こんなにも幸福感と華やかさに満ちたミュージカルがあったとは!
四季の師匠から、絶対に一度は観てほしい作品としておススメされていたクレイジーフォーユー。
いよいよ新潟にやってきました。
内容も音楽もほとんど知らない状態で観に行ったので、期待半分不安半分。
が、不安は完全に打ち消され、期待はそれを上回る満足感で満たされたのでした。
キャストの演技やダンス、ストーリーどれをとっても素晴らしかったです。
その中でも、一番心ひかれたのはその舞台装置。邪道かもしれないけれど。
何度も舞台転換があるのだけど、ストレスを感じることなくスムーズで、簡略化できるところは吊り物で簡単に、凝っているところは凝りまくりの舞台が装置が、僕を引きつけました。
ただでさえ、舞台となる20世紀初頭のアメリカの風景が好きなのに、それが舞台装置として再現されているのなんて最高です。
イメージでいえば、ニューヨークのシーンは東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント、ネバダのシーンはディズニーランドのウェスタンランドのイメージです。
中でも、ランクの経営するホテル&レストランは最高!
1930年代といえば西部劇の時代よりも若干新らしめですが、セットには西部劇に出てきそうなゴールドラッシュが終わるか終らないかの時代の街の雰囲気がよく現れていて、大好き!
特にネバダのシーン、街の広場の場面では店の玄関先だけのセットかと思いきや、、それが舞台上でそのままスライドすると店の内部も表現されていたのにはたまげた。
しかも、開拓時代の面影満載のホテル&バーという、僕がもっともそそられる物件。
ごちゃっとした中に、全ての要素が詰まっている密度の高い空間が本当に好きで、装置の細部まで見入ってしまいました。
バーカウンターもホテルのフロントもピアノも客室も階段もすべて収められていて、ワクワクする素晴らしい装置でした。
さて、キャスト。
ポリーは初見の秋夢子。
アルプに以前載ってたので、存在だけは知っておりました。
超のつく中国人顔。
一目で典型的な中国美人とわかります。
「ここがこうだから中国人顔!」という具体的な定義はできなくても、脳では全体として中国人的な顔を認識するから不思議だ。
そして、自分はああいう中国人顔の美人の顔立ちがキライではない、いやむしろ好き。
ツンとすました顔がよく似合いそうだけれど、その顔が笑顔になるととてもかわいらしく、主役を張る華のある女優さんだなぁと思いました。
初めて観るクレイジーフォーユーのポリーがこの人でよかったって思いました。
ボビーも(おそらく)初めて観る松島勇気さん。
バレエ畑出身らしく、踊りがとても上手。
最初はあまりピンとこなかったけど、話が進むにつれて彼のことが好きになっていった。
確かに、ボビーでいる時よりも、偽ザングラーでいるときの方が魅力的でした。
そして!
大女、恒川愛にまた会えた。
その存在感ゆえか、すごく好きこの人。
前回観たときに大柄な身体でのキレのあるダンスがすごく目立っていて注目していました。
ダンサーなのかなと思いきや、今回の陰の主役です。
助演女優をやらせたら意外にも演技も貫禄と迫力があり上手だったよ。
総じて、ストーリーもキャストも素晴らしくて、とてもいいミュージカルでした。
1幕は歌とダンスがきらめいている典型的なミュージカル、二幕はレイクーニーの笑劇を観ているかのような、シットコム的要素もあって、笑える場面も多かった。
僕の中で「ウィキッド」と「マンマミーア」に並ぶくらいに傑作になりました。
少しだけ残念だったのがラスト。
ちょっと物足りなくない!?。
ボビーとポリーが再会した後、また一幕の最後のような派手なダンスと音楽で〆るのかとおもいきや、案外サクッ終わっちゃった。
カーテンコールも非常に短かったしなぁ。
客電ついたらすぐに拍手をやめて席を立ってしまう観客に問題があるのか・・・。
東京でまた観たい演目が増えました。
最後に、心の叫び。
「劇中、恒川愛の胸の谷間にしまわれたハンカチになりたい。」
『クレイジー・フォー・ユー』@新潟県民会館大ホール 2011.6.4
ボビー・チャイルド:松島勇気
ポリー・ベーカー:秋 夢子
ランク・ホーキンス:志村 要
アイリーン・ロス:増本 藍
ベラ・ザングラー:広瀬彰勇
エベレット・ベーカー:石波義人
ボビーの母:斉藤昭子
テス:恒川 愛
ユージーン・フォーダー:村澤智弘
パトリシア・フォーダー:黒崎 綾
【男性アンサンブル】
ムース:白倉一成
サム:岩城雄太
ミンゴ:大塚 俊
ビリー:石野喜一
パーキンス/カスタス:坂本 剛
ジュニア:川村 英
ピート:玉城 任
ジミー:玉井晴章
ワイアット:澤村明仁
ハリー:大森瑞樹
【女性アンサンブル】
パッツィー:鈴木真理子
シーラ:柴田厚子
ミッツィー:大石眞由
スージー:徳江みさほ
ルイーズ:坂本すみれ
ベッツィー:高田直美
マギー:原田麦子
ベラ:伊藤典子
エレイン:井上佳奈
いよいよ新潟にやってきました。
内容も音楽もほとんど知らない状態で観に行ったので、期待半分不安半分。
が、不安は完全に打ち消され、期待はそれを上回る満足感で満たされたのでした。
キャストの演技やダンス、ストーリーどれをとっても素晴らしかったです。
その中でも、一番心ひかれたのはその舞台装置。邪道かもしれないけれど。
何度も舞台転換があるのだけど、ストレスを感じることなくスムーズで、簡略化できるところは吊り物で簡単に、凝っているところは凝りまくりの舞台が装置が、僕を引きつけました。
ただでさえ、舞台となる20世紀初頭のアメリカの風景が好きなのに、それが舞台装置として再現されているのなんて最高です。
イメージでいえば、ニューヨークのシーンは東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント、ネバダのシーンはディズニーランドのウェスタンランドのイメージです。
中でも、ランクの経営するホテル&レストランは最高!
1930年代といえば西部劇の時代よりも若干新らしめですが、セットには西部劇に出てきそうなゴールドラッシュが終わるか終らないかの時代の街の雰囲気がよく現れていて、大好き!
特にネバダのシーン、街の広場の場面では店の玄関先だけのセットかと思いきや、、それが舞台上でそのままスライドすると店の内部も表現されていたのにはたまげた。
しかも、開拓時代の面影満載のホテル&バーという、僕がもっともそそられる物件。
ごちゃっとした中に、全ての要素が詰まっている密度の高い空間が本当に好きで、装置の細部まで見入ってしまいました。
バーカウンターもホテルのフロントもピアノも客室も階段もすべて収められていて、ワクワクする素晴らしい装置でした。
さて、キャスト。
ポリーは初見の秋夢子。
アルプに以前載ってたので、存在だけは知っておりました。
超のつく中国人顔。
一目で典型的な中国美人とわかります。
「ここがこうだから中国人顔!」という具体的な定義はできなくても、脳では全体として中国人的な顔を認識するから不思議だ。
そして、自分はああいう中国人顔の美人の顔立ちがキライではない、いやむしろ好き。
ツンとすました顔がよく似合いそうだけれど、その顔が笑顔になるととてもかわいらしく、主役を張る華のある女優さんだなぁと思いました。
初めて観るクレイジーフォーユーのポリーがこの人でよかったって思いました。
ボビーも(おそらく)初めて観る松島勇気さん。
バレエ畑出身らしく、踊りがとても上手。
最初はあまりピンとこなかったけど、話が進むにつれて彼のことが好きになっていった。
確かに、ボビーでいる時よりも、偽ザングラーでいるときの方が魅力的でした。
そして!
大女、恒川愛にまた会えた。
その存在感ゆえか、すごく好きこの人。
前回観たときに大柄な身体でのキレのあるダンスがすごく目立っていて注目していました。
ダンサーなのかなと思いきや、今回の陰の主役です。
助演女優をやらせたら意外にも演技も貫禄と迫力があり上手だったよ。
総じて、ストーリーもキャストも素晴らしくて、とてもいいミュージカルでした。
1幕は歌とダンスがきらめいている典型的なミュージカル、二幕はレイクーニーの笑劇を観ているかのような、シットコム的要素もあって、笑える場面も多かった。
僕の中で「ウィキッド」と「マンマミーア」に並ぶくらいに傑作になりました。
少しだけ残念だったのがラスト。
ちょっと物足りなくない!?。
ボビーとポリーが再会した後、また一幕の最後のような派手なダンスと音楽で〆るのかとおもいきや、案外サクッ終わっちゃった。
カーテンコールも非常に短かったしなぁ。
客電ついたらすぐに拍手をやめて席を立ってしまう観客に問題があるのか・・・。
東京でまた観たい演目が増えました。
最後に、心の叫び。
「劇中、恒川愛の胸の谷間にしまわれたハンカチになりたい。」
『クレイジー・フォー・ユー』@新潟県民会館大ホール 2011.6.4
ボビー・チャイルド:松島勇気
ポリー・ベーカー:秋 夢子
ランク・ホーキンス:志村 要
アイリーン・ロス:増本 藍
ベラ・ザングラー:広瀬彰勇
エベレット・ベーカー:石波義人
ボビーの母:斉藤昭子
テス:恒川 愛
ユージーン・フォーダー:村澤智弘
パトリシア・フォーダー:黒崎 綾
【男性アンサンブル】
ムース:白倉一成
サム:岩城雄太
ミンゴ:大塚 俊
ビリー:石野喜一
パーキンス/カスタス:坂本 剛
ジュニア:川村 英
ピート:玉城 任
ジミー:玉井晴章
ワイアット:澤村明仁
ハリー:大森瑞樹
【女性アンサンブル】
パッツィー:鈴木真理子
シーラ:柴田厚子
ミッツィー:大石眞由
スージー:徳江みさほ
ルイーズ:坂本すみれ
ベッツィー:高田直美
マギー:原田麦子
ベラ:伊藤典子
エレイン:井上佳奈