
新潟国際映画祭での上映。
DVDはすでにレンタルされているけれども、ヴィッキーチャオを久しぶりに大画面で見たかった。
彼女を観るたびに、惚れ直します。
僕が世界で一番好きな女優なんだなぁと、再認識します。
彼女の顔の全部が好きだし、声も好き。
僕は中国語をまったく解さないので、彼女の口から発せられる声は、意味を伴わない音楽のような響きとして、僕の頭の中に届く。
その音楽がたまらなく好きなんだと思う。
さて、映画。
今回の映画は、ヴィッキーチャオの主演作の中で、もっとも普通の少女を演じた作品のような気がする。
彼女は、「レッドクリフ」や「夜の上海」「ムーラン」みたいな男勝りな役もとても似合うけれども、普通の少女の役もなんなくこなす。
さらに、男勝りな役柄に比べたら、彼女の綺麗さが大爆発している。
その顔立ち、芸術作品。
でも、でも、この作品を観て思った。
変わらず綺麗なんだけれどら、他の出演映画に比べるといつもの彼女のオーラが押さえられていた気がする。
今までの出演映画の中で、一番女の子らしい、清楚で、自然な役であるにもかかわらず、「綺麗なだけ」。
レッドクリフのクリクリしたまなざしや、緑茶の妖艶さや素朴さ、女優としての力量が発揮された映画ではなかった気がする。
かといって、もちろん演技がへたくそとかそういうのではなく、綺麗なだけで十分なんだけどね。
物語は、ハッピーエンドのロミオとジュリエット。
両親のエゴと、自分たちの恋愛感情の間で葛藤する若い二人を描いた作品。
両親は、自分の見栄やプライドや私怨を、愚かにも自分の子供に押しつけてしまう。
そんな親のエゴに翻弄される二人も、かわいそうであり、愚かにも見えたが、家族を大切にする中国ならではの価値観もあるのだろう。
すごく平坦なドラマだったし、伏線もオチもなく、ただ和やかにハッピーエンドを迎える。
ロミオとジュリエットをモチーフにしてはいるものの、幸せなラストでよかったけれども。
後から知ったんだけど、この映画の監督は「山の郵便配達」の監督さんらしい。
あの作品を観て僕は中国の秘境シリーズにはまったのだけれど、今回の作品は物語が平坦すぎたかな。
一番印象に残ったシーンは、エンドロール直前の結婚写真を撮るシーン。
思わず泣いてしまうが、次第に笑顔になるヴィッキーと、神妙な顔の男、ふたりの表情のアップ、そしてそのシーンに挟み込まれる高校生時代の遊園地の回想シーンの二人の笑顔。
とてもよかったです。
まあ映画の内容以前に、僕はヴィッキーの顔が観られるだけで十分幸せでした。
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「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督作品、「ハピネス」を観た。
原題は「幸福」
「『幸福』って何?」
ありふれたテーマ、ありふれたストーリーだけど、名監督ホ・ジノが、愚か過ぎる男と、純粋すぎる女を通して、シビアな現実を描いた作品だ。
男が女と出会い、質素で素朴ながら、満ち足りた生活を営んでいる姿は、本当に幸せそうに見える。
韓国の田舎の原風景と相まって、その幸せ感がダイレクトに観る者に伝わってきて、「この映画、いい!」と心から思った。
しかし後半、過去の都会での享楽的な生活を思い出してしまった愚かな男は、女を捨て、また都会へと舞い戻ってしまう。
自らすさんだ世界へ足を踏み入れ、それが間違いだったときが着いたときには、女はもういない。
男が出て行った後も、肺病を背負った女はけなげに男を愛していた。
その痛々しさがより男の愚かさを引き立て、ラスト、やり場のない切なさや、幸福の喪失感を感じる。
幸薄い女優の演技、享楽にふける男優の演技がそれぞれうまい。
ホ・ジノの奇をてらわない淡々とした演出と相まって、この作品を質の高いものに仕上げている。
ホ・ジノ最高傑作とまではいかないまでも、後に残る余韻は大きかった。

この作品、キム・ギドク作品にしては珍しく、イ・ナヨンのような有名女優が出演しています。
イ・ナヨンは韓国女優の中でも一番好きな女優。
しかも、自分が泊まったことのある韓屋民泊「ナッコジェ」の、僕らが泊まった部屋でロケがあったらしいので、期待して観ました。
なんだろう、キム・キドク作品って、いままでは怪しい中にも何かしらの崇高さのようなものを感じていたんだけれど、今回のは、単に怪しい映画で終わってしまっていました。
主演はオダギリ・ジョーとイ・ナヨンの二人。
オダギリのみ日本人キャストで、他はすべて韓国人。
オダギリのみ日本語を話すが、韓国人に普通に通じ、相手が話す韓国語もオダギリが普通に解すという設定。
日本語を話すのがオダギリ一人とはいえ、キムキドク作品が日本語でやると、こんな感じなのか~と、ちょっとひいてしまいました。
韓国語という異国のフィルターにつつまれていたからこそ、キム・ギドクの独特の世界観を今まで認めていたが、オダジョーが日本語を話すと一気に安っぽくなる。
深夜にやっているような低予算3流ホラー映画か、ビデオ英語のような雰囲気。
確かに今までのキム・キドク作品も、それを無名の日本人キャストでやったらチープな映画になりそう・・・。
でも、後半は、さすが一流の役者の演技力で一気にみせる。
眠るまいと自らの身体を傷つけるオダジョーの狂気の姿はまるで化け物のようだし、イ・ナヨンは貞子のようであった。
さらに精神病棟でまるで死人のような青ざめた表情のイ・ナヨンが蝶のペンダントを食べるシーンは不気味なほど美しい。
しかしながら、僕の中で作品の評価は高くない。
キドク作品の中でももっとも印象が薄い。
最後まで、ほぼ救いのないストーリーだったし、謎が謎のままで、その謎が作品の魅力として昇華して行くような高揚感もない。
本当に、主役の二人の演技力にのみ助けられた作品だった。
唯一、最初で最後の寺で和やかにデートする時間だけが救いだった。
際立って平和な時間として描かれるそのシーンでは、ナヨンの自然な笑顔が見られる。
ナヨンがもっと微笑む映画が見たいな。
ちなみに、僕らが泊まったナッコジェの部屋がどのように映画に登場したかというと、せっかくの韓家なのに、でかいベッドが置かれてて、インテリアが変えられてて、しかも殺人が行われてた・・・。

2005年の冬、韓国を長期間旅していたときに、釜山でこの映画のポスターを見かけました。
それまで、陰のある役が多かったソン・イェジンが、めちゃくちゃかわいく笑いながら、ソン・イルグクと共にって立っているポスターでした。
あのポスターの笑顔、かわいすぎる。
そう思いつつ、帰国後、この映画が公開されることを日本で待っていたのだけど、韓流ブームのピークは過ぎ去り、結局この映画は日本では公開されないままでした。
それでもあのポスターは僕の脳裏にはっきりと焼き付いていて、いつかみたいなと思っていたら、ついにその映画のDVDをレンタルショップで発見。
リリースの日付を見ると、2009年と書かれてた。
何故4年も日本でDVD化すらされなかったのだろう・・・。
「ソンイェジン」
チョン・ジヒョンと並んで、僕が韓国の映画を見始めてから、最も初期に覚えた、最もお馴染みの女優です。
特段好きでもないけれど、いつも安定した好感度を持っている女優さんです。
元々ポスターがかわいすぎて惹かれた映画だけど、まさにソン・イェジンのかわいさ大爆発!
田中好子に似てるよね。
ソンイェジン好きなら見たら嬉しくなると思う。
元々演技が上手な女優だと思っていたけれど、コメディタッチの演技も、そしてセクシーな演技もとてもうまい!
クラブでダンスを踊るセクシーな彼女も、また新しい魅力でした。
彼女のかわいさや美人さを見るにはこの映画が一番なんじゃないかな。
本編の内容はといえば、本当に薄っぺい、中身のないライトコメディ。
ソン・イェジンもソン・イルグクも一流のナンパ師なんだけれど、その二人がお互いのプライドをかけて相手を落とそうとする駆け引きが観られます。
これといった感想もないのだけれど、印象に残ったことの羅列。
ソン・イルグクはナンパで異性を釣ることに成功すると、その異性にはもう用はないので、グルになっている占い師のところにつれていき、二人の未来にものすごく不吉なことや縁起が悪いを言わせ、向こうから身を引かせるというテクニックを持つ。
しかし、映画終盤近く、イルグクとイェジンがカップルになってその占い師を訪れたときの占い師の慌てようがおもしろいです。
実はソン・イェジンも、同じ占い師とグルだったんだね。
二人が同時に訪れたら、占い師もどうしたらいいかわからないよね。
ソン・イェジンの親友役で、不良家族のお気に入り女優ヒョニョンが出ていたのも嬉しかった。
ヒョニョンの演技は、不良家族の時と変わらずに、すっとぼけた天然な感じが出てて、とてもよかった。
それから、ソン・イェジンのストーカーの男がアホでおもしろかったよ。
公園のど真ん中ででかいプレゼントボックスから現れたり、釜山から済州島に泳いでわたったり、映画ならではのあり得ないはちゃめちゃぶりが、笑えました。
そうそう、ソン・イェジンは「演歌が好き」という設定なんだけれど、映画冒頭で彼女が会社の自分の部屋で聞いていた演歌が、「英語完全制服」という映画でイ・ナヨンが風呂に入りながら聞いていた楽曲と同じでした。
「英語完全制服」を何度も観ている僕も、もうこの曲に洗脳されちゃって、是非この曲のCDをほしいんだけれど、なんて言う曲なんだろう・・・。
ふたつの映画で使われているくらいだから、きっと「与作」とか「津軽海峡冬景色」並に有名な演歌なんだろうけど。
ずばぬけたおもしろさはないけど、でも嫌なやつもいないから、リラックスしてストレスなくサクッと楽しめる映画でした。
この映画もBS2のアジアフィルムフェスティバルで見ました。
『墨攻』の張之亮監督の『追憶の切符』。
すっごくよかった!!!
マジでよかったこれ。
物語の導入部はつかみが弱く集中できませんでしたが、すぐに中国の雄大な自然を舞台にしたロードムービーへと変わり、そこからがとても素敵な物語でした。
物語はこんな感じ。
『テレビのニュースレポーターとして都会で活躍する女性、ユートン。今は障害のある子供の出産に踏み切る夫婦の実情を取材している。キャリアウーマンとして逞しく生きる彼女だが、実は赤ん坊の頃に教会の前に捨てられ、孤児として育った過去を持っていた。今でも自分を捨てた親を恨み、わだかまりを持っているユートンは、育ての母である孤児院のシスターが亡くなる直前に教えてくれた事実をきっかけに、実の親を捜すことを決心する。幼なじみのジーシュエンの励ましもあって、わずかな手がかりをたどっていくユートン。雲南省の雄大な風景をバックに続く旅は、自分探しであり自らが成長する旅でもあった。 』
『墨攻』の監督作とは思えない、人間の家族愛、絆を深く考えさせられる作品でした。
もともとこの監督はこのような作品が得意らしい。
主演のズオ・シャオチンは、初めて見る女優さん。
角度によっては、チャン・ツィイーに見えるため、僕の頭の中で脳内補完され、勝手にチャン・ツィイーとして見てしまった。
彼女の幼なじみのイケメンは、金城武らと並び台湾四天王と言われていたニコラス・ウー。
この二人、恋人同士なのかと思いきや、まったくの男女の友達。
母親探しの旅でも、ホテルの部屋は別々。
恋人としてではなく、友達としてズオ・シャオチンの母親探しの旅に付き合うニコラス・ウーの存在感と安心感が光ってました。
恋人ではないけれども、お互いを思いやる絆は深く感じられ、その関係がまた新鮮に目に映りました。
もしもこの二人が恋人だったなら、物語の余韻はここまで大きくはならなかったでしょう。
この映画、小さな軽い群像劇でもあります。
物語の本筋と別のところで、自閉症の息子を抱えた片親の父親が出て来ます。
障害児を抱えつつも、苦労をいとわずに子供を愛し続ける父親の、子供への暖かなまなざしが、この映画に温かみを加えてくれます。
すごく出番は少ないけれど、圧倒的なる存在感の親子です。
この親子と、主人公たちが、病院で、タクシーで、地下鉄で、偶然クロスする。
物語の最後、二組がクロスしたことで発生するなんともいえない幸福感は、この映画の印象を一気に高めます。
ものすごく後味のいい、素敵なラストでした。
全然ジャンルは違いますが、「ラブアクチュアリー」という映画を見た人は多いと思いますが、その映画の幸福感に似ていました。
おそらく、この映画のテーマは「子供幸せを願う親の気持ちだと思います。
主人公の母親が、捨てた子を思う気持ちしかり、自閉症の子供に明るく付き合う父親の姿しかり。
冒頭の土地開発のプレゼンシーンでニコラス・ウーが語る「子供の幸せを見守る生活」というのは、何気にこの物語の全体のテーマを語っているのだなと気がつきました。
中国の山奥、雄大な自然を舞台に繰り広げられるこのやさしい物語は、桃源郷の景色と相乗効果をかもし出して、本当に、いい作品に仕上がっておりました。
それにしても、アジアフィルムフェスティバル、毎年毎年本当にいい作品に出会えます。
特に、アジアに残されている雄大な自然をこれでもかと堪能できる作品が多いです。
この作品しかり、昨年の「モンゴリアンピンポン」や「モン族の少女」、他に「天上草原」や「天上の恋人」など、とても印象的です。
辺境の自然系の映画が僕は大好きなのかも・・・。
僕はBSでしか見られないけれど、毎年の年末の楽しみです。
『墨攻』の張之亮監督の『追憶の切符』。
すっごくよかった!!!
マジでよかったこれ。
物語の導入部はつかみが弱く集中できませんでしたが、すぐに中国の雄大な自然を舞台にしたロードムービーへと変わり、そこからがとても素敵な物語でした。
物語はこんな感じ。
『テレビのニュースレポーターとして都会で活躍する女性、ユートン。今は障害のある子供の出産に踏み切る夫婦の実情を取材している。キャリアウーマンとして逞しく生きる彼女だが、実は赤ん坊の頃に教会の前に捨てられ、孤児として育った過去を持っていた。今でも自分を捨てた親を恨み、わだかまりを持っているユートンは、育ての母である孤児院のシスターが亡くなる直前に教えてくれた事実をきっかけに、実の親を捜すことを決心する。幼なじみのジーシュエンの励ましもあって、わずかな手がかりをたどっていくユートン。雲南省の雄大な風景をバックに続く旅は、自分探しであり自らが成長する旅でもあった。 』
『墨攻』の監督作とは思えない、人間の家族愛、絆を深く考えさせられる作品でした。
もともとこの監督はこのような作品が得意らしい。
主演のズオ・シャオチンは、初めて見る女優さん。
角度によっては、チャン・ツィイーに見えるため、僕の頭の中で脳内補完され、勝手にチャン・ツィイーとして見てしまった。
彼女の幼なじみのイケメンは、金城武らと並び台湾四天王と言われていたニコラス・ウー。
この二人、恋人同士なのかと思いきや、まったくの男女の友達。
母親探しの旅でも、ホテルの部屋は別々。
恋人としてではなく、友達としてズオ・シャオチンの母親探しの旅に付き合うニコラス・ウーの存在感と安心感が光ってました。
恋人ではないけれども、お互いを思いやる絆は深く感じられ、その関係がまた新鮮に目に映りました。
もしもこの二人が恋人だったなら、物語の余韻はここまで大きくはならなかったでしょう。
この映画、小さな軽い群像劇でもあります。
物語の本筋と別のところで、自閉症の息子を抱えた片親の父親が出て来ます。
障害児を抱えつつも、苦労をいとわずに子供を愛し続ける父親の、子供への暖かなまなざしが、この映画に温かみを加えてくれます。
すごく出番は少ないけれど、圧倒的なる存在感の親子です。
この親子と、主人公たちが、病院で、タクシーで、地下鉄で、偶然クロスする。
物語の最後、二組がクロスしたことで発生するなんともいえない幸福感は、この映画の印象を一気に高めます。
ものすごく後味のいい、素敵なラストでした。
全然ジャンルは違いますが、「ラブアクチュアリー」という映画を見た人は多いと思いますが、その映画の幸福感に似ていました。
おそらく、この映画のテーマは「子供幸せを願う親の気持ちだと思います。
主人公の母親が、捨てた子を思う気持ちしかり、自閉症の子供に明るく付き合う父親の姿しかり。
冒頭の土地開発のプレゼンシーンでニコラス・ウーが語る「子供の幸せを見守る生活」というのは、何気にこの物語の全体のテーマを語っているのだなと気がつきました。
中国の山奥、雄大な自然を舞台に繰り広げられるこのやさしい物語は、桃源郷の景色と相乗効果をかもし出して、本当に、いい作品に仕上がっておりました。
それにしても、アジアフィルムフェスティバル、毎年毎年本当にいい作品に出会えます。
特に、アジアに残されている雄大な自然をこれでもかと堪能できる作品が多いです。
この作品しかり、昨年の「モンゴリアンピンポン」や「モン族の少女」、他に「天上草原」や「天上の恋人」など、とても印象的です。
辺境の自然系の映画が僕は大好きなのかも・・・。
僕はBSでしか見られないけれど、毎年の年末の楽しみです。
アジアフィルムフェスティバル上演作品です。
2006年のシンガポール作品。
原題も日本語で「雨の味」です。
あらすじはこう。
『初恋、その甘美さと切なさ。シャオチーは孤独で心を閉ざした青年。幼い頃、雨の降るなか母に捨てられたことが忘れられず「雨の匂い」を感じるたびに苦い気持ちがよみがえる。幼なじみの親友コンロンと二人で世間から距離を置いて暮らしていたシャオチーだったが、ある日運命的に現れた少女リアによって彼は心をかき乱される。心に砦を築いて生きてきた彼だったが、少しずつ現実と向き合い過去と訣別し愛を感じるシャオチー。そして最後に意外な結末が待っている。シンガポールの空の下、印象的な映像美と心象的なモノローグでつづられる、はかなくも鮮烈な青春映画。登場人物も少なく、セリフも少ないが心に強く訴えかけてくる作品。 』
NHKホームページより
最初さらりと見たときには、「えっ!?もうこれで終わり!!」とびっくりしました。
先日の「京義線」以上に、ほとんど事件も起こることなく終わるんです。
シャオチーは、人生で初めて他人である少女リアに心を開き、一緒に暮らし始め、親友コンロンは旅に出ると行ってシャオチーの元を去る。
それだけ。
でも、この映画には何かからくりがあるらしい。
そして見終わった後、気がつきました。
最初から、コンロンはいないということに。
つまり、幼児虐待を受けた人によくあるといわれている、もう一人の自分です。
多分、この映画を見た人の半分かそれ以上はそのことに気がつかないかもしれない。
これは、シャオチーの心の再生のお話なんだね。
コンロンの居場所に、リアが入ることで、やっとシャオチーは人の間に生きる人間としての人格を取り戻したんですね。
そういう見方をすると、このあっけない映画が、なんだか違ったものに見えてくるし、コンロンの演技にも、深みが生まれます。
その事実を知ると、この映画の登場人物の中で、コンロンのシャオチーを見つめる表情や演技に、圧倒的な存在感とうまさを感じ取れます。
リオ役の、とてもやせているリア・ロウという女の子も、無名な女優らしいけれど、掘北真希に似ていてかわいかったな。
一番好きなシーン。
地元のホーカーズ(シンガポールの屋台街やフードコートのような所のこと)で、リアとシャオチーが食事をするシーン。
全体的に暗めの映像が多いのこの映画の中で、唯一めちゃくちゃ明るいホーカーズのシーンです。
なぜか、ホーカーズに集う客たちの様子も、よく映し出されていて、雰囲気がバッチリ。
アジアの屋台好きの僕にとってはたまらないシーンです。
そのホーカーズで、二人がテレビを見ながら、ただ食事をする様子を、5分くらいの長回しで撮影されたシーンなんだけれど、リアのむしゃむしゃと焼きそばを食べる様子がキュートでかわいらしいし、なおかつシンガポール的な雰囲気がすごく出ていて、一気にシンガポールに行きたくなっちゃうような、そんなシーンでした。
物語の内容とは特に関係ありませんけれどね。
2006年のシンガポール作品。
原題も日本語で「雨の味」です。
あらすじはこう。
『初恋、その甘美さと切なさ。シャオチーは孤独で心を閉ざした青年。幼い頃、雨の降るなか母に捨てられたことが忘れられず「雨の匂い」を感じるたびに苦い気持ちがよみがえる。幼なじみの親友コンロンと二人で世間から距離を置いて暮らしていたシャオチーだったが、ある日運命的に現れた少女リアによって彼は心をかき乱される。心に砦を築いて生きてきた彼だったが、少しずつ現実と向き合い過去と訣別し愛を感じるシャオチー。そして最後に意外な結末が待っている。シンガポールの空の下、印象的な映像美と心象的なモノローグでつづられる、はかなくも鮮烈な青春映画。登場人物も少なく、セリフも少ないが心に強く訴えかけてくる作品。 』
NHKホームページより
最初さらりと見たときには、「えっ!?もうこれで終わり!!」とびっくりしました。
先日の「京義線」以上に、ほとんど事件も起こることなく終わるんです。
シャオチーは、人生で初めて他人である少女リアに心を開き、一緒に暮らし始め、親友コンロンは旅に出ると行ってシャオチーの元を去る。
それだけ。
でも、この映画には何かからくりがあるらしい。
そして見終わった後、気がつきました。
最初から、コンロンはいないということに。
つまり、幼児虐待を受けた人によくあるといわれている、もう一人の自分です。
多分、この映画を見た人の半分かそれ以上はそのことに気がつかないかもしれない。
これは、シャオチーの心の再生のお話なんだね。
コンロンの居場所に、リアが入ることで、やっとシャオチーは人の間に生きる人間としての人格を取り戻したんですね。
そういう見方をすると、このあっけない映画が、なんだか違ったものに見えてくるし、コンロンの演技にも、深みが生まれます。
その事実を知ると、この映画の登場人物の中で、コンロンのシャオチーを見つめる表情や演技に、圧倒的な存在感とうまさを感じ取れます。
リオ役の、とてもやせているリア・ロウという女の子も、無名な女優らしいけれど、掘北真希に似ていてかわいかったな。
一番好きなシーン。
地元のホーカーズ(シンガポールの屋台街やフードコートのような所のこと)で、リアとシャオチーが食事をするシーン。
全体的に暗めの映像が多いのこの映画の中で、唯一めちゃくちゃ明るいホーカーズのシーンです。
なぜか、ホーカーズに集う客たちの様子も、よく映し出されていて、雰囲気がバッチリ。
アジアの屋台好きの僕にとってはたまらないシーンです。
そのホーカーズで、二人がテレビを見ながら、ただ食事をする様子を、5分くらいの長回しで撮影されたシーンなんだけれど、リアのむしゃむしゃと焼きそばを食べる様子がキュートでかわいらしいし、なおかつシンガポール的な雰囲気がすごく出ていて、一気にシンガポールに行きたくなっちゃうような、そんなシーンでした。
物語の内容とは特に関係ありませんけれどね。
NHKのアジアフィルムフェスティバルで放送されていた作品です。
2006年の韓国映画。
主演女優のソン・テヨンは、クォン・サンウの嫁らしい。
あらすじはこう。
『退屈な日常の中でも誠実に働くソウルの地下鉄運転士マンス。最近、自分の運転する電車を待ってプレゼントを渡してくれる女性がいる。彼女の存在はいつしかマンスの小さな楽しみになっていた。しかし、突然彼女は事故で死んでしまう。マンスは強い衝撃を受け休暇をとる。一方、大学の先輩教授と危険な関係を続ける女性講師ハンナ。彼女の心も満たされることがない。心に重荷を抱えた二人が京義線の同じ列車に乗り合わせる。偶然から、行き止まりの国境の駅に降り立つ二人。小雪舞う道を歩きながら、見知らぬ男と女が始める二人だけの旅。後戻りの旅だが、二人にとっては生きる望みを模索する旅。舞台は韓国、南北を貫いて走る鉄道・京義線。デジタルキャメラの特性を駆使し映像が印象的。』NHKホームページより
これといった事件もおきない、静かな映画でした。
こんな静かな韓国映画がわりと好きなので、じっくりと見させていただきました。
鑑賞直後はあまり印象に残らないのですが、あとからジワジワと迫ってくる、そんな映画。
そう、まるでホ・ジノ監督作品のような感じ。
主人公の二人が、モテルで一夜を過ごした(男女の関係になったかどうかは触れられていません)後に、日常に戻り、自分を取り戻した後の描写が、生き生きとしていて、ラストシーンでなんだかほわほわした暖かな気分になれました。
舞台は北朝鮮へと伸びる京義線の電車の車内と、終点のイムジンガン駅周辺で、12月の大雪が降り積もる寒々しい景色なので、余計に人のぬくもりを恋しくさせるような演出。
二人が互いを慰めるように抱き合ったシーンは、僕も人恋しくなりました。
ありふれたストーリーなんだけれどもね。
ちなみに、二人がモテルで見ていたニュースは、2005年の、済州と全羅道に記録的積雪をもたらした大寒波のニュース。
実は僕も2005年のちょうどその寒波の時期に、済州にいて、交通がすべてストップして、モテルに缶詰にされていた時でした。
なんだか、自分の体験とシンクロしちゃって、とてもリアリティ溢れる感覚で見ることが出来ました。
2006年の韓国映画。
主演女優のソン・テヨンは、クォン・サンウの嫁らしい。
あらすじはこう。
『退屈な日常の中でも誠実に働くソウルの地下鉄運転士マンス。最近、自分の運転する電車を待ってプレゼントを渡してくれる女性がいる。彼女の存在はいつしかマンスの小さな楽しみになっていた。しかし、突然彼女は事故で死んでしまう。マンスは強い衝撃を受け休暇をとる。一方、大学の先輩教授と危険な関係を続ける女性講師ハンナ。彼女の心も満たされることがない。心に重荷を抱えた二人が京義線の同じ列車に乗り合わせる。偶然から、行き止まりの国境の駅に降り立つ二人。小雪舞う道を歩きながら、見知らぬ男と女が始める二人だけの旅。後戻りの旅だが、二人にとっては生きる望みを模索する旅。舞台は韓国、南北を貫いて走る鉄道・京義線。デジタルキャメラの特性を駆使し映像が印象的。』NHKホームページより
これといった事件もおきない、静かな映画でした。
こんな静かな韓国映画がわりと好きなので、じっくりと見させていただきました。
鑑賞直後はあまり印象に残らないのですが、あとからジワジワと迫ってくる、そんな映画。
そう、まるでホ・ジノ監督作品のような感じ。
主人公の二人が、モテルで一夜を過ごした(男女の関係になったかどうかは触れられていません)後に、日常に戻り、自分を取り戻した後の描写が、生き生きとしていて、ラストシーンでなんだかほわほわした暖かな気分になれました。
舞台は北朝鮮へと伸びる京義線の電車の車内と、終点のイムジンガン駅周辺で、12月の大雪が降り積もる寒々しい景色なので、余計に人のぬくもりを恋しくさせるような演出。
二人が互いを慰めるように抱き合ったシーンは、僕も人恋しくなりました。
ありふれたストーリーなんだけれどもね。
ちなみに、二人がモテルで見ていたニュースは、2005年の、済州と全羅道に記録的積雪をもたらした大寒波のニュース。
実は僕も2005年のちょうどその寒波の時期に、済州にいて、交通がすべてストップして、モテルに缶詰にされていた時でした。
なんだか、自分の体験とシンクロしちゃって、とてもリアリティ溢れる感覚で見ることが出来ました。
BS2の「アジアフィルムフェスティバル」で放送されていた、
チャン・ジン監督の韓国映画「「My Son ~あふれる想い~」(原題:아들)を見ました。
予想以上に面白かったです。
あらすじはこう。
『強盗殺人で終身刑となり服役中の男が、たった1日だけ外出を許される。15年ぶりに息子と老母に会えるのだ。しかし息子の顔も誕生日も覚えていない自分に悔いがつのる。最初はぎくしゃくしていた息子との間もだんだんと距離が近づいたころ、別れる時間がやってくるのだが……。』
NHKホームページより
強盗殺人の罪で無期懲役で刑務所に入っている父親と、物心付いてから初めて父親に会う高校生の息子の物語。
僕は実生活でも父親との関係がうまく行かずに悩んでいるので、父と息子の関係を描いた映画には思わず手が伸びでしまいます。
このテーマはよくあるし、今回もギクシャクしていた関係が、次第にほぐれていく姿を描いた映画だろうと思いきや、まさかのどんでん返し。
正統派の映画だと思っていたから、からくりがあるなどとは想像もしていなかったので、これにはちょっとびっくりしました。
父親役のチャ・スンウォンは、濃い~濃い~眉と髭で、不器用な囚人を見事に演じていましたが、もともとはトップモデルの出身らしい。
よくもここまで役作りをしたなぁという印象。
僕の感性では、韓国俳優って日本や中国に比べて不細工がものすごく多いという印象があるのだけれど、その不細工さを補って余りある演技のうまさや迫力が、韓国人俳優にはあると思う。
その点では、日本人俳優は完全に負けているよ。
息子のジュンソク役のリュ・ドックァン。
とってもかわいい顔をしています。
チョ・スンウをものすごく彷彿とさせました。
幼顔ながら、とてもよい表情の演技をします。
たまにチョ・スンウと間違った。
彼が父親に涙を流しながら問う「愛してるんだな?」という台詞。
これは実際には、自分ではなく、大切な親友への愛を確かめたかった台詞だったのですね。
すべてを知った後にまたこのシーンを見ると、ちょっとジーンと来ました。
それから忘れてはならないのが、看守役のイ・サンフン。
彼がいるおかげで、この映画全体がなんとなく安心感を持って見られる暖かさを持っていると思います。
エンドロールにつながる最後のシーンも、心が暖かくなるようなかわいい終わり方で、後味も良かったです。
韓国映画って、こういう重厚な雰囲気の映画をサラリと見せるセンスはやはりすごいよなぁ。
ただ、やはり、父親は、殺人を2件犯しているんだよね・・・。
映画だから、無理のある展開や設定は許せるけれど、ここまでは目をつぶれない。
父親は最終的に息子と幸せな関係にはなれたけれども、過去に他人とその家族の人生をダメにしてしまったという事実を忘れてはいけない。
彼の幸せな姿は、被害者の遺族には非情に腹立たしいだろうなんて、リアルなことを考えてしまった。
・・・まあ、そんなことは考えないで見るべき映画なのだろうけれど、家族を殺された経験のある人には、絶対に見られない映画だと思うよ。
せめて「ダンサーインザダーク」や「手紙」や「私たちの幸せな時間」のように、視聴者が囚人に同情できるような、実際に犯した罪の真実を見せるシーンもあればよかったのかもしれない。
チャン・ジン監督の韓国映画「「My Son ~あふれる想い~」(原題:아들)を見ました。
予想以上に面白かったです。
あらすじはこう。
『強盗殺人で終身刑となり服役中の男が、たった1日だけ外出を許される。15年ぶりに息子と老母に会えるのだ。しかし息子の顔も誕生日も覚えていない自分に悔いがつのる。最初はぎくしゃくしていた息子との間もだんだんと距離が近づいたころ、別れる時間がやってくるのだが……。』
NHKホームページより
強盗殺人の罪で無期懲役で刑務所に入っている父親と、物心付いてから初めて父親に会う高校生の息子の物語。
僕は実生活でも父親との関係がうまく行かずに悩んでいるので、父と息子の関係を描いた映画には思わず手が伸びでしまいます。
このテーマはよくあるし、今回もギクシャクしていた関係が、次第にほぐれていく姿を描いた映画だろうと思いきや、まさかのどんでん返し。
正統派の映画だと思っていたから、からくりがあるなどとは想像もしていなかったので、これにはちょっとびっくりしました。
父親役のチャ・スンウォンは、濃い~濃い~眉と髭で、不器用な囚人を見事に演じていましたが、もともとはトップモデルの出身らしい。
よくもここまで役作りをしたなぁという印象。
僕の感性では、韓国俳優って日本や中国に比べて不細工がものすごく多いという印象があるのだけれど、その不細工さを補って余りある演技のうまさや迫力が、韓国人俳優にはあると思う。
その点では、日本人俳優は完全に負けているよ。
息子のジュンソク役のリュ・ドックァン。
とってもかわいい顔をしています。
チョ・スンウをものすごく彷彿とさせました。
幼顔ながら、とてもよい表情の演技をします。
たまにチョ・スンウと間違った。
彼が父親に涙を流しながら問う「愛してるんだな?」という台詞。
これは実際には、自分ではなく、大切な親友への愛を確かめたかった台詞だったのですね。
すべてを知った後にまたこのシーンを見ると、ちょっとジーンと来ました。
それから忘れてはならないのが、看守役のイ・サンフン。
彼がいるおかげで、この映画全体がなんとなく安心感を持って見られる暖かさを持っていると思います。
エンドロールにつながる最後のシーンも、心が暖かくなるようなかわいい終わり方で、後味も良かったです。
韓国映画って、こういう重厚な雰囲気の映画をサラリと見せるセンスはやはりすごいよなぁ。
ただ、やはり、父親は、殺人を2件犯しているんだよね・・・。
映画だから、無理のある展開や設定は許せるけれど、ここまでは目をつぶれない。
父親は最終的に息子と幸せな関係にはなれたけれども、過去に他人とその家族の人生をダメにしてしまったという事実を忘れてはいけない。
彼の幸せな姿は、被害者の遺族には非情に腹立たしいだろうなんて、リアルなことを考えてしまった。
・・・まあ、そんなことは考えないで見るべき映画なのだろうけれど、家族を殺された経験のある人には、絶対に見られない映画だと思うよ。
せめて「ダンサーインザダーク」や「手紙」や「私たちの幸せな時間」のように、視聴者が囚人に同情できるような、実際に犯した罪の真実を見せるシーンもあればよかったのかもしれない。
あけましておめでとうございます。
今年も毎日更新目指してがんばりますのでよろしくお願いいたします。
今年の一発目は映画。
季節感全然ないけど。
大晦日の昨日、帰省していたガジェッターな義弟をつれて、「アバター」を見に行きました。
3Dで。
昨日はたまたまメンズデーだったらしく、1300円で見られてラッキー。
3D映画、初めて見ました。
3Dメガネをかけて見ます。
TDLの「ミクロキッズアドベンチャー」みたいに、映像が飛び出して見えます。
最初は眼に慣れなくて、3時間の長丁場、ちょっとつらいかも、と思いましたが、途中から慣れてきて全然気にならなくなった。
美しいCGが、奥行きのある大画面で見られるのはすごいと思いました。
しかし、3Dメガネは、サングラスのように、色も全体にくすんでしまうのが難点
ためしにメガネをはずして見たら、すごく鮮やかな発色の色で、画面も明るくて、綺麗でした。
むしろ僕は、この鮮やかな画面で見たかった気もする。
3Dは確かに迫力があるけど、今の技術ではまだ色が犠牲になってしまうのなら、僕はまだ2Dでいいかな。
物語はとくにひねりもなく、ありがちなお話だけれど、この映画はとにかくCG技術のすごさを見るためのものなので、そこはいいとします。
空中戦のところなんかは手に汗握ったし、久しぶりに映画を見て汗をかいた作品でした。
空に浮かぶ島々(?)のシーンや、魂の木の描写なんかは、まるでFF作品を見ているようで、既視感がありましたが、
それでも全編最高のクオリティでCGの異世界を見られるのは、新鮮な体験でした。
実際の役者の顔を元に、そこからナヴィ族と呼ばれる亜人をCGで作っているのだけれど、元になる役者の顔はほとんどわかりませんでした。
(唯一、シガニーウィバーだけが、ナヴィになっても面影を残していました。さすが、濃い顔です。)
ヒロインのネイティリという女性は、実際の女優の顔と、ナヴィとなった顔はまったく違ってた。
むしろ、ナヴィの方が愛嬌があってかわいいかも。
人間の顔ではないのだけれど、それでもそこに女性的な美しさや魅力を備えたキャラクターを作り上げたのは、とてもすばらしいことだと思います。
この作品、押井守をして、「今後10年は追いつけない」と言わしめたそうです。
でも、多分、追いつくと思う。
やはりCGはあくまでCGであり、ぱっと見てそれが実写なのかCGなのかがわかってしまう。
それはまだまだVFX技術の進化の余地があるってことだよね。
この先、現実にはありえない景色なのに、実写とCGの区別がまったくつかない、そんな作品が出来てくることを望みます。
今年も毎日更新目指してがんばりますのでよろしくお願いいたします。
今年の一発目は映画。
季節感全然ないけど。
大晦日の昨日、帰省していたガジェッターな義弟をつれて、「アバター」を見に行きました。
3Dで。
昨日はたまたまメンズデーだったらしく、1300円で見られてラッキー。
3D映画、初めて見ました。
3Dメガネをかけて見ます。
TDLの「ミクロキッズアドベンチャー」みたいに、映像が飛び出して見えます。
最初は眼に慣れなくて、3時間の長丁場、ちょっとつらいかも、と思いましたが、途中から慣れてきて全然気にならなくなった。
美しいCGが、奥行きのある大画面で見られるのはすごいと思いました。
しかし、3Dメガネは、サングラスのように、色も全体にくすんでしまうのが難点
ためしにメガネをはずして見たら、すごく鮮やかな発色の色で、画面も明るくて、綺麗でした。
むしろ僕は、この鮮やかな画面で見たかった気もする。
3Dは確かに迫力があるけど、今の技術ではまだ色が犠牲になってしまうのなら、僕はまだ2Dでいいかな。
物語はとくにひねりもなく、ありがちなお話だけれど、この映画はとにかくCG技術のすごさを見るためのものなので、そこはいいとします。
空中戦のところなんかは手に汗握ったし、久しぶりに映画を見て汗をかいた作品でした。
空に浮かぶ島々(?)のシーンや、魂の木の描写なんかは、まるでFF作品を見ているようで、既視感がありましたが、
それでも全編最高のクオリティでCGの異世界を見られるのは、新鮮な体験でした。
実際の役者の顔を元に、そこからナヴィ族と呼ばれる亜人をCGで作っているのだけれど、元になる役者の顔はほとんどわかりませんでした。
(唯一、シガニーウィバーだけが、ナヴィになっても面影を残していました。さすが、濃い顔です。)
ヒロインのネイティリという女性は、実際の女優の顔と、ナヴィとなった顔はまったく違ってた。
むしろ、ナヴィの方が愛嬌があってかわいいかも。
人間の顔ではないのだけれど、それでもそこに女性的な美しさや魅力を備えたキャラクターを作り上げたのは、とてもすばらしいことだと思います。
この作品、押井守をして、「今後10年は追いつけない」と言わしめたそうです。
でも、多分、追いつくと思う。
やはりCGはあくまでCGであり、ぱっと見てそれが実写なのかCGなのかがわかってしまう。
それはまだまだVFX技術の進化の余地があるってことだよね。
この先、現実にはありえない景色なのに、実写とCGの区別がまったくつかない、そんな作品が出来てくることを望みます。
レーシック手術を受けた直後だったのですが、我慢できなくなって行ってしまいました、「ONE PIECE FILM Strong World」
だって、やっぱり欲しかったもん、0巻。
公開三日目の月曜日、この日も朝から並んでいるのかと思って、14時からの回を見るのに、11時半に行きました。
そしたらチケット売り場はガラガラ。
指定席も好きな席が選べました。
公開初日の週末の全席満席というのはなんだったんだ。
やはり世間は土日お休みのところが多いのね。
まだ公開3日目ということもあって、余裕でゲットできました、0巻。
ららぽーと豊洲で公開時間まで時間をつぶして、いざ劇場へ。
こんなにわくわくしたのは久々。
なんてったって、製作総指揮と原作が原作者の尾田っち!
面白くないわけないじゃん!
今までワンピースは原作だけで、アニメはほとんど見た事がなかったけど、今作だけはほっとけないよ。
が、見終わった今、今回かなり辛口です。
なんだかなぁ。
原作の心からのファンであり、アニメをほとんど見たことがない僕にとっては、イマイチピンと来なかった。
原作でいつも感じるワクワク感もなく、単調な気持ちで全編を見終えてしまった。
この映画、口コミを見ているととても評価が高いんだけれど、僕には全然わからなかったよ。
2時間の映画に求めるのが悪いのかもしれないけれど、原作にあるようなキャラクターのたちがなかった。
金獅子のシキ、ロジャーや白ひげに並ぶ伝説の海賊らしいけれど、その品格というか、大物感がまったくなくて、単なる小物の3流の悪役で終わってるし、彼をとりまく部下の海賊も、カリスマのあるキャラは皆無。
ロジャーにレイリー、白ひげにマルコやジョズがいたように、強い海賊もいないし、なんてっても、海軍大将にまるで歯が立たないルフィに負けるくらいだから、ちょっとスケール感なさすぎ。
こんなんで「伝説の海賊だった」なんて設定で言われてもねぇ。。。
ぶっちゃけエネルやルッチの方がずっと強い。
今回は特殊進化した動物たちに力を注いだらしいけれど、そんなんじゃなくて、ひとりひとりの海賊にもっと光を当てて欲しかったなぁ・・・。
原作ではうまい効果を出しているギャグも、演出のテンポがまるでダメで、浮いちゃってる感をうけました。
原作の持つ、予想外の展開に驚き、次の展開を待つドキドキ感がまったくない。
すべてが想像の範囲内の展開に収まってしまう。
レビューで高評価を書いている人がほとんどだけれど、それが本心なのかなぁ。
尾田っち監修ということで、最高のワンピ映画という盲目的雰囲気に飲まれてるだけじゃないのかなぁ。
こんな映画を作るくらいなら、もっと原作に集中して欲しい、尾田っち。
原作の面白さは、本当に神だと思っているから。
唯一、よかったのは、作画が前編通じてかなり原作に近かったこと。
多少の違和感はあるものの、原作のワンピが動いてる!って感じはしました。
アニメもこれくらい作画が原作に似ていたら、「見たい」って思えるのになぁ。
それからロビンの肌の色が原作と同じ白でよかった!
アニメだと黒人かよ!ってくらいに黒いんだよね。
ロビン好きには許せない。
コミックでもおだっちが言ってた、ロビンの出身地のイメージは、ロシアだって。
なのにあの地黒。
アニメスタッフの勝手な解釈がゆるせん。
それでも、僕のイメージするロビンの声とはアニメは違和感があります。
アニメはかなりおばさんっぽいんだもん。
もっと若くてかわいい声でいいよ、ロビンは。
実際にオンエア見ていないけど、エニエスロビーの「生ぎだい」っていう泣きながらの台詞、今の声だと想像がつかない。
アニメを見ない理由のひとつが、ロビンのひどさです。
閑話休題。
原作なら何度でも読み返したいけど、今回の映画はもう見なくてもいいや。
これ見るくらいなら原作を読み返します。
だって、やっぱり欲しかったもん、0巻。
公開三日目の月曜日、この日も朝から並んでいるのかと思って、14時からの回を見るのに、11時半に行きました。
そしたらチケット売り場はガラガラ。
指定席も好きな席が選べました。
公開初日の週末の全席満席というのはなんだったんだ。
やはり世間は土日お休みのところが多いのね。
まだ公開3日目ということもあって、余裕でゲットできました、0巻。
ららぽーと豊洲で公開時間まで時間をつぶして、いざ劇場へ。
こんなにわくわくしたのは久々。
なんてったって、製作総指揮と原作が原作者の尾田っち!
面白くないわけないじゃん!
今までワンピースは原作だけで、アニメはほとんど見た事がなかったけど、今作だけはほっとけないよ。
が、見終わった今、今回かなり辛口です。
なんだかなぁ。
原作の心からのファンであり、アニメをほとんど見たことがない僕にとっては、イマイチピンと来なかった。
原作でいつも感じるワクワク感もなく、単調な気持ちで全編を見終えてしまった。
この映画、口コミを見ているととても評価が高いんだけれど、僕には全然わからなかったよ。
2時間の映画に求めるのが悪いのかもしれないけれど、原作にあるようなキャラクターのたちがなかった。
金獅子のシキ、ロジャーや白ひげに並ぶ伝説の海賊らしいけれど、その品格というか、大物感がまったくなくて、単なる小物の3流の悪役で終わってるし、彼をとりまく部下の海賊も、カリスマのあるキャラは皆無。
ロジャーにレイリー、白ひげにマルコやジョズがいたように、強い海賊もいないし、なんてっても、海軍大将にまるで歯が立たないルフィに負けるくらいだから、ちょっとスケール感なさすぎ。
こんなんで「伝説の海賊だった」なんて設定で言われてもねぇ。。。
ぶっちゃけエネルやルッチの方がずっと強い。
今回は特殊進化した動物たちに力を注いだらしいけれど、そんなんじゃなくて、ひとりひとりの海賊にもっと光を当てて欲しかったなぁ・・・。
原作ではうまい効果を出しているギャグも、演出のテンポがまるでダメで、浮いちゃってる感をうけました。
原作の持つ、予想外の展開に驚き、次の展開を待つドキドキ感がまったくない。
すべてが想像の範囲内の展開に収まってしまう。
レビューで高評価を書いている人がほとんどだけれど、それが本心なのかなぁ。
尾田っち監修ということで、最高のワンピ映画という盲目的雰囲気に飲まれてるだけじゃないのかなぁ。
こんな映画を作るくらいなら、もっと原作に集中して欲しい、尾田っち。
原作の面白さは、本当に神だと思っているから。
唯一、よかったのは、作画が前編通じてかなり原作に近かったこと。
多少の違和感はあるものの、原作のワンピが動いてる!って感じはしました。
アニメもこれくらい作画が原作に似ていたら、「見たい」って思えるのになぁ。
それからロビンの肌の色が原作と同じ白でよかった!
アニメだと黒人かよ!ってくらいに黒いんだよね。
ロビン好きには許せない。
コミックでもおだっちが言ってた、ロビンの出身地のイメージは、ロシアだって。
なのにあの地黒。
アニメスタッフの勝手な解釈がゆるせん。
それでも、僕のイメージするロビンの声とはアニメは違和感があります。
アニメはかなりおばさんっぽいんだもん。
もっと若くてかわいい声でいいよ、ロビンは。
実際にオンエア見ていないけど、エニエスロビーの「生ぎだい」っていう泣きながらの台詞、今の声だと想像がつかない。
アニメを見ない理由のひとつが、ロビンのひどさです。
閑話休題。
原作なら何度でも読み返したいけど、今回の映画はもう見なくてもいいや。
これ見るくらいなら原作を読み返します。

遅ればせながら、見ました「ポニョ」
ポニョって、主人公の魚人が「ポニョ」っとしてるから「ポニョ」なんだ・・・。
イニシャルはPだし、どっかで聞いたことあるネーミングルーツだ。
お話は・・・・びみょー。
これって子供の話?大人の話?
どっち付かずになっちゃってる気がします。
ポニョと少年のプチ冒険だけにすればいいものを、わけわかんない海の化身みたいなおばさんや、マッドサイエンティスト系の男が出てきて、しかも背景もよく語られてないので、非常に中途半端な感じ。
宮崎監督お得意のドロドロシーン満載。
本当に、宮崎監督は、ドロドロとしたものがうねうねとうごめくシーンが好きだなぁ。
最近ちょっと苦手、この監督の色が。
ちょっと気持ち悪くなってきました。
ただ、見てよかったなぁと思ったのは、背景画の美しさです。
どこがモデルなのかわからないけれど、水彩画で描かれた日本の海沿いの美しい街の景色。
ありそうでなさそうな町の景色に和みました。
こんな町が本当にあったら行ってみたい。
あーあー、「ナウシカ」や「ラピュタ」のような血沸き肉踊る壮大な冒険ものがまた見たいなぁ。
もう絶対にやらないだろうけど。
せめてテレビシリーズとかでナウシカの完全版が見たい。

あまりにも世間の評判がよいものだから、急遽見てきましたよ、「THIS IS IT」
人並みにマイケルの音楽を聴いて育ちながらも、「ものすごくファンでした!」というわけでもなかった。でもこの映画を見て、ものすごくファンになりました!今更ですが。
そしてさらに今更ですが、大きな大きな喪失感を痛いほど感じているところです。
とにかく印象的だったのは、マイケルの人柄。
リハーサル風景が淡々と続くのだけれど、その現場の空気の暖かなこと。
マイケルはスタッフを思いやり、スタッフはマイケルを敬愛する。
キングオブポップ、スーパースターのマイケルなのに、現場のスタッフにはどこまでも謙虚なマイケル。
そしてマイケルのために集まったすべてのスタッフもマイケルを愛していて、マイケルのために献身する。
まるで絶対的な教祖と信者の関係のよう。
よい意味での宗教的まとまりが、感じられました。
互いに思いやりながら、感情的にならずに、淡々と、論理的に、ステージプランが決められていきます。
人間の世界も、こんなふうに人々が思いやり、感情ではなく論理で関係を進めていけば、ずっと世界がよくなるような気がします。
スタッフには謙虚で思いやっているマイケルだけれども、自分に対しては常にストイック。
10年ぶりのコンサートツアーにもかかわらず、プロとしての厳しさとこだわりをまったく失っていなかった。
完璧な踊りと歌、そして演出をどこまでも追及していました。
晩年の奇行、醜聞のイメージのせいで、最新のツアーでは一時期の輝きを放てないのではないかと思っていたけれど、そんなブランクは一分も感じさせない。
完璧で、派手で、楽しくて、ファンを決して裏切らないステージ。
そんなステージが、完成目前だった・・・。
ここまで綿密なリハを繰り返し、完成直前だったツアーを目前にして、マイケルを失ったスタッフの失望感と絶望感はいかばかりであっただろうか。
全世界の人々がマイケルの死に深い喪失感を抱いただろうけれど、マイケルとステージを作り上げようとしていたスタッフのショックが一番だったろうな・・・。
本当に、心の底から、このステージを生で見たかったと思う。
実はマイケルの死自体がこのツアーの仕掛けのひとつで、どこかで彼は生きていて、また突然現れて世界の話題をさらい、このツアーを成功させるのではないだろうか。
そんな妄想すら抱いてしまいます。
もしもマイケルの死すらも世界を欺く演出だとしたら、きっとマイケルは死後何倍にも膨れ上がったファンの多さに、彼自身が驚くことだろうな。
生前知りえなかったマイケルの素顔と、キングオブポップと言われ続けている所以を知ることが出来て、この映画を見て本当によかったです。
以下雑感。
何百時間にも及ぶリハーサルを一本の映画にまとめあげたのは、今回のツアーのクリエーティブ・パートナーでもあったケニー・オルテガでした。
あ、この人知ってる!
『ハイスクール・ミュージカル』の監督兼振付師の人だ!
その人が、今回のツアーで一番えらい人。
現場のすべてを仕切っていました。
マイケルと肩を並べて対等に話せる唯一の人。
すげー、このおじさんってこんなに偉い人だったんだ。
単なる腹の出ているおっさんではなかったのだ。
さすが、「We're All In This Together 」の振り付けをした人だけのことはある。
この映画を見て初めて知ったこと。
ジャクソン5の中に、妹のジャネットって入ってなかったんだ・・・。
バンドのリードギターは金髪のロングヘアをなびかせて、すごいギターテクニックを披露する女性ギタリスト。
彼女がめちゃくちゃかっこよかった!
リハーサルステージ上で実力を抑えつつ淡々とリハをするマイケルよりも、彼女のパワフルなギターテクニックと美貌に目を奪われました。
Orianthi というオーストラリア出身のギタリストで、歌も出しているらしい。
http://www.myspace.com/orianthi

「連理の枝」
そのタイトルの響きの美しさに惹かれて見てみた。
「連理の枝」の意味もまったくわからないまま。
「連理木」とは2本の樹木の枝、あるいは1本の樹木の一旦分かれた枝が癒着結合したもので、その枝のことらしい。
原題は「연리지」、洋題「NOW AND FOREVER」
ホ・ジノ監督作品のような、重厚な雰囲気の映画を期待していた。
しかし実際は全然違った。
前半は軽いタッチ、後半はシリアスになっていく、韓国映画お決まり過ぎる展開。
前半、チョ・ハンソン演じるプレイボーイのミンスが、チェジウ演じるヘウォンに、遊びではなく本当に惹かれて行く過程が、ものすごく薄い。
なので、プレイボーイのミンスの気持を視聴者も信じることが出来ず、単なる気まぐれに思える。
ミンスを好きになっていくヘウォンの気持の変化もわかんない。
前半を見た限り、全然おもしろくなかった。
と、言いたいとこだけど、後半の展開は予想できなかったので、驚いた。
なるほど、「連理の枝」か。
ひとりが死んだだけでは連理にはならないものな。
後半の予想外の展開に少しは持ち直したけれど、やはりあざとさはぬぐえなかった。
それにしても、日本も韓国も、「セカチュー」以降、人の死を利用したお涙頂戴ものの映画のなんと多いことか!
恋人の死というラストに向かって物語が進行していく映画は、もういい加減飽き飽きだ。
それを思うと、同じ展開でも、「八月のクリスマス」のいかに秀逸なことか!
ホ・ジノを見習え。
以下、どうでもいい雑感。
一番嬉しかったシーン。
ミンスに振られる女の役で、ヒョニョンが出てきたこと!
しかもキャラクターは不良家族のプギョンとまったく同じ!
好きになった相手を信じ、振り回されてるのがまさしくプギョンでかわいかった!
それから不良家族つながりで思ったこと。
チェ・ジウの演技って、不良家族でナリムを演じてたイ・ヨンユの演技にすごく似ている。
天才子役は、将来チェ・ジウのようになるのでは!?
そういえば、泣きの演技がものすごく上手な子役だったな。
「犬とオオカミの時間」に引き続き、主人公の運転する車がレクサスだった。
韓国人は、日本製、日本車は嫌いなのではないの?
それから、辛ラミョンを鍋から食べるシーンが二回。
それぞれミンスとルームメイト、ヘウォンとルームメイトが食べてました。
卵と葱がたっぷりはいったやつ。
そんなシーンが出てきたら、絶対食べたくなるよね、やっぱり。

ヴィッキー目当てで、先日ケーブルテレビで放送されていたのを見ました、映画「緑茶」。
率直な感想は、クリストファー・ドイルの映像によるヴィッキー・チャオのイメージビデオ、みたいな感じ。
画面に薄いフィルターのかかったようなクリストファー・ドイル特有の幻想的な雰囲気の画面で見るヴィッキーは、他のどの映画よりも美しかった。
特に、映画冒頭、地味な大学院生を演じる眼鏡をかけたヴィッキーはぞくっとするほど美しかった。
しかーし、ストーリーはぜんっぜん意味不明、コンセプトも不明、ラストも意味不明!
前衛的というか、素人には難しすぎる崇高なテーマがあるのだろうけれど、何人がそれを感じ取れるのか。
物語は、ヴィッキーの演じるうり二つだが性格が正反対な二人の女と、その二人の女に惹かれていく中年の男の会話のみで進行。
ほぼ全編を通じてささやきの映画だ。
まるで舞台で戯曲をみているかのような錯覚に陥る。
残念なのは、翻訳の字幕がわかりにくい点。
そして、相手役の俳優。
有名な俳優らしいけれど、この役はミスキャストだろう。
オッサンに全然魅力がない
オッサンのくせに若い女に執着して追い回す、カッコイイわけてめなく、単なる怪しいストーカー
あんなくどきで落ちる女なんかいるのか
年はとってるくせに、わがままで自分勝手なガキに見えた。
最後まで明かされなかったのが、ヴィッキーが二役演じている正反対のうり二つの女性が、同一人物なのかどうか。
映画のインタビューでヴィッキーが答えていた記事を見ると、どうやら同一人物らしい。
察するに、きっと解離性障害。
劇中でも語られる父親の母親への虐待は、おそらく真実。
舞台となるのは主にお茶藝館のようなカフェ。
何カ所ものカフェが登場する。
その中で、ヴィッキーが必ず飲んでいる「緑茶」
お湯の中に茶葉を入れて、お湯で戻ってゆく茶葉を器に入れたまま飲む中国式の緑茶。
ああ、緑茶大好きの僕にはたまらない。
「レッドクリフ」や「夜の上海」で見せた、素のヴィッキーっぽいかわいさもいいけれど、女性としての綺麗さを切り取った映画としてはこの作品が一番だと思う。
いつもの元気いっぱいのヴィッキーではなく、落ち着いた奥ゆかしい演技も上手だな。
メガネをかけて、ほぼすっぴんと思われる地味な院生を演じていたヴィッキーが最も美しかった。
そしてやはり、僕は彼女の声が好き。
ヴィッキーのプロモ映像が見たい人にはオススメ。
字幕を消して、意味不明でも中国語だけで見て、その響きを楽しむとよりいいかも。
「アミューズ」より株主用映画チケットが送られてきたので、まったく興味はなかったけれど、見てきました、この映画。
岸谷五朗監督で、上野樹里と木村佳乃が出るということ以外は、何も知らずに見た映画。
感想→→→テレビドラマで十分!
1800円出して見る価値はない。
上野樹里があいかわらず、ぬぼーっとしたアホキャラを演じておりました。
演出のテンポや、妄想シーンなどのテイストが、中島哲也監督臭ぷんぷんしてた。
少なからず影響を受けているのではないかな。
でも、この映画を見ていて、既視感があって思い出したのは、中島哲也監督の作品ではなく、矢口史靖 監督、西田尚美主演の「ひみつの花園」。
なんでだろ、もう10年以上前に一度見たきりなのに。
森をスーツケースで駆け抜けたり、ゴリラを背負って川を泳いだり、そんなシーンが、宝探しに人生をささげる西田尚美の姿と重なったのかもしれない。
映画の出来は微妙だったけれど、それでも僕はロードムービーが好き。大好き。
この映画もある意味ロードムービーだよね。
個人、もしくは見知らぬ人間同士が、車に乗って、旅をするという設定だけで、もう惹かれてしまいます。
気に入っているのはオーランドブルーム主演の「エリザベスタウン」
小林聡美主演の幻のドラマ「サボテンジャーニー」
ヴィンセント・ギャロ主演の「buffalo'66」など。
他にも何かお勧めのロードムービーがあったら、誰か是非是非教えてください!
話を映画に戻す。
最近邦画が元気とはいうけれど、玉石混淆。
こちらは完全に石に入ります。
テレビと映画の境目がなくなってきたせいで、テレビ畑の人がテレビのノリで映画を撮っちゃうパターンが多いのではないだろうか、ただテレビドラマよりも金をかけただけの、クオリティの低い映画が多いように思います。
岸谷五朗がこの映画で何をしたかったのか、何を言いたかったのか、よくわかんない。
アミューズ、この映画で大コケして、ただでさえ低くなってる株価が、さらに落ちませんように・・・。
チョン・ウソンファン(=俺)にはたまんない映画です!
チョン・ウソンがかっこよすぎです!
でも、それだけの映画でした・・・。

「レッドクリフ」に先駆けて、ヴィッキーチャオ主演作のDVDを見ました。
本当は劇場で見たかったけど、最寄では公開がなかったんです。
上海の街を舞台にした、一夜の群像劇(もどき)。
しかも主な舞台はタクシーの中。
ツボにはまりまくりの設定。
元々、限られた時間の中での群像劇って大好き。
「夜の上海」は、僕の好きな映画、 ジム・ジャームッシュの 「ナイト・ オン・ ザ・ プラネット」を彷彿とさせました。
タクシーランプからの視線での街の撮り方とか、映像の雰囲気とか、監督はもしかしたらこの作品を見ているのかもしれないなと思った。
まるで、「ナイト・オン・ザ・プラネット」のワンエピソードを見ているかのような映像と物語でした。
この映画の空気感、TAXIで疾走する上海の景色、主人公の家やホテルの調度品に至るまで、夜、そして雨という密室感包まれた上海の夜景は幻想的。
そしてその密室の街の中で、本木演じるカリスマ美容師と、上海のしがないタクシー運転手の恋が、嫌みもなく、自然で、優雅に、静かに、淡々と進行していく。
上海で弟の世話をしながらタクシードライバーをやっている女性をヴィッキーが演じているんだけど、そんな生活感も、ヴィッキーが演じることで上海の夜とマッチしてこの映画に深みを与えている。
ヴィッキーと本木雅弘の物語は、すべてにおいて僕のツボを刺激しました。
しかし、しかーし・・・。
竹中直人、西田尚美、塚本高史、この3人全くはいらない。
映画の完成度を低めているだけのような気がする。
映画の持つ幻想的な雰囲気を、アクの強い彼らが出てくることで、台無しにしている。
ファンタジーの世界から現実に返る感じ、安くさい日本のドラマを見ている感じになる。
数組の人間の物語を描いて群像劇にしたかったのだろうけど、彼らは完全なる蛇足。
この人達の余計なストーリーとキャラクターのせいで、心地よい映画の流れをぶった切ってしまう。
あくまで僕の感想ですけど。
一方、メイクアシスタントのもう二組、和田聰宏とクラブシンガー、大塚シノブと中国人通訳のシーンは、役者もお話もくどくなく、直接エピソードには絡まないまでも、映画の中に自然に溶け込み、、いいスパイスになって、上海の長い一夜をいい具合に演出しておりました。
本木&ヴィッキーに加えて、この3組での物語の進行だったら、どんなにこの映画が光ったことか!
それにしても、くりくり坊主でもない、時代劇でもない、めちゃ強いチャーリーズ・エンジェルもどきでもない、普通の素顔のヴィッキー・チャオの演技って、もしかしたら初めて見たかも。
本当に、本当に、ヴィッキーチャオが可愛い!
こういう映画が見たかった!
返す返す、先の日本人キャスト3人さえいなければ、僕の中ですごく上位の映画になったのになぁ。
残念。
1作目を劇場公開で見逃して、先日やっとDVDで見ました。
予想以上に面白くて、すぐに公開中の2作目を見に来ました。
実はヴィッキー・チャオの大ファン。
昔から、世界中の女優の中で一番好きでした。
(韓国女優のイ・ナヨンと双璧)
今回のレッドクリフシリーズは、ヴィッキーチャオの魅力が全開に描かれた作品だった気がします。
ヴィッキーの登場シーンがこんなにも多いとは思わなかったので、すごく嬉しかったし、彼女が登場する作品の中で、一番好きな映画になりました。
くりくりしたかわいい瞳や、少年のようなきりりとした意志の強い表情。
まるで彼女のためにあるような役柄でした。
満足!
「クローサー」以降、なんか消化不良気味だったけど、「夜の上海」で久々にヴィッキーの魅力にやられて、そして今作で完全復活です。
彼女ももう30台半ば。
さすがに歳をとった感は否めないけど、それでもまだまだ「かわいい」という表現がぴったり。
むしろ、表情に自然さが加わって、魅力を増してきたような気がします。
次回作は、ディズニーの映画でもおなじみの「花木蘭」
なんかもうレッドクリフ2でもまるでムーランを見ているかのような錯覚に陥ったけど、このような役が続いているのは偶然なのかな?
とにかくレッドクリフを見た後では、完全にイメージが出来上がってしまっています。
そしてまさに、趙薇はムーランにぴったり!
めちゃくちゃ楽しみであーる。
さて、レッドクリフ本編。
大画面で、迫力の映像を楽しみました。
3時間があっという間だったなぁ。
しかし、戦闘のシーン自体は、パート1の方が好きでした。
今回は、個人戦というよりも、団体戦で、船同士での戦いのシーンが多かったけど、パート1では、個人対個人の見せ場がおおかった。
特に、やはり蜀の武将達の活躍が、漫画的に強すぎて爽快でした。
敵を素手でぶっ飛ばしていく張飛。
派手に登場して、一人で30人くらいを余裕で相手にしている関羽。
極めつけは、たぶん監督自身が一番気に入ってるんだろうな、趙雲。
映画全編を通して、一番見せ場が多かったキャラクターでした。
特に冒頭の、劉備の子供を救うシーンでは鬼のような強さで、一気に映画の世界に引き込まれました。
もちろん、金城武、トニー・レオン、チャン・チェンのイケメンたちは、男の僕が見てもものすごくかっこよかった。
この人たちを見ているだけでも、ワクワクしたよ。
そして、初見の小喬役のリン・チーリンのあまりの美しさにはため息。
こんなキレイな人がいたんだねぇ。
こんな嫁が欲しいです。
韓国映画やドラマを見ていると、韓国でもてはやされている女優や俳優たちの顔を見て、首をかしげることが多い。
僕にとってはとっても微妙な顔の人が、芸能人としてもてはやされていることが多く、韓国の美男美女って、ちょっと日本人の美的感覚とずれているのでは感じることが多い。
でも、中国映画のキャストって、僕の感覚にも素直に、抵抗なく、日本人と同じ感覚で「かっこいい、美しい」と感じられる人たちばかりです。
昔から不思議なんだけど、これはどうしてなんだろう。
予想以上に面白くて、すぐに公開中の2作目を見に来ました。
実はヴィッキー・チャオの大ファン。
昔から、世界中の女優の中で一番好きでした。
(韓国女優のイ・ナヨンと双璧)
今回のレッドクリフシリーズは、ヴィッキーチャオの魅力が全開に描かれた作品だった気がします。
ヴィッキーの登場シーンがこんなにも多いとは思わなかったので、すごく嬉しかったし、彼女が登場する作品の中で、一番好きな映画になりました。
くりくりしたかわいい瞳や、少年のようなきりりとした意志の強い表情。
まるで彼女のためにあるような役柄でした。
満足!
「クローサー」以降、なんか消化不良気味だったけど、「夜の上海」で久々にヴィッキーの魅力にやられて、そして今作で完全復活です。
彼女ももう30台半ば。
さすがに歳をとった感は否めないけど、それでもまだまだ「かわいい」という表現がぴったり。
むしろ、表情に自然さが加わって、魅力を増してきたような気がします。
次回作は、ディズニーの映画でもおなじみの「花木蘭」
なんかもうレッドクリフ2でもまるでムーランを見ているかのような錯覚に陥ったけど、このような役が続いているのは偶然なのかな?
とにかくレッドクリフを見た後では、完全にイメージが出来上がってしまっています。
そしてまさに、趙薇はムーランにぴったり!
めちゃくちゃ楽しみであーる。
さて、レッドクリフ本編。
大画面で、迫力の映像を楽しみました。
3時間があっという間だったなぁ。
しかし、戦闘のシーン自体は、パート1の方が好きでした。
今回は、個人戦というよりも、団体戦で、船同士での戦いのシーンが多かったけど、パート1では、個人対個人の見せ場がおおかった。
特に、やはり蜀の武将達の活躍が、漫画的に強すぎて爽快でした。
敵を素手でぶっ飛ばしていく張飛。
派手に登場して、一人で30人くらいを余裕で相手にしている関羽。
極めつけは、たぶん監督自身が一番気に入ってるんだろうな、趙雲。
映画全編を通して、一番見せ場が多かったキャラクターでした。
特に冒頭の、劉備の子供を救うシーンでは鬼のような強さで、一気に映画の世界に引き込まれました。
もちろん、金城武、トニー・レオン、チャン・チェンのイケメンたちは、男の僕が見てもものすごくかっこよかった。
この人たちを見ているだけでも、ワクワクしたよ。
そして、初見の小喬役のリン・チーリンのあまりの美しさにはため息。
こんなキレイな人がいたんだねぇ。
こんな嫁が欲しいです。
韓国映画やドラマを見ていると、韓国でもてはやされている女優や俳優たちの顔を見て、首をかしげることが多い。
僕にとってはとっても微妙な顔の人が、芸能人としてもてはやされていることが多く、韓国の美男美女って、ちょっと日本人の美的感覚とずれているのでは感じることが多い。
でも、中国映画のキャストって、僕の感覚にも素直に、抵抗なく、日本人と同じ感覚で「かっこいい、美しい」と感じられる人たちばかりです。
昔から不思議なんだけど、これはどうしてなんだろう。
その日は予定のない金曜の夜だったので、Pと映画を見に行くことにしました。
6月の公開から、ずっと見たいと思っていたのに、時間がなくてなかなか行くことが出来なかった「ザ・マジックアワー」
とっくに上映終了していると思ったら、ラッキーなことにまだ上映中!
「THE 有頂天ホテル」のような、限られた空間でのシットコムが大好きな僕は、今回の作品も期待して観に行きました。
今回の舞台は、日本のどこかの街なんだけど、ギャングが暗躍していた時代のニューヨークの町並みのようなセット。
このどこにもない小さな街で、登場人物達が絡み合って笑いを生んでいきます。
笑えます、三谷的笑いがちりばめられていて、笑えます。
ただ、今回の映画の設定には、多少無理がありすぎたような気がします。
佐藤浩市と西田敏行が、お互いに「ニセの殺し屋」、「本物のヤクザ」だと言うことに全く気がつかずに物語が進行するのは、強引すぎます。
映画、特にアクションやコメディに現実感を求めるのもナンセンスだとは思うけど、あまりにも笑いのための設定に非現実感が濃すぎると、かえって醒めてしまう。
現実とフィクションの間のギリギリの線で、本当か嘘か紙一重のところに、笑いのエッセンスってたくさん詰まっている気がするんだよね、抽象的だけれども。
この映画は、僕の基準からは、ちょっと現実離れしすぎててあざとさの印象も残りました。
しかしながら、三谷作品。
ハッピーエンドで見終わった後は、心に温もりが残るような、色のイメージで言うと暖色系の、そんな映画でした。
僕の中では「THE・有頂天ホテル」>「マジックアワー」でしたけど。
ちなみに、僕が一番好きな三谷作品は「王様のレストラン」です。
もうすでに次回作の執筆に取りかかっているようで、今度はどんな作品を残してくれるのか楽しみです。
6月の公開から、ずっと見たいと思っていたのに、時間がなくてなかなか行くことが出来なかった「ザ・マジックアワー」
とっくに上映終了していると思ったら、ラッキーなことにまだ上映中!
「THE 有頂天ホテル」のような、限られた空間でのシットコムが大好きな僕は、今回の作品も期待して観に行きました。
今回の舞台は、日本のどこかの街なんだけど、ギャングが暗躍していた時代のニューヨークの町並みのようなセット。
このどこにもない小さな街で、登場人物達が絡み合って笑いを生んでいきます。
笑えます、三谷的笑いがちりばめられていて、笑えます。
ただ、今回の映画の設定には、多少無理がありすぎたような気がします。
佐藤浩市と西田敏行が、お互いに「ニセの殺し屋」、「本物のヤクザ」だと言うことに全く気がつかずに物語が進行するのは、強引すぎます。
映画、特にアクションやコメディに現実感を求めるのもナンセンスだとは思うけど、あまりにも笑いのための設定に非現実感が濃すぎると、かえって醒めてしまう。
現実とフィクションの間のギリギリの線で、本当か嘘か紙一重のところに、笑いのエッセンスってたくさん詰まっている気がするんだよね、抽象的だけれども。
この映画は、僕の基準からは、ちょっと現実離れしすぎててあざとさの印象も残りました。
しかしながら、三谷作品。
ハッピーエンドで見終わった後は、心に温もりが残るような、色のイメージで言うと暖色系の、そんな映画でした。
僕の中では「THE・有頂天ホテル」>「マジックアワー」でしたけど。
ちなみに、僕が一番好きな三谷作品は「王様のレストラン」です。
もうすでに次回作の執筆に取りかかっているようで、今度はどんな作品を残してくれるのか楽しみです。
最近、めっきり映画館で映画を見る機会が減った。
昔は月に2~3本は見ていたのに。
そんな中、久々に超楽しみにしていた映画。
僕の中のハリウッド映画シリーズのベストと言えば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズと、そしてこの「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編はもう作られることはないだろうけど、ハリソン・フォードが生きている限り、「インディ・ジョーンズ」は見続けたい。
なのでTDSの「インディ・ジョーンズクリスタルスカルの魔宮」も大好き。
今回の新作。
マズ見て驚いたのは、やはりハリソンが老けていたこと。
時代設定も4作の中で一番新しい時代になっているようなので、老けていても設定上は間違いないのだが、やはり初期3部作の彼が頭の中にあるので、その差にちょっと驚いた。
「最後の聖戦」のショーンコネリーのような貫禄。
息子も登場していたし、無理もないか。
嬉しかったのは、カレンアレンが出演していたこと。
彼女も当然老けはしたものの、1作目と同様、笑顔がとてもかわいらしいキュートさは変わらない。
もう60近いのに、あの笑顔に再会できて、嬉しくなった。
ソビエトの女性将校役のケイト・ブランシェットもいい味出してます。
ああいうサディスティックな役や、人間離れした神々しい雰囲気の役をやらせたら右に出る者はいないよね。
僕も彼女にならビシバシムチで打たれたいよ。
でも、はっきり言って今回のストーリーはちょっと駄作?
エリア51が出てきたときから怪しいと思っていたが、まさかオチが宇宙人とは・・・・。
インディはやっぱり古代文明の遺跡の中で、危険や罠や蛇や蜘蛛と格闘するのが好きだよ。
ぶっちゃけ、ディズニーシーのクリスタルスカルの魔宮をモチーフにした方が、よっぽどよかったのでは!?
昔は月に2~3本は見ていたのに。
そんな中、久々に超楽しみにしていた映画。
僕の中のハリウッド映画シリーズのベストと言えば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズと、そしてこの「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編はもう作られることはないだろうけど、ハリソン・フォードが生きている限り、「インディ・ジョーンズ」は見続けたい。
なのでTDSの「インディ・ジョーンズクリスタルスカルの魔宮」も大好き。
今回の新作。
マズ見て驚いたのは、やはりハリソンが老けていたこと。
時代設定も4作の中で一番新しい時代になっているようなので、老けていても設定上は間違いないのだが、やはり初期3部作の彼が頭の中にあるので、その差にちょっと驚いた。
「最後の聖戦」のショーンコネリーのような貫禄。
息子も登場していたし、無理もないか。
嬉しかったのは、カレンアレンが出演していたこと。
彼女も当然老けはしたものの、1作目と同様、笑顔がとてもかわいらしいキュートさは変わらない。
もう60近いのに、あの笑顔に再会できて、嬉しくなった。
ソビエトの女性将校役のケイト・ブランシェットもいい味出してます。
ああいうサディスティックな役や、人間離れした神々しい雰囲気の役をやらせたら右に出る者はいないよね。
僕も彼女にならビシバシムチで打たれたいよ。
でも、はっきり言って今回のストーリーはちょっと駄作?
エリア51が出てきたときから怪しいと思っていたが、まさかオチが宇宙人とは・・・・。
インディはやっぱり古代文明の遺跡の中で、危険や罠や蛇や蜘蛛と格闘するのが好きだよ。
ぶっちゃけ、ディズニーシーのクリスタルスカルの魔宮をモチーフにした方が、よっぽどよかったのでは!?
TDRでは今年25周年の祝祭イベントをリゾートをあげて行っている。
イクスピアリも例外ではなく、その中にあるシネマイクスピアリでも、「ディズニーアートフェスティバル」の一環として「ディズニーフィルムセレクション」というイベントをやっていた。
ディズニークラシックのアニメーションが劇場の大画面で見られる。
リアルタイムで作品を見ていない世代にとっては、なかなか意味のあるイベントだ。
ディズニークラシックスの過去のアニメ作品を日替わりで上映している。
僕は本当は「美女と野獣」が見たかったのだが、当日の上映作品は「アラジン」
DVDでは観たことあるけど、映画館の大スクリーンで見たいというスティッチの次にアラジンが好きなPのわがままで、「ウィキッド」を観た翌日、再び電車に乗りわざわざ舞浜までやってきた。
まあ当日は雲行きが怪しく、小雨も降っていたので、映画もいいかなという気持ちでつきあった。
シネマイクスピアリ、予想に反して「アラジン」を見に来ていた客は多く、後方の席はほぼ満席。
新潟の映画館の広い座席に慣れている僕としては、シネマイクスピアリの座席の狭さが非常に気になった。
僕は身長が177センチあるのだが、本当に窮屈で、ゆったりと映画が見られない。
シネコンが全盛になる一昔前の映画館のような狭さ。
新潟のユナイテッドシネマなら、シネマイクスピアリの1.5倍以上は確実にある。
舞浜特有なのか、それとも東京の映画館はすべてこうなのかは謎。
で、その狭い席で映画を見始めたのだが、実はアラジンはディズニー映画の中ではそれほど好きな部類ではない。
前半はがんばって起きていたんだけど、中盤の一番印象的なシーン、アラジンとジャスミンが空飛ぶ絨毯で世界を旅するシーン辺りで、ついに寝てしまった・・・。
気がつくと物語は終盤にさしかかっていた。
この映画を観ると、映画の印象よりも、昔プレイしたプレステの「キングダムハーツ」を思い出す。
「アラジン」のステージで、洞窟にランプを取り行くシーンなんて、今でも印象に残っている。
あのゲームはディズニー映画の世界をプレイヤーとして追体験出来るので、すばらしかったなぁ。
なんて思いにふけていると、いつの間にかエンドロール。
となりのPは見終わった後、「ホールニューワールド」らしき歌(音痴なので実際は謎)をエンドレスで歌い始めてうるさいし、子供の映画につきあった親の気持ちで、映画館を後にしたのであった。
最後の嬉しい偶然。
昨日「ウィキッド」に連れて行ってくれたHさんご一家とイクスピアリでばったり出会ったのだ。
前日にHさんたちもTDRに行くという話は聞いていたけれど、まさかこの人混みの中で本当に出会えるとか。
Hさんに、旦那さんに、男の子の3人兄弟。
写真では見たことあったけど、男の子3人兄弟、みんな素直そうでかわいかったなぁ。
お母さんがHさんなら当然か。
なんでもHさんが育児放棄をして(嘘)、いつもフラフラ出歩いている(本当)せいで、一家そろうことは滅多になく、偶然にもそろった場面に遭遇した者は幸せになれるとか。
やった、ついてる、ラッキーだ。
昔「霊柩車を見たらラッキー」とか、「ワーゲンビートルを見たらラッキー」とかそういう迷信?があったけど、もはやそんな感じ。
下半期をラッキーに過ごせるといいな。
イクスピアリも例外ではなく、その中にあるシネマイクスピアリでも、「ディズニーアートフェスティバル」の一環として「ディズニーフィルムセレクション」というイベントをやっていた。
ディズニークラシックのアニメーションが劇場の大画面で見られる。
リアルタイムで作品を見ていない世代にとっては、なかなか意味のあるイベントだ。
ディズニークラシックスの過去のアニメ作品を日替わりで上映している。
僕は本当は「美女と野獣」が見たかったのだが、当日の上映作品は「アラジン」
DVDでは観たことあるけど、映画館の大スクリーンで見たいというスティッチの次にアラジンが好きなPのわがままで、「ウィキッド」を観た翌日、再び電車に乗りわざわざ舞浜までやってきた。
まあ当日は雲行きが怪しく、小雨も降っていたので、映画もいいかなという気持ちでつきあった。
シネマイクスピアリ、予想に反して「アラジン」を見に来ていた客は多く、後方の席はほぼ満席。
新潟の映画館の広い座席に慣れている僕としては、シネマイクスピアリの座席の狭さが非常に気になった。
僕は身長が177センチあるのだが、本当に窮屈で、ゆったりと映画が見られない。
シネコンが全盛になる一昔前の映画館のような狭さ。
新潟のユナイテッドシネマなら、シネマイクスピアリの1.5倍以上は確実にある。
舞浜特有なのか、それとも東京の映画館はすべてこうなのかは謎。
で、その狭い席で映画を見始めたのだが、実はアラジンはディズニー映画の中ではそれほど好きな部類ではない。
前半はがんばって起きていたんだけど、中盤の一番印象的なシーン、アラジンとジャスミンが空飛ぶ絨毯で世界を旅するシーン辺りで、ついに寝てしまった・・・。
気がつくと物語は終盤にさしかかっていた。
この映画を観ると、映画の印象よりも、昔プレイしたプレステの「キングダムハーツ」を思い出す。
「アラジン」のステージで、洞窟にランプを取り行くシーンなんて、今でも印象に残っている。
あのゲームはディズニー映画の世界をプレイヤーとして追体験出来るので、すばらしかったなぁ。
なんて思いにふけていると、いつの間にかエンドロール。
となりのPは見終わった後、「ホールニューワールド」らしき歌(音痴なので実際は謎)をエンドレスで歌い始めてうるさいし、子供の映画につきあった親の気持ちで、映画館を後にしたのであった。
最後の嬉しい偶然。
昨日「ウィキッド」に連れて行ってくれたHさんご一家とイクスピアリでばったり出会ったのだ。
前日にHさんたちもTDRに行くという話は聞いていたけれど、まさかこの人混みの中で本当に出会えるとか。
Hさんに、旦那さんに、男の子の3人兄弟。
写真では見たことあったけど、男の子3人兄弟、みんな素直そうでかわいかったなぁ。
お母さんがHさんなら当然か。
なんでもHさんが育児放棄をして(嘘)、いつもフラフラ出歩いている(本当)せいで、一家そろうことは滅多になく、偶然にもそろった場面に遭遇した者は幸せになれるとか。
やった、ついてる、ラッキーだ。
昔「霊柩車を見たらラッキー」とか、「ワーゲンビートルを見たらラッキー」とかそういう迷信?があったけど、もはやそんな感じ。
下半期をラッキーに過ごせるといいな。
「清廣館」に泊まった翌日は6月1日。
映画の日だったので、映画を見に行くことにしました。
「僕の彼女はサイボーグ」
「猟奇的な彼女」「クラシック」のクァク・ジェヨン監督の最新作。
「デイジー」で脚本を担当した後、何を撮っているのか全然しらなかったので、いきなり日本映画を監督していてびっくりです。
日本映画といっても、監督的には「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く「彼女3部作」の最終章みたい。
映画の出来は、及第点です!
前回チョン・ジヒョンのプロモーションビデオと化していた「僕カノ」に比較して、ストーリーもしっかりしているし、監督お得意の最後の最後にハッピーエンドパターンもさわやかだったし、主演の二人の配役がぴったりで、さらに演技もすばらしかった。
きっとこの監督のテイストを知らない人や、韓国映画に慣れていない人が見ると、好きになれないシーンや、批評もたくさんあると思います。
でも、見慣れている人、特にこの監督の作品を知っている人が見たら、ニヤリとするシーンがいっぱいです。
実際に映っている舞台は日本なんだけど、僕には韓国での出来事のように感じながらこの映画を見ていました。
特筆すべき点は、主演の小出恵介が、チャ・テヒョンにものすごく似ていたこと!
はっきり言って小出恵介の方が男前だけれど、情けない表情や、あどけない表情、しぐさなんか、「猟奇的な彼女」のキョヌそのものでした。
実際、監督も「似ている」と断言しているし、小出恵介自身も、チャ・テヒョンの演技を参考にしたらしいです。
それにしても、よくもまあここまでイメージを重ねてきたものだと感心させられました。
そして綾瀬はるか。
彼女の作品はほとんど見たことはなかったけど、こんなに演技が上手だったのかと認識させられました。
笑顔のシーンはほとんどなく、無表情なサイボーグの演技がほとんどなのに、その中に確かに感情を表現している絶妙な表情、そしてしぐさ。
一気に高評価女優の仲間入りを果たしました。
余談ですが、彼女の声や台詞回し、深田恭子に似てない?
ずっとそれ感じながら見てました。
ストーリーは、タイムスリップを軸にした恋愛もので、途中アクションシーンやほのぼのシーンもからめつつ、最後にほろりとしたハッピーエンドでしめてくれるクァク・ジェヨン監督の王道パターン。
監督のファンは王道を期待して見に行くわけだから、期待を裏切らないコテコテな展開に、予想以上に満足の2時間でした。
今まで監督の作品の中では「猟奇的な彼女」と「クラシック」が双璧だったけど、この作品はそれらに同率で食い込むかも。
それくらい気に入った作品でした。
DVDが出たら、もう一回、じっくりと見てみたいです。
映画の日だったので、映画を見に行くことにしました。
「僕の彼女はサイボーグ」
「猟奇的な彼女」「クラシック」のクァク・ジェヨン監督の最新作。
「デイジー」で脚本を担当した後、何を撮っているのか全然しらなかったので、いきなり日本映画を監督していてびっくりです。
日本映画といっても、監督的には「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く「彼女3部作」の最終章みたい。
映画の出来は、及第点です!
前回チョン・ジヒョンのプロモーションビデオと化していた「僕カノ」に比較して、ストーリーもしっかりしているし、監督お得意の最後の最後にハッピーエンドパターンもさわやかだったし、主演の二人の配役がぴったりで、さらに演技もすばらしかった。
きっとこの監督のテイストを知らない人や、韓国映画に慣れていない人が見ると、好きになれないシーンや、批評もたくさんあると思います。
でも、見慣れている人、特にこの監督の作品を知っている人が見たら、ニヤリとするシーンがいっぱいです。
実際に映っている舞台は日本なんだけど、僕には韓国での出来事のように感じながらこの映画を見ていました。
特筆すべき点は、主演の小出恵介が、チャ・テヒョンにものすごく似ていたこと!
はっきり言って小出恵介の方が男前だけれど、情けない表情や、あどけない表情、しぐさなんか、「猟奇的な彼女」のキョヌそのものでした。
実際、監督も「似ている」と断言しているし、小出恵介自身も、チャ・テヒョンの演技を参考にしたらしいです。
それにしても、よくもまあここまでイメージを重ねてきたものだと感心させられました。
そして綾瀬はるか。
彼女の作品はほとんど見たことはなかったけど、こんなに演技が上手だったのかと認識させられました。
笑顔のシーンはほとんどなく、無表情なサイボーグの演技がほとんどなのに、その中に確かに感情を表現している絶妙な表情、そしてしぐさ。
一気に高評価女優の仲間入りを果たしました。
余談ですが、彼女の声や台詞回し、深田恭子に似てない?
ずっとそれ感じながら見てました。
ストーリーは、タイムスリップを軸にした恋愛もので、途中アクションシーンやほのぼのシーンもからめつつ、最後にほろりとしたハッピーエンドでしめてくれるクァク・ジェヨン監督の王道パターン。
監督のファンは王道を期待して見に行くわけだから、期待を裏切らないコテコテな展開に、予想以上に満足の2時間でした。
今まで監督の作品の中では「猟奇的な彼女」と「クラシック」が双璧だったけど、この作品はそれらに同率で食い込むかも。
それくらい気に入った作品でした。
DVDが出たら、もう一回、じっくりと見てみたいです。
ホテル双葉から戻ってきて、その足で地元のシネコンに向かった。
ディズニー久々のセル画作品、「魔法にかけられて」を見るのだ。
はっきり言って、ピクサーに代表されるCGアニメ作品は全く好きではない僕にとって、この映画の公開を半年間心待ちにしていた。
実は劇場で見る初めてのアニメのディズニー作品でもある。
公開2日目の週末のレイトショーであったが、館内は4割ほどの客の入りだった。
やはりカップルが多い。
映画が始まって、ディズニー作品を示すシンデレラ城(眠れる森の美女の城?)のロゴがスクリーンに現れただけで大興奮し、すでに魔法にかかってしまっているP。
それを横目に、僕も映画の世界に集中する。
勧善懲悪の、底抜けに明るいコメディータッチのおとぎ話。
何も考えられずに、見られるのがいい。
ジゼルを演じたエイミーアダムスは、僕と同い年30代。
最新のプリンセスを演じる女優が30代とは、ずいぶん思い切った配役だと思ったけど、それが当たりに繋がったと思う。
アニメの世界に生きるプリンセスがニューヨークに現れたときの非常識、非日常っぷりが、多少年齢を重ねている彼女が演じることで、余計に引き立って楽しかった。
もちろん彼女自身の演技はとても魅力的だったし、しぐさや表情はとてもかわいらしかった。
次は素に近い役柄の彼女も見てみたいと思った。
そして、相手役のパトリック・テンプシー。
彼のこともこの映画で初めて知ったが、その優しいまなざしや、物腰の柔らかい包み込むような包容力には、男の僕だからこそ憧れてしまう。
自分には決してないものだから。
さらに、エドワード王子役のジェームス・マースデン。
X-MENのサイクロプスだなんて!
あまりのはじけっぷりに、見終わって人にそのことを聞くまでまったくわからなかったよ。
二枚目も三枚目も演じられる彼もポイント高し。
アランメンケンの音楽もあいかわらず冴えまくっていた。
セルフパロディーや数々のディズニー作品へのオマージュは、ディズニー作品を多く見ている人にとってはたまらない一作だと思うし、半分以上が実写なので、ディズニーのアニメの世界が好きじゃない人にも楽しめる映画ではないだろうか。
あれこれ理屈をつけてあら捜しをするような野暮なことはせずに、純粋に楽しむ映画だ。
テーマパークの中でショーを見ているような、そんな錯覚に陥るような映画だった。
(・・・後日DVDを予約注文してしまいました。)
さて、話は変わるが僕が主に映画を見に行くユナイテッドシネマ新潟。
新潟市内には3系列4館のシネコンがあるが、一番気に入っている。
昨年、最新のワーナーマイカル新潟南がオープンするのに対抗し、それあわせて、座席をすべてリニューアルしたのだが、そのすわり心地のいいこと!
広さといい、すわり心地といい、素晴らしい。
もちろん肘掛も全員が両肘つけるようになっている。
今までのホールや映画館って、肘掛が隣の人との間にひとつあるだけで、どちらが使っていいのかよくとまだったものだ。
でも、考えてみれば、隣に気を遣うことなく自由に使える肘掛を用意するのって、簡単に出来るホスピタリティだと思うのに、今までどこの劇場もやっていなかったのは何故だろう。
今までのシネコンは一体何をしていたんだと言う感じ。
特に一番後ろに位置するカップルシートは、二人がけのソファーで、とても居心地がいい。
自分の家にいる感覚で映画を見られるよ。
最近、舞浜のシネマイクスピアリで映画を見る機会があったのだけど、ユナイテッドシネマの座席になれきってしまった僕としては、その窮屈さに辟易してしまった。
6本見たら1本無料だし、最寄ではないけれど、これからもわざわざ見に行きます、ユナイテッドシネマ。
ディズニー久々のセル画作品、「魔法にかけられて」を見るのだ。
はっきり言って、ピクサーに代表されるCGアニメ作品は全く好きではない僕にとって、この映画の公開を半年間心待ちにしていた。
実は劇場で見る初めてのアニメのディズニー作品でもある。
公開2日目の週末のレイトショーであったが、館内は4割ほどの客の入りだった。
やはりカップルが多い。
映画が始まって、ディズニー作品を示すシンデレラ城(眠れる森の美女の城?)のロゴがスクリーンに現れただけで大興奮し、すでに魔法にかかってしまっているP。
それを横目に、僕も映画の世界に集中する。
勧善懲悪の、底抜けに明るいコメディータッチのおとぎ話。
何も考えられずに、見られるのがいい。
ジゼルを演じたエイミーアダムスは、僕と同い年30代。
最新のプリンセスを演じる女優が30代とは、ずいぶん思い切った配役だと思ったけど、それが当たりに繋がったと思う。
アニメの世界に生きるプリンセスがニューヨークに現れたときの非常識、非日常っぷりが、多少年齢を重ねている彼女が演じることで、余計に引き立って楽しかった。
もちろん彼女自身の演技はとても魅力的だったし、しぐさや表情はとてもかわいらしかった。
次は素に近い役柄の彼女も見てみたいと思った。
そして、相手役のパトリック・テンプシー。
彼のこともこの映画で初めて知ったが、その優しいまなざしや、物腰の柔らかい包み込むような包容力には、男の僕だからこそ憧れてしまう。
自分には決してないものだから。
さらに、エドワード王子役のジェームス・マースデン。
X-MENのサイクロプスだなんて!
あまりのはじけっぷりに、見終わって人にそのことを聞くまでまったくわからなかったよ。
二枚目も三枚目も演じられる彼もポイント高し。
アランメンケンの音楽もあいかわらず冴えまくっていた。
セルフパロディーや数々のディズニー作品へのオマージュは、ディズニー作品を多く見ている人にとってはたまらない一作だと思うし、半分以上が実写なので、ディズニーのアニメの世界が好きじゃない人にも楽しめる映画ではないだろうか。
あれこれ理屈をつけてあら捜しをするような野暮なことはせずに、純粋に楽しむ映画だ。
テーマパークの中でショーを見ているような、そんな錯覚に陥るような映画だった。
(・・・後日DVDを予約注文してしまいました。)
さて、話は変わるが僕が主に映画を見に行くユナイテッドシネマ新潟。
新潟市内には3系列4館のシネコンがあるが、一番気に入っている。
昨年、最新のワーナーマイカル新潟南がオープンするのに対抗し、それあわせて、座席をすべてリニューアルしたのだが、そのすわり心地のいいこと!
広さといい、すわり心地といい、素晴らしい。
もちろん肘掛も全員が両肘つけるようになっている。
今までのホールや映画館って、肘掛が隣の人との間にひとつあるだけで、どちらが使っていいのかよくとまだったものだ。
でも、考えてみれば、隣に気を遣うことなく自由に使える肘掛を用意するのって、簡単に出来るホスピタリティだと思うのに、今までどこの劇場もやっていなかったのは何故だろう。
今までのシネコンは一体何をしていたんだと言う感じ。
特に一番後ろに位置するカップルシートは、二人がけのソファーで、とても居心地がいい。
自分の家にいる感覚で映画を見られるよ。
最近、舞浜のシネマイクスピアリで映画を見る機会があったのだけど、ユナイテッドシネマの座席になれきってしまった僕としては、その窮屈さに辟易してしまった。
6本見たら1本無料だし、最寄ではないけれど、これからもわざわざ見に行きます、ユナイテッドシネマ。