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OLD TOWN DESSERT DIARY

「観ること」と「旅行」が好きなゆえれんの観劇旅食べ記録。コメント歓迎します!

IMG_5564.jpg二年ぶりに新潟花火大会へ。
去年は長岡と柏崎花火を見たので、新潟市のは行かなかった。
(長岡、柏崎を見た後だと、新潟花火大会はあまりにもしょぼいから。)
今年はこれが初めての花火大会。
午後まで大雨が降っていたので開催が危ぶまれたけれど、夕方から雨は上がって、かわりに蒸し暑くなってきた。
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でも、何時間も前から場所取りしたりする程気合は入ってない。
19時15分から始まるのに、18時45分頃に徒歩で家を出て、途中ビックカメラやブルボードプレイスをブラブラしていたら、やすらぎ堤に着いたのは20時近かった。



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本当は友達と左岸で見たかったんだけど、サンダルで足をすりむいて、橋は渡らず。
右岸をブラブラ歩きながら見ました。


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しかーし、今年はやたら花火と花火の間が長くないかい?
やたらとアナウンスが入るし。
まるで秋田の雄物川花火のような間延び。
いったい今年はどうしたんだ?
これも不景気によるものだろうか。



IMG_5547.jpgあんまり派手なのも上がらないし、30分くらい見て、会場を後にしました。
新潟市内で花火大会を見るなら、信濃川の新潟まつり花火大会ではなくて、阿賀野川のござれや花火大会がお勧めです。
花火が目の前で上がるから!

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最後に撮ったニコちゃんマーク。

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2009.08.12 22:43 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
IMG_5497.jpg新潟に来て以来初めて、新潟まつりの大民謡流しを見に行きました。


IMG_5498.jpg昔から一度は見てみたいと思っていました。
開始19時ちょうどに万代シティに到着。
すでに何人もの踊り手がスタンバってました。














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これは万代のラブラ・バスセンターと、シルバーホテルに挟まれた小路なんだけど、ここですらすでに人であふれて、結構な迫力。










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しかし圧巻なのは、新潟駅前の東大通りから万代橋を経由して柾屋小路にいたる大通り。
この大きな通りが、人に埋め尽くされていて、みんなで新潟甚句を踊ってる!
さらに古町通にまで広がっているそうです。
まさに市内中心部じゅうが、民謡流しの人々であふれかえっています。

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COZMIXIIビルの4階から、東大通り方面。
こんなのが延々と続いています。
なんと1万4000人が一気に踊っているそうです。
これって、新潟市民の約60人にひとり、合併前でいえば約35人にひとりだよ。
すげ~!!
俺も踊りたい。

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でも・・・見ているだけではすぐに飽きる。
見物客が楽しいまつりではなく、踊って楽しいまつりですね、これは。
おまけの万代橋から柳都大橋方面の夜景。
2009.08.08 10:27 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
IMG_3794.jpg今年も行ってきたよ、蒲原祭り。
本当に、この3日間は、家の周りが祭りの会場と化して、にぎやかになる。
この写真は、笹口側の入り口付近。
この辺はまだ人通りがまばらだけど、もう少し行くと、身動き取れなくなります。
500の屋台が、1kmにわたって、ぎっしりです。
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去年の反省を踏まえて、今年は行きたいお店を絞って、ピンポイント訪れるべく、人通りの比較的少ない側道を使って移動。
途中、「本マグロ」の屋台発見!
食べなかったけど。

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ここは去年食べてめちゃくちゃ気に入った「エビタマ焼き」のお店。
去年と同じ場所にありました。
去年は男の店員さんだったけど、今年は女性。
話しかけてみると、去年の男の人の奥さんだって。
夫婦でやってるんだ。

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エビタマ焼きっていうのは、たこ焼きのタコの代わりに、海老とウズラの卵が入ってるの。
すんげーうまくて、今年も二夜連続食べました。


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これはシャービン(餡餅)。
韓国のホットックみたいな外観だけど、中国のもの。
中華風のおやきで、中に入っているのは餃子の具とほぼ一緒です。
あつあつをほおばると、肉汁が広がってマジうまい。
実は自分でも作ったことあります。
同じ味だった!


IMG_3813.jpg定番のたこ焼きやさん。
蒲原祭りでは、たこ焼きでも当たりはずれがあって、やっぱり人気のお店はタコも大きいし、ふわとろの食感。
ここも並んで買いました。
屋台の食べ物って、「高くてまずい」イメージがあるけど、蒲原祭りに限っては当てはまりません。
ひとつ500円で、おいしいものがたくさん食べられます。
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タコがでかすぎ、作り立てで熱すぎ。
そしてうま過ぎ。
適当に作ってる人と、真面目においしいものを作ってる人の違いって、意外と一目瞭然。
手際とか表情を見ればすぐにわかります。
このお店は当たり。



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去年も出ていた韓国人ハルモニがやってるトッポッキ屋台。
本場と同じ味で、こちらもうまいです。
まるで鐘路屋台に来たような雰囲気です。


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辛味と、普通味があったけど、もちろん辛い味。
でも、その辛さが、トッポッキの味を引き立てるんだよね。
ちゃんと、魚のすり身のおでんも入っていました。



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そして、こちらがタイラーメン屋さん。
沼垂側にいくと、こんなアジアンなお店が増えてきてウレシイ。
さらに、たいていアジアン屋台ははずれがなくおいしい。
そして、そのアジアン屋台の中でも一番うまいお店だと思うのがこのタイラーメン。

IMG_3807.jpgタイ人のおばさんが、タイの屋台と同じように、注文してから手際よく作ってくれます。


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さっきは韓国屋台だったけど、ここだけタイ屋台の雰囲気でした。
トッピングもタイ風に、ナンプラーと、出汁と、砂糖と、粗引唐辛子粉がおいてありました。

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こんな見た目。
麺は米麺。
こちらも二日連続で食べちゃった。
普段もどこかで食べられないのか聞いてみたんだけど、やっぱりお祭り屋台限定だそうです。
ほんと、これ、ウマ!
エスニックが好きな人は、これを食べるためだけに蒲原祭りに訪れてもいいと思う。

2009.07.03 23:16 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(2) |
毎年恒例、福岡に来ています。
叔母のケーキ工房で毎日忙しく働いております。
お客、近所の人、友達など、非常に人の出入りが激しい工房なので、東北出身の僕も自然とこちらにも人見知りが増える。
そんなある日のこと、たまに工房のお手伝いをしてくれているSちゃん(30代女性唐津出身)のお誘いで、唐津くんちを見に行きました。
「くんち」
東日本の人達には聞きなれない言葉だと思います。
「唐津くんち」を僕は、当然の如く「唐津君の家」という意味にとってしまい、唐津君の家に遊びに行くんだと思っていました。
しかし、それは完全な間違い。
「くんち」というのは、いわゆる「まつり」の意味で、神社の祭礼のこと。
こちらでは「長崎くんち」「博多くんち」とあわせて、日本三大くんちと呼ばれているらしいです。

以下wikiより引用。
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からつくんちは、佐賀県唐津市にある唐津神社の秋季例大祭である。「漆の一閑張り」という手の込んだ技法で製作された巨大な「曳山」(「ひきやま」または「ヤマ」と読ませる)が、笛・太鼓・鉦(かね)の囃子にあわせた曳子(ひきこ)たちの「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声とともに、旧城下町を練り歩く。ちなみに「ヨイサ」の掛け声は4番曳山及び14番曳山のみ使われる。
現在は毎年11月2日夜の「宵曳山(よいやま)」に始まり、11月3日には神輿と曳山が御旅所に向かう「御旅所神幸(おたびしょしんこう)」、11月4日には神輿は加わらずに曳山だけが町内を巡行する「町廻り(まちまわり)」というスケジュールで営まれている。
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招待してくれたSちゃんは女の子ひとりで農業をしながら生活しているんだけど、WWOOFのホストもやっていて、たまたまウーファーで来ていた20代前半の二人の女の子、オーストラリア人のA.J.、ドイツ人のシャネットも一緒でした。
車は叔母の友達で僕と同世代のM君に出してもらい、5人で向かいました。
現地に1915到着。
夜の曳山は初日の11月2日だけらしいです。
曳山がライトアップされて、昼のくんちよりも美しいとの事。
唐津はSちゃんの地元なので、路駐スポットもすぐに見つかり、曳山のコースにすんなり案内してくれました。
僕は過去に一度だけ、昼の曳山を見た事があるのだけど、偶然遭遇しただけで、しかもかなり遠くから眺めていただけなので、あまり興奮も感動もありませんでしたが、その中でも赤い鯛の曳山だけは印象的でした。
14台ある曳山のうち、今回、その鯛の曳山が見たくて再び訪れたのですが、ラッキーな事に、車を停めたすぐそばが鯛山の町内だったらしく、出番待ちの鯛山にいきなり遭遇。
鯛の曳山は5番の曳山らしいです。
ちなみに、曳山の番号は、作られた日付の古さで決まります。
他にはこんな曳山が存在しています。

1 刀町の赤獅子(製作 1819年・文政2年) 
2 中町の青獅子(1824年・文政7年)
3 材木町の亀と浦島太郎(1841年・天保12年)
4 呉服町の九郎判官源義経の兜(1844年・天保15年)
5 魚屋町の鯛(1845年・弘化2年)
6 大石町の鳳凰丸(1846年・弘化3年)
7 新町の飛龍(1846年・弘化3年)
8 本町の金獅子(1847年・弘化4年)
9 木綿町(きわたまち)の武田信玄の兜(1864年・元治元年)
10 平野町の上杉謙信の兜(1869年・明治2年)
11 米屋町の酒呑童子と源頼光の兜(1869年・明治2年)
12 京町の珠取獅子(1875年・明治8年)
13 水主町(かこまち)の鯱(1876年・明治9年)
14 江川町の七宝丸(1876年・明治9年)

地元の子ども達は、「10人のインディアン」の曲の替え歌で曳山の順番を全て暗記するらしい。
Sちゃんも、鯛をみつけるとすぐに、「あれは5番」といい、その後に続く曳山を順番に案内してくれました。
近くで見る曳山は、装飾や塗りが非常に美しく、毎年丁寧な補修をしているのだろうけど、とても200年も前に作られた物とは思えませんでした。
14台の曳山を見るのが楽しくて、何度も曳山ルートを移動しては眺めていました。
ウーファーの外国人女子二人も、そのオリエンタルな綺麗さに感動したらしく、何枚もカメラのシャッターを切っていました。
城下町の古いたたずまいの唐津の町を、色鮮やかな曳山が通り過ぎる景色は、とても情緒にあふれていて、縁日の屋台も加わって、とても雰囲気の良い空間を作り出していました。

夜、動く被写体をケータイで撮ったのに、奇跡的にフォトジェニックに撮れていた5番の鯛の曳山。

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2008.11.05 16:54 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
駒ノ湯山荘を後にした僕たちが向かったのは長岡。
今日は毎年恒例の長岡大花火大会の日。
ここ数年は毎年来ている。
この花火大会に合わせて秘湯も予約したのだ。

僕が長岡に来たら必ず寄らなくてはいけない場所。
それは、宮内にあるラーメンいち井。
新潟一、いや全国一、いや世界一、いや宇宙一うまいラーメンだと思う。
30分は並ぶけど、並ぶ価値あり。
死ぬ前に最後に食べたいものは迷わずこのラーメンだ。
東京の有名店の店主に食わせたいよ。

神の味 いち井の塩ラーメン 味たま・ワンタンのせ
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いち井の神の味を満喫した後、チャレンジャーで食料や飲み物の買出し。
(去年も同じコースだったなぁ・・・)
長岡駅付近の駐車場に車を停め、毎年の定番ポイントである大手大橋付近の右岸観覧席へ歩く。
しかし今年はいつもの場所が有料観覧席になっていた。
しかたなく大手大橋と長生橋の間の観覧席へ移動。
いつもと同じ時間に到着しているのに、今年はやけに場所のうまりが早い。
いい場所はだいたい取られている中で、なんとかスペースを見つけ、レジャーシートを広げる。
打ち上げ開始は19時25分。
毎年のことながら炎天下の中の4~5時間の待ち時間は長く、きつい。
日差しが強くてDSの画面もよく見えないし、暇つぶしグッズを持って来るのを忘れてしまったので、ひたすら待つ。
その間も喉が渇いて、用意した飲み物だけでは足りずに、コンビニを往復したりして、体力が消耗していく・・・。
汗びっしょり。
寝たり、食べたり、Pをいじめたりして何とか時間を過ごし、ようやく夜の帳が降り始め、だんだんと涼しくなってくる。
あたりは完全に人の海。
スペースはほぼ完璧に埋まっている。
と、前方へ見慣れた女性のシルエット。
歩き格好に特徴のあるあのシルエットは、絶対にあいつだと確信。
暗いし離れているので顔もわからなかったけど、一か八か名前を叫んでみる。
と、びっくりした様子でこちらを振り向く女。
やっぱり、大学時代のゼミの同期のKだった。
もう打ち上げは始まっているのに、今頃会場へ着いて、一家4人で場所を探していたらしい。
空き場所なんてあるわけないじゃん!
というわけで、快く僕らの陣地へK一家をご招待。
だって、何十万人も集まるこの長岡花火大会で、K一家と偶然遭遇できたのは、ほぼ奇跡に近いよね。
多きめのレジャーシートだったので、ぎりぎりなんとか6人納まる。
食べきれないくらいのお菓子を持ってきていたので、Kの子ども達におすそ分けしながら、思いがけない大人数での花火観賞。

Kの旦那は秋田の大曲出身で、僕も秋田出身で、Pも秋田出身。
3人で、長岡花火は果して日本一かという話題で盛り上がる。
結論。
長岡花火も確かに見事だが、一生に一度しか見られないとしたら、完全に大曲花火の勝ち。
新潟大好きな僕だから、両中立的立場の客観的な意見として、これだけは譲れない。

長岡花火2


長岡花火1












大勢で見ていると、にぎやかなせいもあるのだろうか、例年よりも早く時間が過ぎた気がした。
先日見た柏崎の花火の方が、場所もよく、水上花火という珍しい花火を見た事もあり、印象的であったが、長岡花火ならではの大掛かりなスターマインや、フェニックスは、やっぱり迫力があったなぁ。
力技で見せる豪華な花火大会という印象です。
僕の中で新潟の夏の風物詩になりつつある長岡花火に、今年も参加出来た事に幸せを感じながら、帰りの渋滞を迎えるのでした。
2008.10.29 21:34 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
柏崎の花火大会。
昨年は中越沖地震で中止となったが、今年は人々の復興の願いを込めて開催された。
柏崎へ向かう道路は、未だに震災の傷跡が残っているし、通行止めもある。
まだ不便を強いられている人々もたくさんいることだろう。
そんな人たちが、毎年恒例の夏の行事に参加して、復興と共にいつもの夏が戻ってきたのだ心安らげる場になってほしい。
僕は震災の時は新潟市内にいて、まったく被害は受けなかったのだけど、それでも立っていられないくらい揺れた。
柏崎の人たちの恐怖はいかほどだったろうか。
しかし、あれから一年。
花火大会会場に集まっている人たちの顔は、みな明るく、うっとりと花火を眺める顔が印象的だった。
新潟は震災が多いけれども、そんな震災の恐怖や不安を和らげてくれるような、力強い祭りがある。
中越地震の時の長岡花火も「フェニックス」という不死鳥をモチーフにした花火が打ち上げられた。
震災にあった人たちの、花火大会にたいする思いは、想像も出来ないくらい強いに違いない。
そこでさらなる勇気をもらえることだろう。

今回の柏崎花火大会も、二年ぶりの花火大会ということで例年よりも混んでいたのかも知れない。
「早めに」と思い新潟市内を14時前には発ったのだが、全然遅すぎた!
柏崎市内に入ったのは15時半頃。
市内に入った途端に混み出し、会場周辺の駐車場はとっくに満車。
仕方なくパークアンドライドの遠方の駐車場に車を停め、シャトルバスで会場に移動する。
現地に着いたのは17時であった。
そこから場所探しをはじめたのだけれど、なにせ初めての柏崎花火。
どこに座ればどのように花火が見えるのか、まったくわからない。
しかも、会場の地面は、もうほとんど人々のレジャーシートに覆われていて、スペースがない。
かろうじて見つけた場所に、レジャーシートをしいて、一息ついた。
持ってきたおやつなんかを食べ始める。
こうしている間にも人はどんどんやってくる。
お腹もふくれて落ち着いて冷静になると、ふと思った。
「この場所は、決して花火が見えやすい場所ではないのではないだろうか」
整備された公園内なのだが、前方にはトイレや石垣などの障害物もあり、なによりも海上の水面が見えない。
柏崎花火の醍醐味は、海上で爆発する海上花火だと聞く。
この場所に座ってみてしまったら、せっかく柏崎まできた意味がないのではないだろうか。
そう思い始めると、おもむろに席を立ち、レジャーシートをたたんだ。
この期に及んで席を変えることに、驚いているPをひきつれて、先ほどよりもさらに混んでいる会場内をさまよい歩く。
海上が見える砂浜なんて、もう足の踏み場もないくらいの人だらけ。
歩くことさえ難しい。
その中を、目をこらして、レジャーシートとシートのあいだをそろりそろりと歩いて、ようやく1メートル四方もないような小さなスペースを見つけた。
あそこに体育座りで座ればいいや、そう思って速攻でレジャーシートをしく。
足をのばせて見られた先ほどの場所よりも、明らかに狭いが、しばらく座っているとその狭さにも慣れてきた。
そんなに居心地は悪くない。
この時点で、花火がどこから上がるのかまだわかっていなかったのだが、いよいよ大会が始まると、そこはこの大会で一番の優良席であることがわかる。
花火は桟敷席を中心に、海に面して左と右の堤防の先から打ち上げられるのだが、僕らが陣取ったのは右側の打ち上げ場所のすぐ前。
すぐ目前の海面で、海上花火が美しく花開く。
奇跡に近かった。
正直、こんなにいい席だとは思わなかったので、Pとふたりで大興奮してしまった。
しかも、その日は海に向かって右から左に吹き抜ける風。
右の打ち上げ場所の花火は、煙に遮られることなく、非常によく見えるのだが、その煙が左の打ち上げ場所まで漂っていって、左から上がる花火を隠してしまっていた。
その意味で、桟敷席よりもいい席だったかも知れない。
思いがけない幸運に感謝しつつも、初めての柏崎花火を大満喫したのであった。

問題は帰り。
駐車場まで行くシャトルバスが大混雑で、約1時間並び、さらにそこから駐車場に着くまでが約1時間。
結局駐車場を出たのが深夜0時近くであった。
途中帰りの高速道路も深夜とは思えないくらいの混み具合。
新潟市内に着いたのは午前1時過ぎ。
もう疲労でクタクタ。
にもかかわらず、夕食がまだだったので、幸楽苑で深夜のラーメンを食べてから帰った。
疲労と充実感が入り交じった柏崎花火観覧でした。
2008.10.13 07:13 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
ネタがたまりまくっているので、ぼちぼち更新再開です。
またかなり古い話になりますが、以前から気になっていたイベントに今年初めて参加することが出来ました。
それは、「新潟ラーメン博」
今年で3回目を迎えます。
HPはコチラ。

新潟ラーメン博

新潟はラーメンのレベルが高いです。
断言します。
一時期、東京の名店と言われるお店を食べ歩きしたことがあります。
「斑鳩」「麺屋武蔵」「中村屋」「俺の空」「渡なべ」「ぜんや」「世田谷」etc...。
でも新潟のラーメンは決してそれらに引けをとりません。
どころか、それを上回る美味しさかも。
人口当たりの店数とレベルを考えれば、日本一のラーメン県だと勝手に思っております。
きっとに新潟在住で、他県のラーメン事情も知っているお方なら分かってくれるんじゃないかな?

そんな新潟県で、今年で3回目を数えるのが「新潟ラーメン博」
会場は朱鷺メッセ。
巨大なウェーブマーケットのスペースを囲むように、県内外の有名ラーメン店24店が出店しています。
そしてスペースの中心には何百脚のテーブルと椅子が用意してあって、何百人という人たちがラーメンをすすっています。
それはまさしく、ラーメンのためだけに用意された巨大空間。
圧巻です。

普段のお店のラーメンをそのまま出しているお店はほとんどなく、ラーメン博用に開発したラーメン、いつものお店で出している味をブラッシュアップしたもの、3店舗によるコラボラーメンなど、ここでしか食べられないラーメンばかりです。
しかもすべて650円(2杯目以降は610円)。
これはがっつり食べないと。
Pとふたりで行ったので、ひとり2杯、合計4種類食べることにした。
4種類と言っても、24種類から厳選しなくてはいけないのがかなり大変。
来年からは是非ハーフサイズを出して欲しいものです。
で、今年食べたラーメンはこの4杯!
今日やっと画像を貼り付ける術を覚えたので、この地味なブログにもついに画像がやってまいりました。

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1杯目。
『つけ麺大舎厘。(新潟市)ちゃーしゅうや武蔵・一兆・孔明のコラボ店』の『大舎厘。』
スープに使う食材はゲンコツ、鶏などの動物系やカツオ節、昆布などの魚介系、香味野菜と多岐にわたる。これらを長時間炊いた後、じっくりと寝かせることで、それぞれの味をなじませている。ラーメン博にあわせた自家製の極太麺が、スープを絡め取る。麺本来の味もしっかりしているので、個性の強いスープとの相性も抜群。つけ麺用の専用容器は持ち運びも便利。やわらかいチャーシュー、ネギは県内産のやわ肌ネギと地元産を使用。大量に乗せた魚粉は、少しずつスープに溶かし、味を変えながら楽しむ。


これはかなり食べ慣れた味。
一兆や、武吉兆のつけ麺とそう変わらない味でした。
でもやっぱりここで食べたのはおいしかったなぁ。
雰囲気もあるのだろうけど、今年食べたつけ麺一位です。
一兆吉相系が好きな方にはクセになる味だと思います。




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2杯目。
『烈士洵名(長野県)』の『トリプルスープの極上ラーメン』
「寸胴の魔術師」の異名を持つ塚田氏が今回、新たに勝負をかけるのが「トリプルスープ」。魚介系、海草系、鳥系のスープをそれぞれの寸胴で炊き、食べる直前に丼で合わせたもの。また麺は、長野県産の小麦粉を採用。余計なトッピングをあえて排除したのも、スープと麺だけで満足度させる自信があるからこそ。3種類のスープの良さを際立たせる絶妙なバランスが特徴で、中太の平打ち麺はクセがなく、のど越しの良さも抜群 。



初めて名前を聞くラーメン屋さんでした。
新潟と東京のラーメン屋さん意外には疎いので。
でも、写真と説明を見て、今回一番食べたかったラーメンでした。
スープを一口。
初めての味。いち井やのばな、あごすけなど、数種類のスープを丁寧とって、絶妙なバランスで複雑な味に仕上げているお店のラーメンを食べなれているので、最近はスープを一口飲んだ瞬間にその味に驚くという経験はまずなかったのだけど、ここは違いました。
新潟にはない味です。
塩をベースにした、鳥系と魚介系の味が、混ざっているのではなくて、どちらも同時にするような、不思議な味のスープでした。
2杯目にして、ラーメン博のそのレベルの高さに完全に驚く。

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3杯目。
『ノガミ(南魚沼市)』の『チャーシューメン』
トンコツとショウガ、香味野菜などからとるインパクトのあるスープ。ニンニクやショウガなどをラーメン博用に店で提供しているものよりさらに上質かつ高価なものに変更。やわらかいチャーシューは肉のうま味を生かし、シンプルに味付け。麺はコシのある柿渋ポリフェノール麺。伸びにくいというのもラー博では魅力的だ。モチ豚の乱切りチャーシューの部位は脂がほどよく柔らかい仕上がりになる腕肉を使用。スープは大量の豚骨を使用するにもかかわらず、澄んだアメ色。



生姜醤油です。
生姜醤油と言えば、僕は長岡の青島ラーメンしか食べたことがなかったので、あえてチョイスしてみました。
結果、青島よりも好きかも!!
青島は数多く店を出してしまい、店によってマズイラーメンを出すところがあるので、最近はあまり利用していませんでした。
久々に食べた生姜醤油ラーメンは、僕の記憶の中にある生姜醤油ラーメンをベースに、さらなる高みに達しているラーメンでした。
しかもこの味は、普段のお店で出しているラーメンを、ラーメン博用に進化させたスペシャルラーメンらしく、今しか食べられない!
3杯目にして、完全に新潟ラーメンの底力に脳をやられる。
塩沢にこんなお店があったとは。
ラーメン大好きな僕には、狭くて暑い厨房でラーメンを作っている料理人たちが、とても尊い存在に見えてきた。
わざわざ行くのは遠いけれど、そちらへ行く機会があれば是非寄りたいです。
でも塩沢へ行くときは復活した天心も寄りたいし・・・。
ああ、胃が二つ欲しい。

そろそろおなかもかなり一杯なのだけれど、一年に一回きりのイベントなので、もう一杯頑張って食べることにする。
選んだのはコチラ。



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4杯目。
『ののや 三条本店(三条市)』の『海老そば味噌仕立て』
定番の塩トンコツに、下処理に時間をかけ生臭さを飛ばしたエビダシを加えたWスープ。エビの風味とみそのバランスがポイントで、食べ進めると甘辛く炒めたひき肉などの味が浸透し、さらに深みを増す。エビしんじょうは丸1日かけて和風ダシの味を染み込ませた一品。エビしんじょうのあっさり味が濃厚なみそ仕立てのスープとマッチ。エビに合うように多加水の平打ち麺を採用し、プリプリ、モチモチの食感を味わえる。



はっきりいって、これは失敗。
僕の味覚ではNGでした。
山頭火のラーメンが大好きな僕は、その流れを汲むののやのラーメンはとても気に入っています。
新潟から山頭火が撤退した後でも、ののやがあるから塩とんこつのあの味にいつでも会えた。
そのののやが今回出してきたのが海老そば。
うーむ、微妙です。
普段のののやのラーメンとはまるで別物で、海老の味が強すぎて、せっかくのスープの味をダメにしている感じがしました。
この味は、わざわざののやで出さなくてもいいような・・・。
ののやならではの味をベースにしたラーメンを食べたかったです。
4杯目ということもあったのでしょうが、こちらは個人的にはいただけませんでした。

最後を満足の味で締められなかった心残りは有りますが、それでもこんなに本格的なラーメンが食べられたとは驚きです。
有名店のサテライトショプみたいな感じで、本店の味よりも劣っていることを想定していたから。
これならば、来年も絶対に来ようと決意しました。
恐るべし、新潟ラーメン界。
ほんと、素人でも出せるようなラーメンばかりを出している地元(秋田)のラーメン屋の店主達に、爪のアカをせんじて飲ませてやりたいよ。

この記事を書いていたら、またラーメンが食べたくなってきました。
週末は長岡のいち井へGOです。何時間でも待つぞ。
2008.08.27 22:27 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |
秋田を出て、新潟に縁が出来てから早15年余。
その間、噂にだけは聞いていて、いつも行きたい行きたいと思っていたものの、何故か毎年日程が合わずに行けなかったものがあります。
それは、蒲原まつり。
「とにかく屋台の数がすごいよ」「人が多くてすれ違えないよ」などという噂を聞いていた僕は、どんなにすごいものなのか、一度行ってみたかった。
夢見ること15年、今年蒲原神社のすぐ側に引っ越してきたのを期に、ついに行く事が出来ました。

結果・・・予想以上でした。
全国のお祭りに詳しいわけではないけれど、これを上回る規模の屋台街ができるお祭りってあるのでしょうか。
道幅5メートルくらいの狭い路地の両脇(!)に、屋台が約1kmに渡ってびっしりとひしめき合います。
メインストリートから分岐する蒲原神社までの参道はもちろん、蒲原神社の境内のまわり、そしてメインストリートから数本延びている小道にまで、屋台がぎっしりなのでした。
そして屋台と屋台の間を埋め尽くす人の波。
はっきり言って、本当にすれ違えません。
東京の朝の田園都市線の通勤ラッシュ状態です、いや誇張じゃなくて。
道に人が詰まりすぎて、身動きできずにしばらくそこで立ち往生することが何度もありました。
僕が行ったのは19時半頃。
道行く人たちの話では、その時間帯が一番混む時間帯なのだそうです。

これは本当に日本か!?
香港の廟街(男人街)を軽く凌駕する人と屋台の数。
ソウルの鍾路の屋台街よりも、台湾の士林の夜市よりもすごいよ。
この光景を沢木耕太郎が見たら、なんと言うだろうか。
「日本にもあるんです、あの心ふるえる廟街のような光景が」と教えてあげたいが、さすがにちょっと大げさかな。

(※ただし、廟街も鍾路屋台も士林夜市も、あの規模の屋台が毎夜開かれ、毎夜大勢の人が集う、「熱気とパワー」という点において、たった数日繰り広げられるだけの日本の屋台が遠く及ばないのは確かです。福岡の屋台だって、あくまで韓国で言う「ポジャンマチャ(移動式食堂or居酒屋)」のようなもので、この場合の僕がイメージする「屋台」ではないのです。)

その夜は、異国のような日本を、旅行に来た観光客のような目線で、憑かれたように屋台をさまよい歩いたのでありました。
でも、異国のようなスケールの屋台街とはいえ、一つ一つに目を向けると、それは確かに日本ならではの屋台がずらずらとならんでいて、日本の夏祭りの原風景のような光景でもあるわけです。
コテコテのろくろ首が出てくるようなお化け屋敷や射的、ラムネの屋台なんかを見ていると、とてもノスタルジックな気分が盛り上がってきます。
中にはトルコアイスやケバブ、タイラーメンや中国のシャーピン、韓国のトッポッキなど、アジア系の屋台もあり、そのアジア的なスケール感と、日本的なノスタルジーの狭間で、多少混乱気味。
その混乱が、余計に興奮度を高め、とても刺激的な夜になりました。
たぶん「深夜特急」の中で沢木耕太郎が廟街をさまよったときの感覚に似ているのかも知れません。
僕は実際に香港の廟街を歩いても、それほど興奮はしなかったけど、まさに今、「蒲原まつり」において、「深夜特急」の中で、「廟街」を歩いたときの沢木耕太郎が感じた興奮の描写を、初めてなぞることが出来たような気がします。

これは雰囲気を味わうためだけでも毎年来ないと損だよ。
きっと、新潟の人々にとっては、ごく当たり前の初夏の風物詩なのかも知れないけれど、県外出身の僕には、相当なインパクトでありました。

ちなみに、屋台の数が多いだけあって、屋台で出される食べ物も同じ種類の屋台が何軒もあります。
その中から、作っている人の技や、衛生面などをじっくりと比較検討できます。
たばこをふかしながら作っている人、食べ物を触る手でお金を取り扱っている人の屋台は問題外。
少なくともふたり組で切り盛りしている屋台から、作っている人のまなざしの真剣さや、服装や屋台周りの清潔感を基準にして選びました。
そうして、ここだ!と選んだ屋台はハズレがありませんでした。
お祭り屋台の「高くてまずい」イメージが完全に払拭されました。
今回食べたもの。
最近になってやっとそのうまさに目覚めた「新潟名物ぽっぽ焼き」
大阪から来た職人さんが焼いている「たこ焼き」
チマチョゴリを着た韓国人のアジュンマが作っている「トッポッキ」
そして、初めてお目にかかった「海老タマ」。
今回この「海老玉」が一番のヒットでした。
見た目はたこ焼きなんだけど、中身が海老がまるまる一尾とウズラの卵なんです。
これはマジでうまかった。
今年はPと半分こだったけど、来年は絶対にひとりで全部食いたい。
そう心に決めた今年の蒲原まつり。
本当に行ってよかった!
2008.07.02 19:41 | お祭り・イベント | トラックバック(-) | コメント(0) |