りのお話の展開。
サテンとデニムの恋のが付け加えられているとはいえ、裸の王様のオリジナルストーリーで2時間ひっぱるとは!
ちょっと退屈だった。
ちびっ子たちも、マジョリンほどは食いついていなかった気がする。
そんな中での注目は、やはり林香純でした。
「春のめざめ」のプロモーションでさんざんテレビで見ていたものの、実際に観劇したときは谷口あかりがペンドラだったので、初見の彼女。
「春のめざめ」の空豆みたいな印象とは異なり、とても綺麗な大人の女性になっていて、すごく驚いた。
彼女の存在感は、とにかくすごかったです。
今回の役柄は、まさに彼女にぴったりで、明らかに他の役者と一線をかくしてました。
まるで彼女だけ別の大人向けミュージカルから抜け出してきたよう。
化粧映え、衣装映えするなあ。
声もとても素敵で、歌がうまかった。
歌のお姉さんみたいな声だった。
一気に彼女のファンになってしまった。
彼女の演じるペンドラが、すごく観たくなりました。
彼女を観られただけでも、この芝居を見に来た甲斐がありました。
味方さんのおとぼけた演技はもうお馴染み。
ニラミンコといい、多少道化風のメイクが、非常にお似合いです。
このお芝居、ちびっ子たちはともかく、僕にとっては退屈なシーンが続くんだけれど、ラスト10分。
ここだけはすごく楽しかった!
王様とアロハが裸で出てきてからの会場のテンションの上がり方は、すごかったよ。
みんなで歌を唄って、カーテンコールに至るまでの間、もりあがったなぁ。
ちびっこは裸が好きなんだね。
王様役、岡本隆生さんと、アロハ役、加藤迪さん(「春のめざめ」のオットーだ!)のふんどし姿、見事でした!
そしてそのテンションのまますごく明るく楽しいカーテンコールに突入。
ここでも林香純の明るい笑顔に釘付けでした。
最後まで、香純さまさまだったこのお芝居。
ちびっこたちにも、なかなか好評だったようで。
今回はカンパニーがベテランと若手が入り交じっていてとてもよかったと思います。
ファミリーミュージカルは、やっぱり良いなぁ。
当日のキャスト
アップリケ : 江上健二
ホック : 白澤友理
王様 : 岡本隆生
王妃パジャママ/デザイナーフリルフリル/眼鏡屋ピンタック : はにべあゆみ
王女サテン : 林 香純
王女の恋人デニム : 鈴木伶央
外務大臣モモヒキ : 高橋征郎
内務大臣ステテコ : 深見正博
運動大臣アロハ : 加藤 迪
ペテン師スリップ : 服部ゆう
ペテン師スリッパ : 味方隆司
衣装大臣チェック : 菅本烈子
【男性アンサンブル】
福島武臣
香川大輔
前田員範
石毛翔弥
嶋野達也
廣野圭亮
本間裕司
【女性アンサンブル】
大槻純子
土井礼子
藤岡あや
桜 小雪
梅崎友里絵
海宝あかね
荒木 舞
榊山玲子
小月 舞
森田真代

初見のミュージカルで、たいして期待もしていない演目でしたが、キャストの魅力と、迫力のダンスで、印象に残る演目になりました。
翌々日には閉鎖だというのに、空席も目立った金曜日のマチネ。
千秋楽こそ満席だったものの、前楽のマチネソワレ公演は、まだまだ空席が。
福岡には、やはりミュージカル文化は根付かないのかな。
「ウィキッド」を福岡で見られるようになるのを期待していましたが、夢に終わりました。
残念です。
これからは広島・静岡・仙台のような、常設未満地方以上のポジションに落ち着くのでしょうか。
さて、初めてのコーラスライン。
本日のキャストはこちら。
2月05日(金)
『コーラスライン』 (福岡シティ劇場)
ザック : 深水彰彦
ラリー : 影山 徹
ダン : 朱 涛
マギー : 和田侑子
マイク : 斎藤洋一郎
コニー : 大口朋子
グレッグ : 武藤 寛
キャシー : 坂田加奈子
シーラ : 増本 藍
ボビー : 道口瑞之
ビビ : 上條奈々
ジュディ : 鳥海郁衣
リチー : 西尾健治
アル : 松浦勇治
クリスティン : 染谷早紀
ヴァル : 石倉康子
マーク : 三雲 肇
ポール : 田邊真也
ディアナ : 熊本亜記
フランク : 笹岡征矢
ロイ : 宮本聖也
トム : 林 晃平
ブッチ : 吉田龍之介
ビッキー : 橋本 藍
ロイス : 岩沢英美
トリシア : 勝田理沙
どんなお話なのか全くリサーチなしで観た今回の公演。
ブロードウェイ発の、いかにも「ミュージカル」って言う感じのミュージカルでした。
たぶんミュージカルをよく知らない人たちがイメージするようなミュージカル。
ストーリーもありふれている感じ。
舞台芸術に打ち込む若者たちの、理想と現実のはざまの葛藤を描いています。
「ウェストサイド」といい、この「コーラスライン」といい、ミュージカルの古典と言われる作品は、ストーリーや演出的には、近年の派手なミュージカルと比べるとどうしても物足りなくなってしまう。
なので今回も、役者の演技に重点を置いた観劇。
一番の注目は、ポール役の田邊真也。
今まで観た彼の演目の中で、一番好きでした。
役者と役が、ピッタリはまっている感じで。
彼の切れのあるダンス、かっこよかった!すごく。
でもウェストサイドの時もそうだけど、彼は途中退場してしまうのね・・・。
同じと言えば、マーク役の三雲肇。
「春のめざめ」のモリッツと同じように、この演目でも思春期に「夢精」について悩んでました。
モリッツに見えたよ。
女性部門で印象に残ったのは、ヴァル役の石倉康子さんと、ディアナ役の熊本亜記さん。
石倉さんは、きわどいレオタード姿もさることながら、その声に惹かれました。
歌声よりも、台詞をしゃべっているときの地声が、僕にとってとても心地のいい声だったのです。
彼女の演技を、もっと観ていたいという気になりました。
熊本さんは、黒髪で、着ている衣装も地味だし、背高で派手な髪の色の他のキャストの中にあって地味だなと思っていたのですが、彼女のソロパートで、一気に引き込まれました。
歌がそれほどうまいとは感じていないのに、でもその歌声に引き込まれ、一身に注目を集めてしまう。
これが役者の「華」なの?
最初はまったくアテンションしていなかった役者なのに、自分でも理由がわからない部分で引き込まれてしまう。自分でも驚きました。
ちょうど四季のコーラスラインの公式HPで、「コーラスラインと私」というタイトルで役者の素顔が観られるんですけど、彼女のインタビューも観られました。
やっぱり舞台の上と素顔では印象が違いますね。
余談ですが、そのコーナーで観られるクリスティン役の染谷早紀の素顔がかわいすぎる。
本編で完全ノーマークだったので、後悔~。
「美しすぎる市議」藤川議員によく似ています。
それにしても、四季のパンフの載ってるキャストの写真って、ひどいよね。
素顔はこんなにかわいい人なのに、パンフは別人だよ。
さて、役者オーラ全開の熊本さんに対して、この人びみょー、と思ったのは、キャシー役の坂田加奈子さん。
役の上では昔トップ女優も経験していたという華のある役だったんだけど、彼女のソロパートは、とても華があるとは思えない踊り、歌。
踊りなんかもうヨタヨタとしていて、痛い感じがしました。
入団10年以上のベテラン女優さんらしいのに・・・オーラなし。
もっとも、役の通り、盛りを過ぎた女優の末期を演技で表現しているとしたら、話は別ですが。
この演目、「春のめざめ」の谷口あかりや、マイフェイバリット大女、恒川愛もキャスティングされていたんですね。
彼女たちが好きなので、観たかったなぁ。
思わず買ってしまったパンフレットには、やたら谷口あかりの写真が多かった気がする。
ラストシーン、全員で金色の派手な衣装を着て「ワン」を踊るシーンは、圧巻でした。
すごく迫力があって、それまでのストーリーの退屈さを吹き飛ばしてくれた。
是非是非自由劇場で観たかった演目だなぁと思いました。
最後にひとつ気になったこと。
冒頭でオーディションを落とされてしまうキャスト、文字通り四季でも新人のキャストたちは、上演中いったい何をしているんだろう。
遊んでいるわけではないだろうし、かといってじっとしているわけでもないだろうし・・・。気になる~。
って、観劇直後に記事を予約投稿しておいたら、千秋楽の日に蛤が出てきて、福岡シティ劇場存続の発表が・・・。
閉鎖の発表と、存続の発表のインターバルが短すぎる!
あいかわらず、いやらしいやり方するよな、四季は。
本当に頭に来る。
4月以降クレイジーフォーユーを皮切りに、9月まで4作品上演するらしい。
もちろん、閉鎖発表の前から決まっていたことだろうよ!
大好きなミュージカル「ウィキッド」を観るために、1月の3連休にはるばる大阪までやって参りました。
遅くなりましたがレポします。
大阪四季劇場は商業施設「ハービス・エント」の7階にあります。
劇場に近づくにつれ、「ウィキッド」の広告が多くなってきました。

路上にも、

地下街にも、

入り口にも、

別の入り口にも、

ビルのエントランスホールにも。

エレベーターの前にはポスターと空席状況の書かれた紙が貼ってありました。

ごらんの通り、結構空席多し!
今回は土曜日のソワレと、祝日のマチネを観たんだけど、土曜日ソワレの方は二階席の両端ががら空きでした。
グリンダ様「みんな私に会えて嬉しいのね?」
俺「気絶するほどうれしいです~

」
お芝居感想は続きから。
遅くなりましたがレポします。
大阪四季劇場は商業施設「ハービス・エント」の7階にあります。
劇場に近づくにつれ、「ウィキッド」の広告が多くなってきました。

路上にも、

地下街にも、

入り口にも、

別の入り口にも、

ビルのエントランスホールにも。

エレベーターの前にはポスターと空席状況の書かれた紙が貼ってありました。

ごらんの通り、結構空席多し!
今回は土曜日のソワレと、祝日のマチネを観たんだけど、土曜日ソワレの方は二階席の両端ががら空きでした。
グリンダ様「みんな私に会えて嬉しいのね?」
俺「気絶するほどうれしいです~



お芝居感想は続きから。
ファンカ特集の途中ですが、今日は久々にウィキッド観劇予告です。
今週末の3連休に、大阪へウィキッド遠征。
発売日にチケットをゲットしてからというもの、気になるのは観劇の週のキャストでした。
をっちグリンダ大ファンの僕としては、とにもかくにもグリンダは沼尾さん以外に考えられません。
大阪開幕からはずーっと苫田さんだったので、半分あきらめかけていたところ、先月半ば頃からか、グリンダに「ドリーミング」の公演を終えた沼尾さんのクレジットが!
それからはただ、年明けまでいてくれることを祈るばかりでした。
そして、今週のキャスト発表。
をっちキター!!!
今週末の3連休に、大阪へウィキッド遠征。
発売日にチケットをゲットしてからというもの、気になるのは観劇の週のキャストでした。
をっちグリンダ大ファンの僕としては、とにもかくにもグリンダは沼尾さん以外に考えられません。
大阪開幕からはずーっと苫田さんだったので、半分あきらめかけていたところ、先月半ば頃からか、グリンダに「ドリーミング」の公演を終えた沼尾さんのクレジットが!
それからはただ、年明けまでいてくれることを祈るばかりでした。
そして、今週のキャスト発表。
をっちキター!!!
久々の観劇記。
海劇場の「ウィキッド」の後演目、「アイーダ」を初観劇してきました。
神女優濱田めぐみにとって、「アイーダ」のアイーダ役は、「ウィキッド」のエルファバ役以上にハマリ役だと聞いていたので、彼女がキャスティングされることを期待していました。
(アイーダも、エルファバと同じく今のところめぐとあーの二人でまわっているみたい。)
幸運なことに、チケットをとっていた週はめぐであった!
緑ではないめぐは初めてだ!
幕開け、特に派手な演出があるわけでもなく、自然とめぐが舞台に姿を現した。
あまりにも自然に出てきたので、あれが主役のめぐがどうかしばらく目を疑った。
ストーリーをほとんど知らずに見たのだけれど、予想に反して輪廻転生的予感のする幕開け。
場面を追うごとに感じたのだが、演出がすべてにおいてスタイリッシュ!
とても現代的で、上品かつハイセンス。
古臭くなく、かと言って前衛的でもなく、とてもバランスの取れたかっこよさを、演出全般に感じた。
ミュージカルというよりも、最先端のファッションショーやダンスショーを見ているかのような錯覚に陥る。
オズ陛下もとい飯野おさみが演じるゾーザーとその手下のダンスは、エグザイルかと思ったよ。
飯野さんの悪役ぶりは、オズ陛下以上に見事。
エグザイルを引き連れての踊りは見ごたえがあった。
歌も迫力があって、ウィキッド以上に彼の実力を垣間見ました。
めぐは当然悪いとこなしです。
緑でない分、めぐの美しさが引き立った。
ああ、濱田めぐみってこんなに綺麗な人だったんだなぁと改めて思いました。
エルファバ以上にはまり役というのがわかった気がします。
女王としての気品さ、強さ、威厳を彼女以上に発揮できる女優は他に四季にいるのかな。
メレブが意外にも好演。
(僕の中では「ウィキッド」のボック的ポジション)
何故だろう、彼の芝居に意識を持っていかれた。
他の客もそうだったのだろうか、カーテンコールでの彼への拍手が非常に多かった。
ラダメス役の渡辺さん。
某掲示板ではけちょんけちょんにたたかれているようですが、僕にとっては初見だし、そこまで悪いとは思いませんでした。
くぐもった感じの声質にちょっと違和感があったけれど、勇猛さよりもやさしさが引き立つラダメスを演じていたと思う。
以後のラダメス役と比べるときに、渡辺ラダメスがベースになります。
アムネリス役の五東さん。
ベテランの女優さんらしい。
演技も歌も安定してて、ファッションショーのシーンなんかは見とれました。
本当にスタイリッシュな演目だなぁ。
ただこのキャストはをっちでもいけるんじゃないかなって、願望も込めて思いました。
そしたらあまりにもウィキッドの色を引きずりすぎちゃうんだけど。
残念ながら今回の観劇は、風邪を引きながらの観劇で、上演時間の3分の1くらいは意識が飛んでいたので、十分に楽しめなかったのだけれど、それでも見てよかったと思いました。
今度こそベストコンディションのときにもう一度みたいな。
★当日の主な出演者★
アイーダ 濱田 めぐみ
アムネリス 五東 由衣
ラダメス 渡辺 正
メレブ 中嶋 徹
ゾーザー 飯野 おさみ
アモナスロ 川原 洋一郎
ファラオ 勅使瓦武志
海劇場の「ウィキッド」の後演目、「アイーダ」を初観劇してきました。
神女優濱田めぐみにとって、「アイーダ」のアイーダ役は、「ウィキッド」のエルファバ役以上にハマリ役だと聞いていたので、彼女がキャスティングされることを期待していました。
(アイーダも、エルファバと同じく今のところめぐとあーの二人でまわっているみたい。)
幸運なことに、チケットをとっていた週はめぐであった!
緑ではないめぐは初めてだ!
幕開け、特に派手な演出があるわけでもなく、自然とめぐが舞台に姿を現した。
あまりにも自然に出てきたので、あれが主役のめぐがどうかしばらく目を疑った。
ストーリーをほとんど知らずに見たのだけれど、予想に反して輪廻転生的予感のする幕開け。
場面を追うごとに感じたのだが、演出がすべてにおいてスタイリッシュ!
とても現代的で、上品かつハイセンス。
古臭くなく、かと言って前衛的でもなく、とてもバランスの取れたかっこよさを、演出全般に感じた。
ミュージカルというよりも、最先端のファッションショーやダンスショーを見ているかのような錯覚に陥る。
オズ陛下もとい飯野おさみが演じるゾーザーとその手下のダンスは、エグザイルかと思ったよ。
飯野さんの悪役ぶりは、オズ陛下以上に見事。
エグザイルを引き連れての踊りは見ごたえがあった。
歌も迫力があって、ウィキッド以上に彼の実力を垣間見ました。
めぐは当然悪いとこなしです。
緑でない分、めぐの美しさが引き立った。
ああ、濱田めぐみってこんなに綺麗な人だったんだなぁと改めて思いました。
エルファバ以上にはまり役というのがわかった気がします。
女王としての気品さ、強さ、威厳を彼女以上に発揮できる女優は他に四季にいるのかな。
メレブが意外にも好演。
(僕の中では「ウィキッド」のボック的ポジション)
何故だろう、彼の芝居に意識を持っていかれた。
他の客もそうだったのだろうか、カーテンコールでの彼への拍手が非常に多かった。
ラダメス役の渡辺さん。
某掲示板ではけちょんけちょんにたたかれているようですが、僕にとっては初見だし、そこまで悪いとは思いませんでした。
くぐもった感じの声質にちょっと違和感があったけれど、勇猛さよりもやさしさが引き立つラダメスを演じていたと思う。
以後のラダメス役と比べるときに、渡辺ラダメスがベースになります。
アムネリス役の五東さん。
ベテランの女優さんらしい。
演技も歌も安定してて、ファッションショーのシーンなんかは見とれました。
本当にスタイリッシュな演目だなぁ。
ただこのキャストはをっちでもいけるんじゃないかなって、願望も込めて思いました。
そしたらあまりにもウィキッドの色を引きずりすぎちゃうんだけど。
残念ながら今回の観劇は、風邪を引きながらの観劇で、上演時間の3分の1くらいは意識が飛んでいたので、十分に楽しめなかったのだけれど、それでも見てよかったと思いました。
今度こそベストコンディションのときにもう一度みたいな。
★当日の主な出演者★
アイーダ 濱田 めぐみ
アムネリス 五東 由衣
ラダメス 渡辺 正
メレブ 中嶋 徹
ゾーザー 飯野 おさみ
アモナスロ 川原 洋一郎
ファラオ 勅使瓦武志
劇団四季の地方公演「アンデルセン」
前評判も、公演の内容も、何も調べずに行ったこの公演。
それくらい興味がなかった。
でも近くに来るので、とりあえず行っとくか、くらいのノリ。
もちろん席はC席です。
僕の最初の勝手なイメージ。
アンデルセンの名作童話の数々が、「55STEPS」のようにオムニバスでバレエで表現される。
狂言回しにアンデルセンがいる。
ストーリーはなし。
そんな感じ。
が、その予想はいい意味で裏切られました。
えっ?この演目かなり面白いじゃん!
物語は、アンデルセンが村を出てから童話作家として有名になっていく過程を描いたいわばひとつのサクセスストーリー
舞台装置も場面転換でいろいろ入れ替わる僕好み。
一幕はあっという間にすぎ、退屈することもなく正味2時間の上演を最後まで見切りました。
思わず自分から拍手が出るシーンも数々あり。
カーテンコールも演出されていて華やか。
これは予想外の展開!
その日、ものすごくいやな出来事があったのだけれど、これを観たおかげでずいぶんと心が安らぎました。
以下、雑感。
主演のハンス役は味方隆司と佐野正幸のダブルキャスト。
観劇前は「美女と野獣」でビーストやってた佐野さんの方がよかったって思ってたけど、観劇後は味方さんで正解だと思った。
主役であるのに一切華のない、ハンスのウリであるあの素朴さは、味方さんのあっさり風味で適役。
佐野さんでは無理だろう。
なんてったって、素顔でビーストできるくらいの濃い~顔の佐野さんなので。
そのかわり、華はバレエプリンシパルのニールスと、プリマのマダムドーロのカップルが持ってってくれてました
ニールス役の岩崎晋也。
野球の新庄に似てるなぁって思って見ていたら、劇中、赤いラメのガウンに身を包んで登場してくれました。
もう完全に新庄。
ドーロ役の小川美緒。
パンフレットの顔写真がとにかく怖い。
変える気はないのだろうか・・・。
実物はそんなに怖くはなかったよ、ホッとした。
クレジットには主要キャストの4人しか書かれていないけれど、この演目の真骨頂はアンサンブルのレベルの高さだと思う。
ほぼ全員が、バレエ経験者。
しかも3歳からとか4歳からとか。
そのせいか、踊りが非常に美しい。
この演目、劇中劇でバレエが披露されるシーンがなんどかあるのだけれど、僕はバレエの舞台を生まれてはじめて見ました。
もちろん劇団四季のバレエ経験者によるもので、バレエのプロのステージではないのだけれど、それでもこんなに美しいものだったのかと感動しました。
バレエを見慣れている人の肥えた目で見たらその完成度はどうなのかはわからないけれど、素人の僕には十分に見応えのあるバレエでした。
劇中、僕は拍手をあまりしないのだけれど、バレエのシーンでは自然と拍手していました。
特に、劇中劇として、約20分ほどかけて最初から最後まで完全に再現される「人魚姫」のバレエのシーンでは、会場の拍手もすごかった。
その拍手が、その劇中劇を見ている観客の拍手として扱われ物語が進んでいくのも面白かった。
バレエのシーン以外でも、この演目は主要キャストとアンサンブルが総出で唄い踊るシーンが何度かあるのだけれども、そのシーンの踊りもとてもラインが美しい。
歌も迫力があって素晴らしかった。
全員での踊りと歌のシーンがもっと出てこないかなぁとワクワクしながら見ていました。
余談ですが「アンデルセン」を見ているにもかかわらず、アンサンブルの迫力や見事さから、何故か「ウィキッド」の「エメラルドシティ」が頭のなかで流れ始めました。
・・・やっぱり僕の頭の中は「ウィキッド」に侵されている。
(この原稿も「ウィキッド」のサントラを聴きながら書いているんだ)
舞台装置は、コペンハーゲンの港町のセットが一番多く登場するのだけれど、それがディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを連想させるセットでした。
ハンスの出身地の村のセットは、「美女と野獣」の村のセットを連想させたし、さらに、劇中劇である「人魚姫」のストーリーはまんま「リトルマーメイド」のリアル版だし。
意外ですが、ディズニーミュージカルっぽかったです。
「アンデルセン」
非常に地味な演目です、きっと見たことのない人にとっては。
ストーリーこれといった起伏もないし、悪役もいない。
けれど、なぜこんなにも引き込まれたのだろう。
四季の「ファミリーミュージカル」にバレエのエッセンスを加えたような印象。
歌、ダンス、ストーリーの四季のいいところを、ちょうどいいバランスでミックスされいている演目なのかも知れない。
地味な演目だけど、面白いです。
意外すぎるくらい面白いです。
一度見てみて損はないと思います。
「アンデルセン」 キャスト
ハンス・クリスチャン・アンデルセン: 味方隆司
マダム・ドーロ :小川美緒
ニールス :岩崎晋也
ペーター :有賀光一
男性アンサンブル
斉藤翔
鈴木伶央
齋藤太一
高城将一
渡井真一
廣野圭亨
川地啓友
青山祐士
香川大輔
川口啓史
前田員範
女性アンサンブル
大橋里砂
長橋礼佳
江部麻由子
森田真代
梅崎友里絵
大槻純子
服部ゆう
荒木舞
石野寛子
高橋佳織
榊山玲子
是澤麻伊子
白澤友理
大橋伸予
前評判も、公演の内容も、何も調べずに行ったこの公演。
それくらい興味がなかった。
でも近くに来るので、とりあえず行っとくか、くらいのノリ。
もちろん席はC席です。
僕の最初の勝手なイメージ。
アンデルセンの名作童話の数々が、「55STEPS」のようにオムニバスでバレエで表現される。
狂言回しにアンデルセンがいる。
ストーリーはなし。
そんな感じ。
が、その予想はいい意味で裏切られました。
えっ?この演目かなり面白いじゃん!
物語は、アンデルセンが村を出てから童話作家として有名になっていく過程を描いたいわばひとつのサクセスストーリー
舞台装置も場面転換でいろいろ入れ替わる僕好み。
一幕はあっという間にすぎ、退屈することもなく正味2時間の上演を最後まで見切りました。
思わず自分から拍手が出るシーンも数々あり。
カーテンコールも演出されていて華やか。
これは予想外の展開!
その日、ものすごくいやな出来事があったのだけれど、これを観たおかげでずいぶんと心が安らぎました。
以下、雑感。
主演のハンス役は味方隆司と佐野正幸のダブルキャスト。
観劇前は「美女と野獣」でビーストやってた佐野さんの方がよかったって思ってたけど、観劇後は味方さんで正解だと思った。
主役であるのに一切華のない、ハンスのウリであるあの素朴さは、味方さんのあっさり風味で適役。
佐野さんでは無理だろう。
なんてったって、素顔でビーストできるくらいの濃い~顔の佐野さんなので。
そのかわり、華はバレエプリンシパルのニールスと、プリマのマダムドーロのカップルが持ってってくれてました
ニールス役の岩崎晋也。
野球の新庄に似てるなぁって思って見ていたら、劇中、赤いラメのガウンに身を包んで登場してくれました。
もう完全に新庄。
ドーロ役の小川美緒。
パンフレットの顔写真がとにかく怖い。
変える気はないのだろうか・・・。
実物はそんなに怖くはなかったよ、ホッとした。
クレジットには主要キャストの4人しか書かれていないけれど、この演目の真骨頂はアンサンブルのレベルの高さだと思う。
ほぼ全員が、バレエ経験者。
しかも3歳からとか4歳からとか。
そのせいか、踊りが非常に美しい。
この演目、劇中劇でバレエが披露されるシーンがなんどかあるのだけれど、僕はバレエの舞台を生まれてはじめて見ました。
もちろん劇団四季のバレエ経験者によるもので、バレエのプロのステージではないのだけれど、それでもこんなに美しいものだったのかと感動しました。
バレエを見慣れている人の肥えた目で見たらその完成度はどうなのかはわからないけれど、素人の僕には十分に見応えのあるバレエでした。
劇中、僕は拍手をあまりしないのだけれど、バレエのシーンでは自然と拍手していました。
特に、劇中劇として、約20分ほどかけて最初から最後まで完全に再現される「人魚姫」のバレエのシーンでは、会場の拍手もすごかった。
その拍手が、その劇中劇を見ている観客の拍手として扱われ物語が進んでいくのも面白かった。
バレエのシーン以外でも、この演目は主要キャストとアンサンブルが総出で唄い踊るシーンが何度かあるのだけれども、そのシーンの踊りもとてもラインが美しい。
歌も迫力があって素晴らしかった。
全員での踊りと歌のシーンがもっと出てこないかなぁとワクワクしながら見ていました。
余談ですが「アンデルセン」を見ているにもかかわらず、アンサンブルの迫力や見事さから、何故か「ウィキッド」の「エメラルドシティ」が頭のなかで流れ始めました。
・・・やっぱり僕の頭の中は「ウィキッド」に侵されている。
(この原稿も「ウィキッド」のサントラを聴きながら書いているんだ)
舞台装置は、コペンハーゲンの港町のセットが一番多く登場するのだけれど、それがディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを連想させるセットでした。
ハンスの出身地の村のセットは、「美女と野獣」の村のセットを連想させたし、さらに、劇中劇である「人魚姫」のストーリーはまんま「リトルマーメイド」のリアル版だし。
意外ですが、ディズニーミュージカルっぽかったです。
「アンデルセン」
非常に地味な演目です、きっと見たことのない人にとっては。
ストーリーこれといった起伏もないし、悪役もいない。
けれど、なぜこんなにも引き込まれたのだろう。
四季の「ファミリーミュージカル」にバレエのエッセンスを加えたような印象。
歌、ダンス、ストーリーの四季のいいところを、ちょうどいいバランスでミックスされいている演目なのかも知れない。
地味な演目だけど、面白いです。
意外すぎるくらい面白いです。
一度見てみて損はないと思います。
「アンデルセン」 キャスト
ハンス・クリスチャン・アンデルセン: 味方隆司
マダム・ドーロ :小川美緒
ニールス :岩崎晋也
ペーター :有賀光一
男性アンサンブル
斉藤翔
鈴木伶央
齋藤太一
高城将一
渡井真一
廣野圭亨
川地啓友
青山祐士
香川大輔
川口啓史
前田員範
女性アンサンブル
大橋里砂
長橋礼佳
江部麻由子
森田真代
梅崎友里絵
大槻純子
服部ゆう
荒木舞
石野寛子
高橋佳織
榊山玲子
是澤麻伊子
白澤友理
大橋伸予
週末、「ウィキッド」の公演を見に行きます。
僕にとっては最後の東京公演だったので、キャストは気になっていました。
をっちグリンダ崇拝者の僕なので、せめてグリンダだけでもをっちを望んでおりました。
先月の観劇で、トマンダで不完全燃焼をおこしてたしね。
でも、をっちはここ1ヶ月近く連投が続いているし、先週から江ルファバが登場したので、「苫田+江畑」、最悪な場合「花田+江畑」を勝手に想像し、ひとり意気消沈しておりました。
が、今日の午前中、仕事中にいただいた今週のキャストを知らせるHさんからのメール。
そこには信じられない文字が。
「をっち×めぐ」
顔を上げてからもう一度見る。
「をっち×めぐ」
・・・・・・・マヂっすかーぁぁぁぁぁ!!!!
すぐに公式サイトで確認。
間違いじゃない。
をっちキター!めぐもキター!!
期待してなかっただけにテンションあがりまくり!
正直、もうあきらめていました、このふたりのキャスティングは。
大阪に行ったらなおさら。
前楽は都合により参加できなくなったので、今秋の「ウィキッド」が「海」で見る最後「ウィキッド」。
そのキャストが、この二人でよかったよぉ。
決して日頃の行いが良いとは言えない僕なのに、なんという幸運!
なんか、数年分の運を使い果たしてしまったみたいで不安なんですけど・・・。
二人の女神が降臨する最後の「ウィキッド」
なるべく瞬きをせずに、舞台の一瞬一瞬を脳裏に焼き付けてこようと思います。
久しぶりにをっちの高音ビブラートを生で聴けるかと思うと、今から失神しそう。
★今週の予定キャスト
グリンダ 沼尾みゆき
エルファバ 濱田めぐみ
ネッサローズ 山本貴永
マダム・モリブル 八重沢真美
フィエロ 北澤裕輔
ボック 伊藤綾祐
ディラモンド教授 前田貞一郎
オズの魔法使い 飯野おさみ
僕にとっては最後の東京公演だったので、キャストは気になっていました。
をっちグリンダ崇拝者の僕なので、せめてグリンダだけでもをっちを望んでおりました。
先月の観劇で、トマンダで不完全燃焼をおこしてたしね。
でも、をっちはここ1ヶ月近く連投が続いているし、先週から江ルファバが登場したので、「苫田+江畑」、最悪な場合「花田+江畑」を勝手に想像し、ひとり意気消沈しておりました。
が、今日の午前中、仕事中にいただいた今週のキャストを知らせるHさんからのメール。
そこには信じられない文字が。
「をっち×めぐ」
顔を上げてからもう一度見る。
「をっち×めぐ」
・・・・・・・マヂっすかーぁぁぁぁぁ!!!!
すぐに公式サイトで確認。
間違いじゃない。
をっちキター!めぐもキター!!
期待してなかっただけにテンションあがりまくり!
正直、もうあきらめていました、このふたりのキャスティングは。
大阪に行ったらなおさら。
前楽は都合により参加できなくなったので、今秋の「ウィキッド」が「海」で見る最後「ウィキッド」。
そのキャストが、この二人でよかったよぉ。
決して日頃の行いが良いとは言えない僕なのに、なんという幸運!
なんか、数年分の運を使い果たしてしまったみたいで不安なんですけど・・・。
二人の女神が降臨する最後の「ウィキッド」
なるべく瞬きをせずに、舞台の一瞬一瞬を脳裏に焼き付けてこようと思います。
久しぶりにをっちの高音ビブラートを生で聴けるかと思うと、今から失神しそう。
★今週の予定キャスト
グリンダ 沼尾みゆき
エルファバ 濱田めぐみ
ネッサローズ 山本貴永
マダム・モリブル 八重沢真美
フィエロ 北澤裕輔
ボック 伊藤綾祐
ディラモンド教授 前田貞一郎
オズの魔法使い 飯野おさみ

というわけで、ふたりの魔女に会いに、3か月ぶりに「ウィキッド」を見に来ました。
今回は10列目のど真ん中。
今までで一番良い席です。
グリンダキャストには、初めて見る苫田さんがクレジットされていました。
沼尾さんグリンダが大大大好きな僕にとっては、残念でもあったけど、某掲示板での高評価も聞いていたので、一度は見てみたかったし、ちょっと期待していました。
エルファバは樋口さんだったけど、彼女のことは前回の公演で認めたので安心しきってました。
が・・・。
今回のキャスト
グリンダ :苫田亜沙子
エルファバ: 樋口麻美
ネッサローズ: 小粥真由美
マダム・モリブル :八重沢真美
フィエロ :北澤裕輔
ボック :金田暢彦
ディラモンド教授: 斎藤 譲
オズの魔法使い: 飯野おさみ
さて開演。
シャボン玉に乗って苫田グリンダが降りてきました。
沼尾グリンダはいつも、「グッドニュース」で幕開け直後から脳天に心地よく響く高音のビブラートで、心をウィキッドの世界に持って行かれます。
彼女の声は本当に脳に心地よく、「グッドニュース」「この幸せ」「フィナーレ」では、その高音を存分に味わってました。
そんないきなりのグリンダ役の見せ場なので、どうしても比較してしまいます。
苫田さん、明らかに歌が下手くそでした。
をっちがうますぎるの?
今までウィキッドを観た4回、をっちしか見ていないから、明らかなレベルの差を感じてしまって、いきなりショック・・・。
一方、あーファバはと言えば・・・今回の一幕はひどかった。
声が伸びていないし、歌の歌詞もメロディーラインから微妙に外してくる。
いつも楽しみにしている「自由を求めて」では、僕の心は本当に大空に舞い上がりきれないまま幕が下りてきたよ。
この曲を聴いて気持ちが高揚せずに、冷静に幕間を迎えたのはウィキッドを見始めてから初でした。
あーファバは3回目だし、今まではそんなことなかったのに。
普段は曲の盛り上がりと、歌詞の盛り上がりをしっかりシンクロさせて聴きながら、気持ちを高ぶらせていくのに、いつもどおりのメロディーラインに乗せるべき歌詞がちょっとずれて歌われて、それはテクニックや演出の範囲を超えちゃってるくらいのひどさで・・・こちらもショック・・・。
トマンダ&アーファバのダブルショックで、幕間はちょっと沈んでしまった。
それでも、二幕は樋口さんは調子が戻ってきて、いつもの調子と迫力を取り戻していたかに見えました。
しかしトマンダ、二幕はもっとひどかった。
なんて言えばいいんだろう、とにかく存在が薄く感じられた。
グリンダとエルファバ、どちらもまったくのイーブン、ふたりがまったく同じウェイトで主役と言えるミュージカルがウィキッドだと思っているんだけど、苫田グリンダでは、その主役として役の重さを背負う力量がない気がしました。
特に、二幕はグリンダが良い魔女として成長していく大事なシーンが続くのに、まったく大学時代のグリンダと同じなんだよね。
沼尾さんのときは、終幕が近づくにつれ、いい魔女としての意志に充ちた強さやオーラを感じるんだけど、苫田さんは、印象の薄いままラストを迎えてしまいました・・・惜しい。
惜しいというのは、決して苫田さんがグリンダに向いていないのではなく、キャラクターとしてはとても向いているのではと思うからです。
1幕のキャピキャピしてるとこなんかは、沼尾さんよりもはまり役だと思ったし、「ポピュラー」もかわいかったもん。
あとは、歌のうまさと、貫禄を身につけてくれると、いいグリンダになりそうなんだけどなぁ。
で、苫田さんのグリンダを観て、ますます西さんのグリンダが観たくなりました。
彼女なら、きゃぴきゃぴも出来るし、歌もうまいし、演技も上手だし、一番バランスのいいグリンダができるのではないかと思います。
早く韓国から戻って来ないかなぁ。
今回、幕が開いて、主役ふたりが残念なことになってて、ちょっと沈んでいるところへ、フィエロが出てきたときに、何故かほっとしました。
いつもの安心感を彼の演技を見ていて覚えました。
今回のキャストの中で、北澤さんが一番多く見ていたからだと思う。
僕は彼のことがとても好きだし、以前よりも演技と歌が上手になっているような気もしたので、とても嬉しかったです。
さらに、いつもなら主役のふたりへ向ける意識がそがれ、今回初めてアンサンブルを意識しました。
今回のアンサンブルは、濃い~顔のキャストが多かったけれど、確かに存在感がありました。
今まで見たステージで、アンサンブルが一番良かったような気がする。
実際に「人生を踊り明かせ」と「エメラルドシティ」は今までで一番楽しかった。
この2曲だけ今まで以上に興奮しました。
アンサンブルのせいなのか、主役のふたりへの意識が今までと違うところへ向かっていたせいなのかはわからないけれど、とにかくそうだったのです。
今回の観劇の想い出は「人生を踊り明かせ」と「エメラルドシティ」。
あと、初めてネッサローズへも目がいきました。
小粥真由美さん、とても綺麗で、声も好きでした。
この人、CDのキャストの人だよね?
ピンポイントだけど、CDの「人生を踊り明かせ」の中終盤でボックに「ネッサ!」って話しかけられた時の「なに?」っていう一声がかわいくてかなり萌えてます。
萌えついでに関係ないけど、めぐファバもあーファバも、二幕の衣装の、身体の線が出るタイトな黒い魔女スタイルになったときの、彼女たちの迫力ある歌声からは想像できない
そのあまりの線の細さに、かなり萌えます。
最近のマイブームは「韓国」や「飛行機」「日本酒」などたくさんありますが、その中でもひときわはまっているもの、それがこの「ウィキッド」です。
年に数回しか観劇出来ないにもかかわらず、ここまで好きなのは、やはりこのお芝居の持つ求心力。
何度見ても、全く飽きることなく、いつもワクワクしながら見られるし、感動します。
最近は仕事中でもi-podで毎日エンドレスでウィキッドのサントラを聴いています。
今日は四季の「ウィキッド」についてのマニアックな徒然。
(マニアックと言っても僕なんかまだまだ四季初心者で、僕の四季師匠のHさん等らとの間にはまだ猿と人間ほどの差があるんだけどね)
初めて「ウィキッド」を見たのが去年の6月で、その記事はブログにも載せたけど、その後今日に至るまで合計4回見ました。
4回分の主要キャストです。
2008年6月21日
エルファバ:濱田めぐみ
グリンダ:沼尾みゆき
フィエロ:李涛
2008年11月30日/2009年2月22日
エルファバ:樋口麻美
グリンダ:沼尾みゆき
フィエロ:北澤裕輔
2009年2月25日
エルファバ:濱田めぐみ
グリンダ:沼尾みゆき
フィエロ:北澤裕輔
4回ともキャストが不変だったのはグリンダの沼尾さんと、山羊先生の前田貞一郎さんだけでした。
フィエロの李涛さんは初回のみで、以後3回北澤さんだったので、北澤さんの方がおなじみです。
ダンスが下手、歌が下手だと言われていますが、僕は好きです彼。
男性目線から見てもかっこいいと思うよ。
甘~い感じが漂っています。
さて、この作品を初めて見て感動して以来、2度目の観劇の時も、見たかったキャストは1度目と同じ沼尾グリンダ+濱田エルファバでした。
でも2度目に、樋口エルファバが来てしまいました。
「南十字星」の樋口さんがあまり好きではなかった上に、某四季友から、「あーファバはガチャピンみたい」という情報をあらかじめ与えられ、かなりうがった先入観で見てしまいました。
確かにガチャピンに見えた。
でも、無理矢理「あれはめぐファバなんだ」と脳内で必死に変換しながら見たよ。
正直、めぐファバに比べたら唄も演技も劣っていた気がする。
でも3度目の観劇で再び樋口エルファバを目にしたときは、全然印象が違いました。
濱田さんの代役ではなく、「樋口さんのエルファバとして」ものすごく自然に役をこなしていたし、唄もメグファバと比較しても遜色なくなってたと思います。
きっと彼女なりに陰で必死に努力していたんだろうなぁ。
オリジナルキャストと比較される、二番手のキャストって本当に大変なんだろう、特にオリジナルキャストが偉大な人物の場合は。
でもこのとき僕の中で、一番手のエルファバキャストがふたりになりました。
「樋口さんでも『ウィキッド』はあり!」そう思った3度目の観劇。
しかーし、その翌々日に発表されたその週のキャストには、めちゃくちゃ久しぶりにめぐファバが。
せっかくの東京滞在の時、観られるだけ見ておこうと思い、初のS席を奮発しました。
二日前の観劇で、樋口さんを認めたばかりだけど、やはり僕はめぐファバが好き。
それは演技や唄のうまさ下手さではなく、もう純粋に人としての好みのレベルになってくるけど。
あと、めぐの方が、日陰で生きてきたエルファバが、人生に対する諦めや躊躇いを胸に抱きつつも明るく振る舞っている心の微妙な部分を、うまく演じられていると思う。
そしてグリンダ。
最初に見たときにはエルファバに心を奪われていたけれど、時間が経つにつれてグリンダの存在が大きく心を占めるようになった。
グリンダというよりも、沼尾グリンダ。
僕の中では4回ともグリンダは沼尾さんだったので、もう彼女以外には考えられない。
沼尾さん自身の成長物語として見ています。
この物語で、最終的に一番救いがなく、しかし強くなった女性って実はエルフィーじゃなくてグリンダだよね。
エルファバは最後にフィエロと一緒になれるけれど、グリンダはエルファバが生きていることさえ知らずに(僕はそう思っている)、オズの国の新しい主人として気丈に振る舞っていかなくてはならない。
グリンダで始まり、グリンダで終わる物語。
そういう目線で見ると、エルファバは、グリンダを成長させるための脇役にすら思えてきます。
僕の涙を誘うのは、エルファバではなくてグリンダの生き様。
あと、沼尾さんの声が僕は何とも好きなんだな。
沼尾さんが高音を出すと、そのビブラートが脳天に響いてきて何とも言えずに心地いいの。
さらに、彼女が高音を出すときの、少し苦しげな顔の表情がたまらなく好き。(何フェチ!?)
(ちなみに、YUIと、一青窈の顔をくしゃくしゃにして歌う表情がたまらなく好き。本当に、何フェチって言うの?こういうの)
歌のうまさという点では、去年見た「美女と野獣」でベルを演じていた西珠美さんもグリンダをやっているんだよね。
彼女もとてもステキな女優さんで歌が上手だったので、西グリンダも一度見てみたかったなぁ。
残念ながら退団されて韓国へ帰ってしまったとか。
でもいいや、いつか韓国のミュージカルで西さんに会おう。
・・・と思っていたら、今知りました。
噂ですが、韓国での「オペラ座の怪人」の公演が終われば、劇団四季に復帰することになっていることが韓国で報じられているそうです。
よかった!
閑話休題。
そして曲。
「defying gravity」のカタルシスがもうなんとも言えずにたまんない。
極端な話、このシーンを見るためにこのミュージカルに通ってるくらい。
もちろん、「For good」も同じくらい大好きで、何度も何度も聞いているし、他にもたくさんのよい曲があるけど、あえて一つ選ぶのならやはりこの曲。
大半の人は、ウィキッドのハイライトとしてこのシーンをあげるよね。
何度見ても、鳥肌がたち、ものすごい快感が襲ってくる。
シーンの盛り上がりもさることながら、やはり女優の圧倒的な声量と歌唱力にやられているんだろう。
それだけに、役者の実力が大きくものをいうんだけど、今のところ僕が見たふたりの女優は十分合格点。
僕にとっての女神です、彼女たちは。
それから特筆すべきは、3回目の観劇の時、偶然にもバックステージツアーがあって、参加してきました。
ここまで赤裸々に舞台裏を見せてもらってもいいの!?ってくらい、舞台の上も含め、実際のバックステージをまるまる解説付きで見せてもらいました。
まさか、グリンダやエルファバと同じ舞台の上に立てるとは思わなかったので、感動。
彼女たちと同じ視線で客席を眺めました。
さすがにシャボン玉や、空飛ぶ箒で飛んでるふたりの目線までは無理だったけれど。
あー、記事を書いていたら無性にまた見たくなってきました。
残念ながら千秋楽のチケットは落ちてしまったけれど、東京公演が終わる前に、前楽も含めあと3回分のチケットは確保できました!
全部行けるといいなぁ。
「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」を観た後、五反田に移動してきました。
5月に千秋楽を迎える「キャッツ」
一度は観ておきたくて、Hさんにつきあってもらいました。
音楽がよかったなぁというのが今の印象。
四季版CDが出たらほしいくらい。
でも一度しか観ていないので、すべての曲を詳細には思い出せないのがもどかしい。
どの曲がどの場面の曲なのかもわからないし。
ストーリーに関しては、まったく理解できませんでした。
僕はどちらかというと、ストレートプレイ寄りのミュージカルが好みのよう。
全編歌で物語が進んでいくのは、僕の能力不足で、ストーリーが途中で追えなくなってしまう。
なので途中からはストーリーはあきらめて完全に音楽と猫たちの動きを楽しんでました。
今回の目に付いたキャスト。
まずは初見の木村花代。
ジェリーロラムとグリドルボーン役だ。
「マンマミーア」でソフィを演じていたという情報だけ何故か知っていて、今回初めて実物を観ました。
パンフレットの写真から想像していたよりも、もっとかわいらしい女性でした。
華があった。
(それにしても、四季のパンフに載っている写真ってひどすぎるのが多いよ。高倉恵美さんなんて別人だもん)
それからヴィクトリアを演じた石川緑さん。
定位置が座席から近かったせいもあるけど、今回の猫たちの中でも一番心ひかれた役者さんでした。
純粋に、綺麗だったなぁ。
どんな素顔しているんだろう。
男性では、荒川務さん。
四季ではもう大ベテラン俳優になるのかな。
僕は実は四季劇場海で観た「マンマミーア」で一度観ているらしいんだけど、その頃はまったく四季の俳優に関して無知だったし関心もなかったので、ノーチェックでした。
その後、テレビや会報誌で顔だけは何度も見かけたのですが、俳優を意識するようになってからは生で見るのは初めて。
想像以上にかっこよかったよ!
マンカストラップ役だったのだけど、「あの」ポーズがとても決まっていました。
それから、「美女と野獣」で見た田島亨祐さんと、百々義則さんが、それぞれアスパラガス&グロールタイガー、スキンブルシャンクスとして配役されていました。
百々さんはキャスト表を見るまでまったく気がつかず、別人のようだったけど、田島さんは猫になってもガストンに見えた。
彼、ガストンがはまり役だよね、あごがしゃくれてるし。
あのしゃくれっぷりはすばらしいです。
ストーリーはちんぷんかんぷんだったけど、また音楽を楽しみたいミュージカルだったな。
またいつか、東京以外の場所で上演されることを期待しています。
って書いてたらつい先日、11月からの横浜での上演が決定いたしました。
これって単なる劇場の近距離移動じゃん!
あわてて観に行く必要なかったじゃん!
しかもインターバルも短いし!
今のキャッツシアターで「もう観られない」「千秋楽だっ!」って騒ぎ立てる必要があるのか・・・。
5月に千秋楽を迎える「キャッツ」
一度は観ておきたくて、Hさんにつきあってもらいました。
音楽がよかったなぁというのが今の印象。
四季版CDが出たらほしいくらい。
でも一度しか観ていないので、すべての曲を詳細には思い出せないのがもどかしい。
どの曲がどの場面の曲なのかもわからないし。
ストーリーに関しては、まったく理解できませんでした。
僕はどちらかというと、ストレートプレイ寄りのミュージカルが好みのよう。
全編歌で物語が進んでいくのは、僕の能力不足で、ストーリーが途中で追えなくなってしまう。
なので途中からはストーリーはあきらめて完全に音楽と猫たちの動きを楽しんでました。
今回の目に付いたキャスト。
まずは初見の木村花代。
ジェリーロラムとグリドルボーン役だ。
「マンマミーア」でソフィを演じていたという情報だけ何故か知っていて、今回初めて実物を観ました。
パンフレットの写真から想像していたよりも、もっとかわいらしい女性でした。
華があった。
(それにしても、四季のパンフに載っている写真ってひどすぎるのが多いよ。高倉恵美さんなんて別人だもん)
それからヴィクトリアを演じた石川緑さん。
定位置が座席から近かったせいもあるけど、今回の猫たちの中でも一番心ひかれた役者さんでした。
純粋に、綺麗だったなぁ。
どんな素顔しているんだろう。
男性では、荒川務さん。
四季ではもう大ベテラン俳優になるのかな。
僕は実は四季劇場海で観た「マンマミーア」で一度観ているらしいんだけど、その頃はまったく四季の俳優に関して無知だったし関心もなかったので、ノーチェックでした。
その後、テレビや会報誌で顔だけは何度も見かけたのですが、俳優を意識するようになってからは生で見るのは初めて。
想像以上にかっこよかったよ!
マンカストラップ役だったのだけど、「あの」ポーズがとても決まっていました。
それから、「美女と野獣」で見た田島亨祐さんと、百々義則さんが、それぞれアスパラガス&グロールタイガー、スキンブルシャンクスとして配役されていました。
百々さんはキャスト表を見るまでまったく気がつかず、別人のようだったけど、田島さんは猫になってもガストンに見えた。
彼、ガストンがはまり役だよね、あごがしゃくれてるし。
あのしゃくれっぷりはすばらしいです。
ストーリーはちんぷんかんぷんだったけど、また音楽を楽しみたいミュージカルだったな。
またいつか、東京以外の場所で上演されることを期待しています。
って書いてたらつい先日、11月からの横浜での上演が決定いたしました。
これって単なる劇場の近距離移動じゃん!
あわてて観に行く必要なかったじゃん!
しかもインターバルも短いし!
今のキャッツシアターで「もう観られない」「千秋楽だっ!」って騒ぎ立てる必要があるのか・・・。
初の四季ダブルヘッダーをこの2月に経験した。
まずはこの作品「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」
劇団四季の55年分の作品の中から、ハイライトや名曲をオムニバスで上演する作品。
観劇後、しばらく経つけど、今思い出す印象は、ミュージカルと言うよりもショー。
年季の入った四季ファンには嬉しい作品かも知れない。
でも僕のような入門者の心には、それほど残るものはなかった。
観ている瞬間は楽しいのだが、ベースを知らないから観劇後の印象が薄い。
やはりストーリーがないからだろう。
「プロフェッショナルの学芸会」という感じだった。
その中でも収穫は、またお気に入りの俳優が出来たこと。
一人は、芝清道さん。
めちゃくちゃオモローなおじさん。
なんでか知らないけど、すごく人を惹きつける魅力にあふれた方でした。
彼が出てくると思わず観てしまう。
一生懸命若い者についていってるけなげなところがまたよい。
Hさんによると、僕は一度福岡シティ劇場でのライオンキングで彼のことを観ているらしい。
これから追っかけます。
そしてもう一人はダンサーの高倉恵美さん。
容姿がタイプだったので、ずっと目で追っていた。
真っ赤なドレスを身にまとい、ソロでダンスを踊るシーンで完全にノックアウト・・・。
退団してしまった吉沢さんの後を継いだ、MY注目女優です。
あと、ショックだったこと。
「ウィキッド」フィエロ役の李涛さんが出ていたことを、観劇後にHさんに言われるまでまったく気がつかなかった・・・。
所詮僕の四季レベルはこんなものだね。初心者の初心者。
しかし、ついに「四季友の会」に入会してしまった・・・。
ちょっとずつ四季ヲタの階段をのぼっております。
まずはこの作品「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」
劇団四季の55年分の作品の中から、ハイライトや名曲をオムニバスで上演する作品。
観劇後、しばらく経つけど、今思い出す印象は、ミュージカルと言うよりもショー。
年季の入った四季ファンには嬉しい作品かも知れない。
でも僕のような入門者の心には、それほど残るものはなかった。
観ている瞬間は楽しいのだが、ベースを知らないから観劇後の印象が薄い。
やはりストーリーがないからだろう。
「プロフェッショナルの学芸会」という感じだった。
その中でも収穫は、またお気に入りの俳優が出来たこと。
一人は、芝清道さん。
めちゃくちゃオモローなおじさん。
なんでか知らないけど、すごく人を惹きつける魅力にあふれた方でした。
彼が出てくると思わず観てしまう。
一生懸命若い者についていってるけなげなところがまたよい。
Hさんによると、僕は一度福岡シティ劇場でのライオンキングで彼のことを観ているらしい。
これから追っかけます。
そしてもう一人はダンサーの高倉恵美さん。
容姿がタイプだったので、ずっと目で追っていた。
真っ赤なドレスを身にまとい、ソロでダンスを踊るシーンで完全にノックアウト・・・。
退団してしまった吉沢さんの後を継いだ、MY注目女優です。
あと、ショックだったこと。
「ウィキッド」フィエロ役の李涛さんが出ていたことを、観劇後にHさんに言われるまでまったく気がつかなかった・・・。
所詮僕の四季レベルはこんなものだね。初心者の初心者。
しかし、ついに「四季友の会」に入会してしまった・・・。
ちょっとずつ四季ヲタの階段をのぼっております。
劇場名が紛らわしい。
「東京エレクトロンホール宮城」
いったい東京と宮城、どっちにあるのだ?
正解は宮城です。
時間は少しさかのぼるが、宮城県は仙台まで遠征してきた。
劇団四季の「美女と野獣」を見るために。
ずっと見たかったミュージカルだった。
ディズニー作品で一番好きな作品が「美女と野獣」
それに加えて、最近の劇団四季というマイブーム。
この二つのコラボを、見逃していられるか、いやいられなかった。
わざわざ新潟から遠征してくるからにはいい席をと、S席ゲット。
今回もHさんに頼んで、かなり良席をとっていただいたた。
朝に高速バスで新潟を出て、昼前に広瀬通に着く。
劇場まではそこから歩いて15分くらいかな。
ホールの中では、先日脳を犯されたばかりの「ジーザスクライストスーパースター」のPVがエンドレスで流れており、「美女と野獣」を見に来ているのに頭の中はすっかりジーザスモードになってしまう。
この麻薬のようなジーザスナンバーを振り払のが大変だった。
幕が開く。
ストーリーは知っているから、おなじみのストーリーや登場人物を四季がどう表現するのかが楽しみだった。
それと、注目は豪華な舞台装置。
数日前に見た「ジーザスクライストスーパースター(ジャポネスクバージョン)」はあまりにもシンプルな舞台装置だったので、装置好きな自分には少し物足りなかったのだ。
しかし今回の「美女と野獣」は、お城をはじめとする次々と変わる豪華な舞台セットに心奪われた。
しかも転換もスムーズ。
大舞台の醍醐味を十分味わいました。
歌のシーンでは、ガストンと街の住人とのラインダンス(?)はとてもリズミカルで楽しかったし、このミュージカルの一番の見せ場(なのかな)である「ビーアワゲスト」のシーンでは、映画のシーンをそのまま現実世界に持ってきたかのような演出で楽しめた。
今回ベルを演じたのは、初見の西珠美さん。
決して「美人!」というタイプの顔立ちではないのだけれど、ドレスを着てセンターに立つと、明らかに他のアンサンブルとは違うオーラが出まくり!
めちゃくちゃ綺麗になっちゃう。
一流の役者のオーラって本当にすごいと思う。
この方は歌がとても上手だった。
この日のキャスト、気に入った!
舞台を見ている時はまったく知らなかったんだけど、後になってこの人が韓国人であることを知った。
2005年に来日したらしい。
わずか3年しか経っていないのに、まったく違和感を抱かせることなく日本語を使いこなせていることにまずびっくり。
四季の発声や舞台稽古のメソッドには、いろいろと批判もあるようですが、「外国人の日本語学習者の母国語の癖を矯正する」という点においては、普通の語学教材なんかよりはずっといいのかも知れない。
3年で日本語をあやつり、数々の主役を同時に演じられる西さん、すげー!
この他にも「ウィキッド」のグリンダや、「ライオンキング」のナラ、「ジーザスクライストスーパースター」のマグダラのマリアを同時期に演じていたようだ。
残念ながら、この4月から母国に帰ってしまったようなんだよね・・・。
是非四季の舞台でもう一度みたい女優さんだなと思った。
今度は韓国でハングルの歌を唄う西さんも見てみたいな。
西さんを見たのはこれが最初で最後だったけれど、一度だけでも彼女の舞台をみられて良かったなぁ。
その他キャスト雑感。
ビースト役の佐野さんは、王子に戻った素顔も野獣のようだった。
モーリス役の松下さんは、「ウィキッド」のオズ陛下。役柄的には両極端なんだけど、どっちも上手でした。
バベット役の岡本結花さんがめちゃくちゃ色っぽい。もとミニスカポリスらしい。
で、Hさんから依頼されていた、最後のビーストの変身シーンのからくりは、結局わからずじまいだった。
四季版「美女と野獣」、決して「ウィキッド」のような興奮や快感はありませんが(何でも「ウィキッド」ど比較してしまうのは勘弁)、純粋に楽しい気持ちになれるいい舞台だった。
僕が今まで見た舞台の中で、一番派手な舞台だったかも知れない。
機会があったらまた見るよ。
★当日の主な出演者★
ベル:西珠美
ビースト:佐野正幸
モーリス:松下武史
ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則
ミセスポット:織笠里佳子
タンス夫人:竹原久美子
バベット:岡本結花
今年4度目の四季観劇です。
おもむろに四季の観劇頻度が増えています。
そしてこの日から怒涛のステージラッシュ。
10日間で5ステージを見る予定。
どうして見たいステージがこんなに固まっちゃうんだろう。
初日の今日は地方公演で新潟にやってきた「ジーザスクライストスーパースター」
ちょうど1ヶ月ほど前にBS2で映画バージョンを放送していたので、予習を兼ねて見ました。
映画は・・・かなり微妙。
キリストが有名になってからキリストの受難までを、ヒッピー風の集団がロック音楽に歌詞をつけて演じ、踊ると言う、かなり前衛的な内容。
内容的には誰もが知っている新約聖書の中身をまったくその通りになぞっているだけで、映画独特のオリジナルストーリーはない。
この映画に対してはキリスト教側からもかなり痛烈な批判があった模様。
予定調和の中で物語が進み、キリストの受難で幕を閉じる。
全然感動やワクワク感、悲しさなどの感情の起伏が得られない。
うーむ、これを四季がやるのか。
一抹の不安が。
さて当日。
今回はC席。
2階席の一番後ろかと思っていたら、2階席の真ん中くらいだった。
静かに舞台が始まる。
ジャポネスクバージョンなので、登場人物たちはどこか和風がちりばめられた衣装と、顔にカブキのくま取りをしている。
台詞はなしで歌のみ。
映画でも使われていた曲と同じ曲が使われいるので、音楽にはすんなり入り込める。
日本語歌詞なので、理解はしやすいのだが、歌詞を聞き取れないと、正確にストーリーが追えない。
正直辛い。
上演時間100分、休憩なし。
今までに見た四季作品の中では比較的短い。
あっという間に予定調和のストーリーが終り、キリストが十字架に貼り付けにされ、その状態でゆっくりと時間が過ぎ、静かに幕は下りた。
セットは非常に、非常にシンプル。
真ん中に組まれたメインステージは白い床のシンプルな平面。
それに4台の大八車に乗せた畳3畳ほどのスペースを、角度をつけたり、つなげたりして、空間を形作っていく。
大八車には専門の黒子(衣装は白だが)の役者がつき、自由自在に操る。
その4台の大八車が織り成す変幻自在な舞台構成もこの芝居の見所なのだろう。
それはそれで「よく考えてるなぁ」と感心するような出来だったし、この芝居には合っているのだろう。
しかし、大劇団の凝りに凝ったリアルなセットが好みの僕には、まったく物足りなかった。
(この不満はすぐにその週末に控えた次の四季観劇で晴らされる事になる。)
マグダラのマリアが一応ヒロインなのだろうけど、存在感薄し。
キリストも歌は上手だし、キャストの中では目立っているけど、ユダの陰にちょっと隠れちゃってるかも。
とにかくユダの歌うシーンが、迫力や歌唱力、カリスマに溢れすごかった。
印象に残ったシーンといえば、「私にはあなたがわからない」等々のユダのソロと、いきなり舞台の両サイドから女性コーラス隊ソウルガールズが出てきて歌われた「スーパースター」
さらに「何が起こるのか教え給え」でアホ丸出しのバカ弟子ペテローず。
そしてその場で一度限り聞いたこれらの曲たちが、後を引くことになる。
観劇直後は、はっきり言って「失敗したかも」と感じていた今回の作品だが、日がたつにつれて僕の脳はキリスト、ユダ、ペテロ彼らの歌声に支配され、音楽が頭から離れなくなっていった。
あのメロディー、あの歌詞、あの迫力。
最初は全く響かなかった舞台が、ジワジワと響いてくるなんて。
こんな経験は初めてだった。
惹きつけ方が尋常ではない。
脳内麻薬のようだ。
「また見たい」とさえ思えてくる。
2009年には東京公演も決定したらしい・・・・行きたい。
日本語版CDが激しく欲しいです。
発売は無理かなぁ。
今回の新潟公演には、昨年の「夢から醒めた夢」と同じく、オフステージトークが用意されていた。
舞台上の役者と、素の役者のギャップが激しく、オフステージトークはとても面白く見られることは昨年の「夢から醒めた夢」のときに経験済みだ。
「今年も絶対参加だ」そう思って申し込みに行く。
・・・自分が四季の会会員では無い事をすっかり忘れていた。
あえなく撃沈。
この瞬間、四季の会に入会する事を決意する。
おもむろに四季の観劇頻度が増えています。
そしてこの日から怒涛のステージラッシュ。
10日間で5ステージを見る予定。
どうして見たいステージがこんなに固まっちゃうんだろう。
初日の今日は地方公演で新潟にやってきた「ジーザスクライストスーパースター」
ちょうど1ヶ月ほど前にBS2で映画バージョンを放送していたので、予習を兼ねて見ました。
映画は・・・かなり微妙。
キリストが有名になってからキリストの受難までを、ヒッピー風の集団がロック音楽に歌詞をつけて演じ、踊ると言う、かなり前衛的な内容。
内容的には誰もが知っている新約聖書の中身をまったくその通りになぞっているだけで、映画独特のオリジナルストーリーはない。
この映画に対してはキリスト教側からもかなり痛烈な批判があった模様。
予定調和の中で物語が進み、キリストの受難で幕を閉じる。
全然感動やワクワク感、悲しさなどの感情の起伏が得られない。
うーむ、これを四季がやるのか。
一抹の不安が。
さて当日。
今回はC席。
2階席の一番後ろかと思っていたら、2階席の真ん中くらいだった。
静かに舞台が始まる。
ジャポネスクバージョンなので、登場人物たちはどこか和風がちりばめられた衣装と、顔にカブキのくま取りをしている。
台詞はなしで歌のみ。
映画でも使われていた曲と同じ曲が使われいるので、音楽にはすんなり入り込める。
日本語歌詞なので、理解はしやすいのだが、歌詞を聞き取れないと、正確にストーリーが追えない。
正直辛い。
上演時間100分、休憩なし。
今までに見た四季作品の中では比較的短い。
あっという間に予定調和のストーリーが終り、キリストが十字架に貼り付けにされ、その状態でゆっくりと時間が過ぎ、静かに幕は下りた。
セットは非常に、非常にシンプル。
真ん中に組まれたメインステージは白い床のシンプルな平面。
それに4台の大八車に乗せた畳3畳ほどのスペースを、角度をつけたり、つなげたりして、空間を形作っていく。
大八車には専門の黒子(衣装は白だが)の役者がつき、自由自在に操る。
その4台の大八車が織り成す変幻自在な舞台構成もこの芝居の見所なのだろう。
それはそれで「よく考えてるなぁ」と感心するような出来だったし、この芝居には合っているのだろう。
しかし、大劇団の凝りに凝ったリアルなセットが好みの僕には、まったく物足りなかった。
(この不満はすぐにその週末に控えた次の四季観劇で晴らされる事になる。)
マグダラのマリアが一応ヒロインなのだろうけど、存在感薄し。
キリストも歌は上手だし、キャストの中では目立っているけど、ユダの陰にちょっと隠れちゃってるかも。
とにかくユダの歌うシーンが、迫力や歌唱力、カリスマに溢れすごかった。
印象に残ったシーンといえば、「私にはあなたがわからない」等々のユダのソロと、いきなり舞台の両サイドから女性コーラス隊ソウルガールズが出てきて歌われた「スーパースター」
さらに「何が起こるのか教え給え」でアホ丸出しのバカ弟子ペテローず。
そしてその場で一度限り聞いたこれらの曲たちが、後を引くことになる。
観劇直後は、はっきり言って「失敗したかも」と感じていた今回の作品だが、日がたつにつれて僕の脳はキリスト、ユダ、ペテロ彼らの歌声に支配され、音楽が頭から離れなくなっていった。
あのメロディー、あの歌詞、あの迫力。
最初は全く響かなかった舞台が、ジワジワと響いてくるなんて。
こんな経験は初めてだった。
惹きつけ方が尋常ではない。
脳内麻薬のようだ。
「また見たい」とさえ思えてくる。
2009年には東京公演も決定したらしい・・・・行きたい。
日本語版CDが激しく欲しいです。
発売は無理かなぁ。
今回の新潟公演には、昨年の「夢から醒めた夢」と同じく、オフステージトークが用意されていた。
舞台上の役者と、素の役者のギャップが激しく、オフステージトークはとても面白く見られることは昨年の「夢から醒めた夢」のときに経験済みだ。
「今年も絶対参加だ」そう思って申し込みに行く。
・・・自分が四季の会会員では無い事をすっかり忘れていた。
あえなく撃沈。
この瞬間、四季の会に入会する事を決意する。
ついに観ました、劇団四季の「ウィキッド」!
昨年の公開以来、Hさんが憑かれたように絶賛し、見まくっていたのが、気になって気になって仕方なかった。
今回東京旅行の最後に、Hさんにチケットをゲットしてもらい、ついに見ることが出来た。
TDRを後にして、向かったのは汐留にある電通四季劇場[海]
この劇場は、数年前に「マンマ・ミーア」をを見に来て以来。
なんかTDRの直後だもんだから大人の社交場って感じでドキドキ。(もちろんそんな大げさなもんでもないけど)
ここでHさんと待ち合わせした。
「ウィキッド」のストーリーはあえて全く知らずに来たものの、Hさんのブログの観劇記を拝見たり、Hさんのすすめで「オズの魔法使い」の映画のDVDを観たりして、雰囲気だけは予習しておく。
これが大正解だった。
先に映画を観ておくのとそうでないのでは、初見の印象の深さが大きく違う。
「オズの魔法使い」の西の悪い魔女と北の善い魔女の前日談がかかれるこのミュージカルでは、「オズの魔法使い」の主役であるドロシーや、3人のお供も登場する。
しかし善悪の視点を変えて描かれるため、「オズの魔法使い」の映画を観ておくと、なおさら魔女達の生き方に対して、彼女たちの心理を深いところまで考えられたり、その後待ち受ける彼女たちの運命を思い、切なさを胸に抱きながら若き日の行動を追うことが出来る。
このミュージカルの結末を知っているらしい隣の席の客は、幕が開けた瞬間に泣いていた。
今となってはそのわけが十分すぎるくらいにわかる。
(以下少々ネタバレありです。)
幕開けにまず物語の最後のシーンを持ってくる。
同じシーンが終幕にもう一度出てくるのだが、そのシーンを観る者の意識が、最初と最後では全く変わっている。
実に巧妙な芝居の作り方と演出である。
きっと、僕も次に観たときには、幕開けでいきなり胸にこみあげるものがあると思う。
芝居のストーリーや演出もさることながら、僕にこのミュージカルをここまで惹きつけたのは、ほとんどがキャストによる演技力であった。
Hさんによると、今日のキャストは、開演当時のベストメンバーが演じているらしい。
グリンダ沼尾みゆき
エルファバ濱田めぐみ
このふたりの演技と歌によって、このミュージカルの完成度は何倍にも高められている気がした。
観劇後、とにかく感動し、しばらく身動きできないくらいだった。
圧倒された。
芝居を観て、これほどの衝撃を受けたのは、生まれて初めてだった。
1幕の最後のエルファバの魂の歌声には、背筋がゾクゾクとふるえ、鳥肌が立った。
エルファバを演じる女優は、超自然的な力を持っているわけではないけれども、演技と歌というチカラによって、観客の心を震え上がらせることが出来る。
人間の能力ってすごい。
観劇直後にアップした記事にも書いたことだが、僕とそんなの年も変わらないその女優が、僕には神様に見えた。
そして音楽。
どの楽曲もとても耳と心に残るメロディーの曲だ。
英語版のCDを聞いて予習していったので、「ああ、この曲はこんな場面の曲だったのか」と確認しながら聞いていた。
冒頭から最後までを貫くテーマとも言える楽曲も、荘厳で印象的だ。
それに歌詞を載せて歌うアンサンブルは、今までに見たどの四季の舞台よりも迫力があった。
ストーリー、演出、音楽、舞台装置、そして役者。
すべてがカンペキにそろって、きわめて完成度の高い舞台となっていた。
このブログを書くに当たって、久々に四季のHPでウィキッドのプロモーション動画を見た。
ヤバイ、ヤバすぎる。
観ただけでもう泣きそうになったよ。
次回は11月の観劇予定。
待ち遠しくてたまらない。
また2階席だけど、Hさんが1階席に降りるまでに1年以上かけたことを考えると、おいそれと1階席で観るわけにはいきません(笑)
それに、2階席の方が、1幕の最後の空飛ぶエルファバと視線を平行に合わせられるからいいのだ。
ちょうどこれを見た日から1ヶ月後に、劇団四季版の「ウィキッド」サントラが発売されると聞いて、家に帰ってすぐに注文した。
そして今、手元にある。
ウィキッドが開幕してからずっとこれを待ち続けていた人に比べたら、僕はなんてラッキーなのだろう。
CDがあれば、いつでもウィキッドの世界に行ける。
でもやはり、生のステージの迫力に比べたら、大げさではなく、天と地ほどのさがあるのも事実なんだよね。
たとえCDがあろうとも、ウィキッドファンは何度も劇場に足を運ぶのだろう。
四季マニアの気持ちが、ちょっとわかった気がしたステージだった。
余談ですが、いつも四季の舞台を見終わった後に思う。
どうして自分はミュージカル俳優の道を選ばなかったのだろう・・・。
目指していれば今頃あの舞台に立てたのに。
なんて妄想を。
ところで、四季の「ウィキッド」とUSJの「ウィケッド」も、四季の「ライオンキング」とHDLの「ライオンキング」みたいな関係なんだよね、きっと。
今度是非USJの「ウィケッド」も見てみたいぞ!
今年2度目の四季観劇。
今回は地元新潟でのファミリーミュージカル「魔法を捨てたマジョリン」
このミュージカルは思い出深い。
僕が小学生の頃、母親に連れられて見に行って、大感動した作品だ。
話の内容は全く覚えていないけれど、感動したことと、テーマソングである「心から心へ」という曲のメロディーと歌詞の一部を今でも覚えている。
20数年ぶりに観るマジョリンに、精神年齢5歳のペットPも連れて行く。
今回の公演のチケットは、四季の会会員であるHさんから、先行発売日当日にとっていただいたので、かなり良席でした。
5列目中央くらいだったかな、役者の表情がひとつひとつ肉眼ではっきりと確認できるくらいの席でした。
Hさんに感謝。
初めての四季観劇で、観る前は「難しいんじゃないの?あんまり興味ないんだけど」などとぶーぶー文句を垂れていたP。
芝居が始まってマジョリンが袖から元気よく出てきて話し始めた瞬間に、目を輝かせ、舞台に釘付けになり、どっぷりと四季の世界にはまったのが手に取るようにわかる。
それくらい簡単単純なヤツだ、Pは。
(観劇後しばらくの間は、マジョリンのテーマソング「心から心へ」を朝から晩まで歌い続けるので、本当に迷惑だった)
さて、小学生以来のマジョリン。
(ストーリーは公式HPにお任せします)
おそらく、小学生時代の僕が感じた感動とまではいかないものの、今でも十分楽しかった!
特に、悪い魔女だけど、決して憎めないニラミンコの存在が、このミュージカルのスパイスとなって、平凡な勧善懲悪で終わりがちなストーリーをぴしっと引き締め、笑いを生んでくれます。
はっきり言って、このミュージカルの主人公は、マジョリンよりもニラミンコ?ってくらい、子供達の心をさらっていくニラミンコ。
設定は魔女だけど、実際は男性の俳優が演じているので、オネエキャラになっているところがまたよい。
ニラミンコに会いに行くだけでも、このミュージカルを見る価値あり。
そして今回の四季発音NG役者は、ダビット役の人。
舞台に現れてしゃべり始めたときは、あまりの四季発声ぶりに「ひょえ~」と思った。
僕やPがたまに真似して遊ぶ、大げさすぎるくらいの四季発音そのものだった。
が、舞台が進むにつれて、発音が自然になってきたよ、ホッ。
やっぱり役者も、幕開け後の第一声は、緊張もするだろうし、意識的に強い四季発声になっちゃうんだろうな。
でも、舞台がのってくると、発音も自然になっていく。
劇団四季の教え的には、つねに母音法で発音しなくてはならないのだろうけど、四季発音に慣れていない者にとっては、やはり自然な発音をしてくれた方が、耳に触らなくて良いね。
四季の作品の中でも「ファミリーミュージカル」と題された作品は、お子様向けの内容になっているらしいが、僕が見ても十分楽しめたよ。
当然のことながら、役者の演技は手抜き無し。
最初から最後まで一気に魅せます。
クオリティは去年新潟で見た「夢から醒めた夢」と全然変わらないと思う。
なのに、ファミリーミュージカルは通常の四季の演目の半額くらいの値段で見られるんだよね。
これってかなりお得です。
またマジョリンが新潟に来たら、必ず見ます!
今回は地元新潟でのファミリーミュージカル「魔法を捨てたマジョリン」
このミュージカルは思い出深い。
僕が小学生の頃、母親に連れられて見に行って、大感動した作品だ。
話の内容は全く覚えていないけれど、感動したことと、テーマソングである「心から心へ」という曲のメロディーと歌詞の一部を今でも覚えている。
20数年ぶりに観るマジョリンに、精神年齢5歳のペットPも連れて行く。
今回の公演のチケットは、四季の会会員であるHさんから、先行発売日当日にとっていただいたので、かなり良席でした。
5列目中央くらいだったかな、役者の表情がひとつひとつ肉眼ではっきりと確認できるくらいの席でした。
Hさんに感謝。
初めての四季観劇で、観る前は「難しいんじゃないの?あんまり興味ないんだけど」などとぶーぶー文句を垂れていたP。
芝居が始まってマジョリンが袖から元気よく出てきて話し始めた瞬間に、目を輝かせ、舞台に釘付けになり、どっぷりと四季の世界にはまったのが手に取るようにわかる。
それくらい簡単単純なヤツだ、Pは。
(観劇後しばらくの間は、マジョリンのテーマソング「心から心へ」を朝から晩まで歌い続けるので、本当に迷惑だった)
さて、小学生以来のマジョリン。
(ストーリーは公式HPにお任せします)
おそらく、小学生時代の僕が感じた感動とまではいかないものの、今でも十分楽しかった!
特に、悪い魔女だけど、決して憎めないニラミンコの存在が、このミュージカルのスパイスとなって、平凡な勧善懲悪で終わりがちなストーリーをぴしっと引き締め、笑いを生んでくれます。
はっきり言って、このミュージカルの主人公は、マジョリンよりもニラミンコ?ってくらい、子供達の心をさらっていくニラミンコ。
設定は魔女だけど、実際は男性の俳優が演じているので、オネエキャラになっているところがまたよい。
ニラミンコに会いに行くだけでも、このミュージカルを見る価値あり。
そして今回の四季発音NG役者は、ダビット役の人。
舞台に現れてしゃべり始めたときは、あまりの四季発声ぶりに「ひょえ~」と思った。
僕やPがたまに真似して遊ぶ、大げさすぎるくらいの四季発音そのものだった。
が、舞台が進むにつれて、発音が自然になってきたよ、ホッ。
やっぱり役者も、幕開け後の第一声は、緊張もするだろうし、意識的に強い四季発声になっちゃうんだろうな。
でも、舞台がのってくると、発音も自然になっていく。
劇団四季の教え的には、つねに母音法で発音しなくてはならないのだろうけど、四季発音に慣れていない者にとっては、やはり自然な発音をしてくれた方が、耳に触らなくて良いね。
四季の作品の中でも「ファミリーミュージカル」と題された作品は、お子様向けの内容になっているらしいが、僕が見ても十分楽しめたよ。
当然のことながら、役者の演技は手抜き無し。
最初から最後まで一気に魅せます。
クオリティは去年新潟で見た「夢から醒めた夢」と全然変わらないと思う。
なのに、ファミリーミュージカルは通常の四季の演目の半額くらいの値段で見られるんだよね。
これってかなりお得です。
またマジョリンが新潟に来たら、必ず見ます!
今回も時間をさかのぼります。
今年1月に見たステージ、劇団四季の「ライオンキング」
僕は冬季期間中は福岡で焼き菓子修行中なので、福岡での観劇となりました。
同伴者は、僕の四季の師匠であるHさん。
(たぶんこの先も度々このブログに登場すると思います)
僕から言わせればかなりの四季マニアです。
元々別の趣味が高じて知り合って、年に一度くらい会う仲だったので、彼女が僕に劇団四季の魅力を語ったり押しつけてきたわけではまったくないのですが、彼女の四季へ対する情熱を何年も端から見ていて、「果たしてそんなにすばらしい物なのだろうか」と興味がわいてきて、最近僕も少しずつ観劇するようになりました。
結果、かなりはまりつつあります。
四季を知れたのは、彼女のおかげです。
そんなHさん、今回もわざわざ東京から福岡まで駆けつけてくれました。
3児の母であるにもかかわらず、そんなことはみじんも感じさせない行動力に毎度感心させられます。
でも実際話をすると、やはり一人前の母であり、しっかりと育児もこなしていて、尊敬させられます。
「ライオンキング」
僕にとって「マンマミーア」「夢から醒めた夢」に続いて3度目の四季です。
ディズニー作品の中で「ライオンキング」はそんなに好きな作品ではないし、本当は「マンマミーア」が観たかったのですが、名古屋へ行ってしまったので、その後に公演された「ライオンキング」を観ることになりました。
僕はまだ四季初心者なので、役者の名前も知らないし、役者の調子や出来の良さを測ることも、ステージの完成度を比較して語ることも出来ないので、印象に残った点だけ記します。
さっきも書いたけど、「ライオンキング」のストーリーはすでに知っているし、そんなにドキドキワクワク感を感じないのですが、その他の点でこのミュージカルを楽しめました。
それは、役者の扮する動物たちの表現方法です。
役者達はそれぞれに動物に扮しているのですが、それが着ぐるみなどではなく、部分的に動物のパーツ(頭やしっぽ)を身体に身につけたり、動物の上半身のみの人形を、操り人形のよう操ったり(下半身は役者自身の足)して、それぞれの動物特有の動きをするのです。
(・・・うまく表現できなくてもどかしい。)
まるで本物の動物たちが舞台上で踊っているような、そんな錯覚に陥るくらい、動物らしい動きを表現することに関しての完成度の高さが目立ちました。
人間がこれだけアフリカの動物たちを動物らしく表現できることに、感動。
あとは音楽。
エルトンジョンだよね、映画の方の音楽担当は。
映画とほぼ同じ音楽が使われていて、やっぱりサークルオブライフのシーンは迫力があって一番魅了されちゃいました。
ちょうど去年の11月に香港ディズニーランドに行ったときもライオンキングのショーを見たけれど、あの時もストーリーは二の次で、音楽や動物コスプレに魅了されたのを思い出しました。
あと、気になったこと。
台詞の母音を強調して発音するいわゆる「四季型発音」
これをふまえつつも、自然と発声する役者もいるんだろうけど、そうでない役者もいて、慣れない僕にはとても気になります。
はっきり言って変です。
特にシンバの子供時代の子役がひどかった・・・。
それから特筆すべきはプンバァの博多弁!
プンバァの台詞は、必ず上演されている地方の方言でやるらしい。
大阪だったら関西弁、名古屋だったら名古屋弁など。
今回は福岡なので博多弁だったのですが、その発音の流暢なこと!
すばらしく自然な博多弁でした。(後で知ったのですが、やはり福岡出身の役者さんが演じていらっしゃいました)
おかげで他県出身の僕ら二人は、その台詞をほとんど理解できず。
会場からどっとわらいがこぼれているのに、僕らだけついていけないという寂しい思いをいたしました。
でも、それはそれでよかったんだけどね。
ちなみに、このプンバァ役の役者さん、僕が去年見た「夢から醒めた夢」で、デビルを演じていた川原洋一郎さんでした。
僕は彼の演じるデビルが非常に気に入っていたので、また再会できて嬉しかったです。
今回の観劇の一番の感激はそれだったかも!
総じて「ライオンキング」
C席でならもう一回くらい、今度は東京公演の標準語で観てみてもいいかな。
でもA~S席ほどのお金を出してまで観たいとは思わないけど。
香港ディズニーランド行ったときのショーで十分です。