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OLD TOWN DESSERT DIARY

「観ること」と「旅行」が好きなゆえれんの観劇旅食べ記録。コメント歓迎します!

2番目の妹の結婚式に出席するべく東京へ。
土曜日の挙式だったのだが、僕は金曜日のうちに東京に行って、高校や大学時代の友達と会う。
昼に会ったのは、高校時代の悪友。
いつも成績のビリを競い合っていた。
そんな彼も今や外資系保険会社の一流営業マンだ。
時は人を変えるよ、しみじみそう思う。

夜に一緒に飲んだのは、大学時代の女友達。
外交官の妻として、アメリカ、ロシアと転々としたあげくに、その世界にどうしてもなじめず、バツイチとなった。
今は川崎で保育士をしている。
僕の知り合いの中でも、一番の美人だ。
でも、その容姿に似合わず、サバサバしていて開けっぴろげなところが魅力的だ。
10年近く音信不通だったが、今ではよい飲み友達だ。

そしてその夜は駒沢にある1番目の妹夫婦の家に宿泊。

翌、挙式当日の午前中は、これまた別の大学時代の友人と、日本橋のカレーうどんの店へ。
彼は大学時代に一緒に芝居をしていた仲間だ。
仲間の中でただ一人、今も芝居の路を歩んでいる。
大学時代の恩師が、自宅を改装し劇場を作ったので、その劇場で彼の一人芝居をやろうという話になり、計画を練る。

そして午後2時、いよいよ挙式のあるホテルオークラ東京へと向かう。
後で知ったのだが、このホテルは「帝国ホテル」「ホテルニューオータニ」と並び御三家と称されるとても格式のあるホテルらしい。
オークラは新潟にもあるから、そんなに格式のあるホテルだとは思わなかったよ。

ホテルのHPはこちら

外観は古さを感じさせるものの、いざ部屋へと通されると、なるほど確かにグレードが高い。
今回はダブルベッドの部屋に一人で宿泊したのだが、調度品からアメニティに至るまで、品の良さと質の良さを感じさせる。
チェックインして1時間ほどで、ハウスキーパーがタオルやシーツの交換にやってきたのにはびっくりした。
このホテルは、客が滞在している間にも常に完璧な状態をたもっているらしい。
もちろん不要なら断ることも可能だ。
地球には優しくないが、みごとなホスピタリティを感じた。

式まではまだ時間があるので、バスタブにお湯を張り、入浴剤(バブが2種類おいてありました)を入れてゆっくりと風呂につかる。
その後ガウンを羽織って、ベッドで横になっていると、とても気持ちがいい。
空調もちょうど良い温度で、窓からは日本庭園が見渡せる。
なんだろうこの至福感は。
部屋の調度品と僕の波長がマッチして、とても居心地がいい。
これが一流?
今まで過去にホテルに泊まって感じたくつろぎ感の中で、最高の感じだ。

思わずうとうとしていると、すぐに式の時間が来てしまった。
スーツに着替えて、控え室へ。
今回は親族のみのこじんまりとした会なので、儀式らしいこともせずに、20人ほどでテーブルを囲んで
会食をするのみだ。
実はこの会食をものすごく楽しみにしていた。
ホテルオークラの伝統的なフレンチの評判は前々から聞いていたし、妹夫婦も食事にはかなり予算を割いたらしいことを聞いていたので。

参列者が全員集まり、一同の写真を撮ってから会食会場へ向かった。
今回のメニューはこちら。

・ホームメイドスモークサーモンと帆立貝の季節野菜ムース詰め ラヴィオリ仕立て
・オマール海老とラタトゥイユのお菓子仕立て プティ野菜グレックマリネ添え
・ホテルオークラ特製コンソメ ベルメール
・真鯛のポワレ 蛤の旨味エッセンス サフランの香り
・オレンジシャーベット
・特撰牛フィレ肉のポワレ 伝統の赤ワインソース添え シェフのカービングサービス
・季節のフルーツ スープ仕立て
・軽いブラマンジェとシャンパンのハーモニー
・コーヒー
・フランス小菓子

はい、期待通り、すばらしくおいしかったです。
・・・しかし多くは語れない。
実は僕、フレンチに関してだけは、少々味覚音痴である。
おおよそ「うまい」「まずい」の二通りの区別しかつかない。
和食や中華、イタリアンやコリアンなら、味わいの違いを語れるのだけれど、フレンチに関してはどうもダメだ。

でも唯一、コンソメスープだけは、他との違いがわかりました。
「ホテルオークラのコンソメスープ」と言えば、巷では有名らしい。
今回も、コンソメスープのサービスの時には、シェフがわざわざ登場して、3日前から仕込んでいたことを説明していた。

飲む。
・・・むむむ、なんだこの牛牛感は!
ものすごく、牛のフレーバーが強く出ていた。
JALやANAのコンソメスープに慣れきっていた僕には、多少ヘビーすぎるお味。
本当に「ビーフからコンソメを抽出しました!」って言う肉肉しさがただよっている。
これが一流の味か。
僕の舌には少々手強かったけれど、通の方には大喜びの味かも知れない。

総じて、本場フランスの味に近いのだと思う。
素材それぞれの味を強烈に引き出す料理方法で、日本向けにアレンジすることなく、伝統のフレンチの味を守り続けているのだろうな、そんな印象を受けた。

普段、自分からフレンチを食することもないので、この機会に一流のフレンチの味を堪能できたのはよい経験になった。
妹夫婦に感謝。

食事会の後は、一度部屋に戻り休憩した後、ホテルのバーで新郎新婦の兄弟とその連れあいのみで、二次会。
普段飲み慣れないカクテルなんかを飲みながら楽しく語らいました。
あとで値段を見てびっくり。
さすが一流ホテルは値段も一流。
ほとんどのカクテルが一杯2000円以上・・・。
生ハムも欠片が数枚お皿の上に乗っかってるだけで2000円。
でもまあハレの日だからということで、あんまり気にならなかったけど、それでも普段使いはとうてい出来そうにない。
それにしても世間にはお金持ちが多いものだ。
100席近くあるバーは常に満席状態であった。

夜も更けて、名残惜しさを残しつつ解散。
快適な部屋で一夜を過ごすと、翌朝は叔母と3番目の妹と朝食をとりに、日本庭園が見渡せるテラスレストランへ。
シティホテルの朝食と言えばブッフェ。
十分な種類と質ではありましたが、朝食に関しては他のシティホテルとそんなに開きはない印象であった。
ちょうど当月のクウネルでも紹介されていた、ホテルオークラ伝統のフレンチトーストを食べたかったけど、宿泊についてきた朝食券では食べられないみたい。
いつか食べてみたいな、オークラのフレンチトースト。

10時にホテルをチェックアウトした後は、家族と別れ、一人葛西の友人夫婦宅へ。
その日は飛行機の時間まで、その友人夫婦、双子の男の子、女の子と一緒に過ごす。
横浜の中華街までドライブしてから、中華の昼食。
双子のふたりは、彼らが物心ついてから初めて会うのだが、とても僕になついてくれて楽しい時間を過ごせた。
中華街の後、その足で羽田まで送ってもらい、飛行機で帰宅の途についた。
僕にしては珍しく、短期間充実型の旅だったが、非常に満足できた3日間でした。


ホテルオークラ東京
部屋     ★★★★★
接客     ★★★★★
バスルーム ★★★★
食事     ★★★★

2008.07.05 20:02 | シティホテル・ビジネスホテル | トラックバック(-) | コメント(0) |












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